哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

ウルトラマンかっぽれ -末廣亭 六月下席-

2017-06-30 23:48:51 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
6月下席千秋楽を末廣亭で…。

「信者のみなさ~ん。集合。」

末廣亭の六月下席はまさしく“オールスターキャスト”(こんなの正月顔見世興行以来です)

お目当てはもちろん、人気者や色物の演者がそろいにそろって…、しかも大トリは…ああ、代演ですか!!(実はスケジュールを読み間違えました。信者のみなさん残念!!)

こんな時は昼席・夜席通しでいきたいところですが、今回は昼席まで。(月末の真っ昼間に寄席見物ができるだけで…ね…ね。昼席だけでも“中身は濃い”ですよ)



開演1時間前に行くと雨の降る中早くも行列が…(ひぇぇぇぇ)早めに行列に並んで、椅子席2列目(やはり最前列は厳しい)しかも7番の席。

末廣亭2列目7番の席は落語の演者から見るとちょうど目と目が合う席です。(向かって右に顔をむけた時に)これまた違った緊張感を楽しみに昼席に臨みました。

開演早々亭内は桟敷席はもちろん2階席までいっぱいに…こうなると観客も演者も熱気でノリノリに…開口一番に続いてジャグラーのストレート松浦さんが大サービス

その次は二ツ目昇進の女流林家あんこさんの「道具屋」

八代目正蔵ゆずりの「格子のオチ」で決めた後、いきなり着替えて「うわぁぁぁウルトラマンでかっぽれ」を踊っちゃいます。

二ツ目さんで「すんげぇぇぇ」粋な計らい!!しゃべりもしっかりしていて、顔の表情も豊かで、これはこれは有望ですよ…。

以降人気者が続きます。一之輔師匠「眼鏡泥」志ん輔師匠「替わり目」さん喬師匠「長短」伯楽師匠「宮戸川」…

途中に出演する色物もジャグリング・粋曲・アサダ2世さんの奇術(きょうはちゃんとやりました)にゃん子金魚さんはあいかわらず(バナナの差し入れあり…)

漫才はロケット団(時事ネタを間髪取り込む回転の速さはキレてますね)大神楽の小雪さんまで落語以上にこちらもそろいにそろって一時も気が抜けない演出を見せてくれます。

中入り後はまず柳家さん助師匠の「胴斬り」。(初聴の演目)

これはこれは…ですよ。ナンセンスでもありホラーでもありSFチックだけど上方古典落語だそうでおもしろかったですね。(ぜひ上方の落語家さんで聴いてみたいです)

そんな古典だけど新作っぽいネタで始まって続いての正蔵師匠は「読書の時間」小ゑん師匠は「吉田課長」

昼席トリの喬太郎師匠はオチがしっとりと決まった「ハンバーグができるまで」まで新作落語の秀作が続きました。



演者も観客も中身もノリに乗った六月下席昼席。4時間半があっという間に盛りだくさんに過ぎてゆきました。

あんこさんの「ウルトラマンかっぽれ」と“ナンセンスホラー”「胴斬り」がアタマから離れない一日となりました。





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傘をさして

2017-06-30 22:48:04 | 出来事
「あっ…」

そういえばひさびさだな、傘さしたの…。

外出で駅までトコトコと…。

クルマで外出する機会が多い中、たまには歩いて…っていう日に雨が。

梅雨だから“あたりまえ”かもしれないが、傘をさしての外出ってひさびさ…。



外を歩くと、普段通り過ぎる光景も見えてきます。

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プール熱?

2017-06-28 21:45:58 | ちょっと気になる
数日前から喉が痛いんですけど…

そういえば、数日前コイツに顔の前でくしゃみくらったけな…(猫のかぜはしつこいんじゃないかなぁ…)



なんて思っていたら、最近「プール熱」っていうものがはやっているらしい。

喉が痛くて、微熱が出て、カラダがだるくて…おおぉぉぉぉぉ。

これは「プール熱か…」くわばら・くわばら…。

「くわばら、くわばら…」って菅原道真が大宰府に流されて憤死し、雷神として復讐したときに「桑原」という地には雷を落とさなかったとか…

雷除けのおまじないから「くわばら、くわばら…」と唱えたのが始まりだそうで、なにか災いとかが落ちないよう、来ないように唱えるコトバとして伝えられたようです。

・・・・まあそれはいいんだけど、はやく直さんとね…。
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泡盛もらいました

2017-06-26 22:48:52 | 出来事
「琉球泡盛 ロイヤル瑞穂」突然もらいました。

アルコール度数43度だって…でも、

お土産としてはいいんだろうけど…でも、

下戸な自分から見ると…ひとくちくらいかな。

せっかくもらったのに…。

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いつもの中華丼だけど…

2017-06-25 22:23:15 | 今日のメシ
「中華丼お願いしま~す」

「ハ~イ、チュウドン1丁…」

あいかわらずごはんと相性が良い“とろみ系どんぶり”を選んじゃうんですが…。

きょうはあまり見ない若いコックさんが鍋を振っていました。

着丼すると…とろみがいつも以上に強くて…こういうの好き!!

