カタログがいっぱい!!
レジ袋撤廃。レジ袋削減といったことがニュースになっている。
たしかにゴミを捨てるときに、それ自体がゴミになるし、場合によっては袋だけ捨てるときがある。地球的にはほんの小さなことではあるが、一歩一歩の積み重ねが生活習慣をも変えるような大きな動きになるかもしれない。
さて、身近なところで「アレっ」というものがある。
「商品カタログ」
商品の宣伝・普及・その価値を高める・メーカーのイメージを決める・・・などいろいろとその効果は計り知れない。ただそれがないと不便ではあるかもしれないが、なくてはならないものでもないと思う。
現代は、商品の情報などがインターネットを通じれば、あふれるほどふんだんに知ることができる。PC関連の商品のなかには取扱説明書がなく、パソコン上の電子マニュアルのみになっているものもあるくらいだ。
では、「カタログはすべてPCを参照してください。」というのも乱暴すぎる。高齢者などのPC弱者はまだまだ多いし、なにか手元に残るものがないとなんとなく心細い気がする。
カタログの存在価値はあるが、商品を販売する店舗にあふれるあのカタログの山はなんなのだ。
どうやら季節ごとに刷新されるようで、そのたびに古い残ったカタログは存在価値がないので「破棄」されるのだろうか。ゴミの山を意図的に作っているようなものだ(もったいない)。
生産作成側のメーカーもその製作にたぶん何億もの金を費やしているだろう。そのうちペイできる回収効果は、はたしてあのカタログの量にみあったものがあるのだろうか。いままでの商習慣として続いているからでは、考えが今の時代の潮流にはあっていないのではないか。
いまに「あたり前のことが、あたり前でなくなる日」が来ることがありうるのだから。消費者である自分たちももっと身近なものに常に疑問符を突きつけなければならないと思う。