中華屋さんっていうか「人に食事をだす」飲食店って、ある程度作り方・味というのは決まっているじゃないですか。(違っちゃうと困るし…)

当然作る人によって…、その時の状況によって…多少の違いがあるのは“ある程度”しかたないことです。(アタリはずれがあるのは困るけどね)

いつも思うんだけど、人さまにメシを失敗なく作れるだけで尊敬しちゃいますよ。だって自分で作って自分で食べるなら、自分好みの味付けでいいんだろうけど、

人に食べてもらうのだから味付けは万人向けにしなければいかんでしょ…しかもこれをどんな時も安定して作れるんだから…。

今日は味はもちろんだけど、この“とろみ”…とろみがごはんと相まって、いつもの中華丼だけどちょっと得した気分になりました。
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久が原 益の湯に浸かる

2017-06-24 00:23:04 | 銭湯・温泉
「これぞ!! まさしく駅前温泉!!」

五反田駅から“東急温泉ライン(自分で勝手に名づけちゃいました)”池上線に乗り込みます。

池上線沿線はまさしく「温泉の宝庫」ですから…。

 

久が原の駅を降りて「歩いて41歩(実測)」で「天然温泉 益の湯」さんがあります。

駅前温泉とはこのこと言うのでしょう。しかも大田区ですから天然温泉・黒湯が楽しめる便利な便利な銭湯です。

ここの黒湯はそれほど黒くはないのですが、入ったとたん“肌がぬるっ”てくるくらい泉質効果が高く良質です。(かけ流しで加温のみだそうです)

黒湯の浴槽内も深いのですが段差があって、そこにちょこんと座れば(座湯)ちょうど胸の深さで半身浴にもよく、たいへん居心地が良いものです。



良質な黒湯のおかげで、銭湯を出て(すぐ駅ですから)池上線に乗り込んでも汗が引かないくらいポッポポッポしちゃって、周りの人にジロジロ見られちゃう位。

この辺に住んでいる方はもちろん、気軽に黒湯を楽しみたい方にも久が原駅前の「益の湯」はとっても便利で「思い立ったら…」で気軽に立ち寄れる温泉です。

駅降りたら歩いて41歩ですよ。
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世界報道写真展2017

2017-06-23 00:20:42 | ちょっとそこまで。
今年も恵比寿TOPミュージアム(写美ではない)でおこなわれている「世界報道写真展」に行ってきました。

多くの大判写真のなかで、ある1枚の写真の前で立ち止まざるを得ませんでした。

自宅の家の前で「なにか…」を訴える少女のまなざし

今年の報道部門の題材はやはりシリア・イラク内戦、そしてIS問題が多く展示されています。

  

毎年思う事ですが、そんな過酷な状況の下で生活する庶民の営みがクローズアップされ、写真を通して何かを訴えかけるのです。

自宅の家の前でカメラに向かって「なにか…」を訴える少女、まさしく写真を見る者に直接問いかけているようなその光景は

現場のひっ迫した状況はわかりませんが、自分のココロのなかに焼き付いて、「なんとかしたい…」なんてやり場のない感情が沸きあがるものです。

どうすることもできないのですが、何とかしたいという衝動はこの1枚の写真からもひしひしと伝わってくるのです。写真の前から動けないくらい。

いま、この時間にも世界のどこかでは命をかけて、ぎりぎりの生活をしている人がいるのです。

運命・宿命では片づけられない、「現実」というものを背負いながら、必死に「生」を得ようと営みが続けられているのです。

ミュージアムを出て恵比寿の駅に向かう道すがら…ふと「平和ボケだよな…」いまの日本のさまざまな出来事って…なにもかもがばかばかしく思えてきて。

国によって地域によって宗教によって人によって感じ方受け止め方は違うし、いまの生活を振り返ることもないのでしょうが、

毎年この報道展を見るたびに「なにか…」を見せつけられて、自分の感情が震えだすのを憶えるのです。

最後に印象に残ったもう1枚。

真っ青な大海原に漂う一体の避難民と思われる遺体…これが現実なのです。
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ホットスプーンで牛すじ煮込みカレー

2017-06-22 00:18:02 | 今日のメシ
池上線に乗る前に、五反田の街へ…

ちょっと遅い昼飯に、前から気になっていたお店に。

「ホットスプーン」というカレー屋さん



「牛すじ煮込みカレー」だってさ。「牛すじ」「煮込み」って書いてあるだけでうまそうでしょ、しかも辛さとライスの量が選べて腹の調子と相談だ。

「牛すじ煮込みカレー」辛口中盛りに「3種のトッピング」追加(玉子とほうれんそうとトマトブロッコリーにしました)で注文。

ライスとともに鉄鍋に牛すじルーが入ったグツグツアツアツ状態で到着しました。やっぱカレーですものアツアツなのはいいですね。

ドロドロ系のカレールーでライスの上にかけちゃって、ビジュアル的に「うまそ~」。

もちろん味も(辛口選んで正解!!)けっこうスパイスが効いているし、なんといったって牛すじ肉がライスにからんで食がススムススム…。

あっという間に完食(ありゃ、大盛りにすればよかった)

「牛すじ…」以外にもメニューがあるしアレンジできそうなんで、また五反田立ち寄る時には…再訪かなです。

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下高井戸・月見湯に浸かる

2017-06-21 00:12:10 | 銭湯・温泉
駅前に市場があったり、学校がたくさんあったりして、いつも“ごちゃごちゃザワザワ”していて活気がある下高井戸の駅に降りて、日大のほうに商店街を歩いてゆくと

住宅街の中に温泉があります。「月見湯」です。

 

メタケイ酸フェリイオン(鉄分)を含む天然温泉で、住宅街であり学生街でもありますんで気軽に温泉がたのしめる身近な銭湯として人気があるようです。

浴室に入ると、まぁ~広い浴槽があり開放感もあってのんびりできそうですよ。

ジャグジー・電気(苦手)併用の白湯は40度くらいの湯温、そこに別に仕切られた浴槽があって42度の湯温表示になっています。

…でも、足を入れたとたん「自分の足指先センサー」がピリピリ反応しましたよ。表示は42度ですけど、この指先ピリピリからすると44度くらいありそうです。

一番広い白湯も40度表示でしたが、こちらも実際は42度くらいありそうで、普通の人から見ると“熱めの風呂です”(このくらいほうが好きです)

もう一つの浴槽は天然温泉かけ流しの湯で、若干薄茶色しています。こちらはぬる目なんで長湯には最適ですね。

併用されているサウナの前には源泉かけ流しの水風呂があり、これが気持ちいいですね。最初は冷たく感じますが、カラダが慣れてくると下界の暑さからみるとちょうどいいくらいです。

月見湯はどの浴槽も広いので、混んでいなければ自分の思いのまま足を投げ出して、おもいっきり“まったり”とできます。


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附子・黒塚 -国立能楽堂-

2017-06-20 23:10:32 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
「ただ喰え、ただ喰え…」「扇げや、扇げ…」(狂言「附子」から)

今年も国立能楽堂で開催される能楽鑑賞教室に参加しました。

能・狂言の普及を計って、中高生向けの公演ですが一般の人も見ることができます。(非常に人気が高く、チケットがなかなかとれません)

内容もまずは「能楽のたのしみ」という実地体験での解説があり、狂言と能が一演目づつ演じられます。いづれも初心者でもわかりやすい演目を選んでいるのでわかりやすいです。

また普段の公演にはない、あらすじ解説付きのパンフが配られ、しかもイラスト付きでわかりやすく、これを読んでおけばけっこう理解できますよ。

  

毎回楽しみにしている狂言は「附子(ぶす)」という演目。大げさな身振り手振りと喜怒哀楽を兼ね備えていつもながら“おもしろい”ですね。

昔も今も、同じ人間が考える行動・しぐさは不変なもので、狂言はそんな人の滑稽さを表現しています。(演目の詳細は割愛します)

能は「黒塚」という演目。

山伏が山の中の一軒家で一晩過ごそうと考え、家主である女性とのやり取りからはじまります…糸をつむいだりして生計を立てているようですが…なにかがおかしい……………。

そして後半は鬼と化した女と山伏との激しい動きをまじえた応戦が見ものになります。



狂言・能といった古典芸能は“むずかしい”“堅苦しい”“わからない”というイメージがつきまといますが、見る側が舞台を見ながら大いにイメージをふくらまして

話についてゆければ、けっこう身近でどこにでもありそうな人間の所業を劇にしているので、理解は深められると思います。

今回も狂言では随所でクスクス笑いが自然に起こり、はなしコトバがむずかしくてもその仕草は昔も今も変わらず、話にはついてゆけます。

狂言はちょっとした寸劇みたいで、何度見てもおもしろいですね…。

こういった日本固有の古典芸能はこれからも伝承してゆかねばならないだろうし、今回参加した中高生が少しでも理解をしてゆけばすそ野が広がってゆくはずです。

また事あるごとに公演をチェックして鑑賞したいと思います。
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