哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

平井 中の湯に浸かる -銭湯をめぐる222-

2024-11-27 08:57:00 | 銭湯・温泉

「ひさびさの熱湯ですよ・・・」

最近開拓している総武線沿い、平井駅で下車(「平井 吉野湯に浸かる」2024-8-11投稿以来)

平井駅北口から、荒川にかかる平井大橋方向にトコトコ歩きます。ここも下町なんで、活気とにぎわいは・・・なんか人通りもあまりない、どこにでもある住宅街が続きます。

京葉道路を越えた平井大橋のたもとに、今回訪湯する「中の湯」さんがあります。

 

外観はマンション型銭湯ですが、創業は昭和10年といいますから、もう90年以上の歴史ある銭湯です。

マンション型銭湯にリニューアルし、2年前にも内装を変えて現代風の銭湯に変わりました。

でも下町の銭湯らしく、下足箱から男湯・女湯にわかれての入館、そして番台スタイルも変えずに・・・でもまったく古さは感じません。

さっそく浴室に入ると正面には田中みずき氏による“かわいらしい”富士山と海原の風景があり、うまく配置されたカランの向こうにある浴槽は

半身浴もできる白湯とジェットマッサージ深座湯、囲まれた部屋になっているミスト風呂の構成

カラダを清めてまずは白湯へ・・・そっと足を入れると「おお…熱いぞぉ」

入れない熱さでもない、湯温計は44度をさしています、ゆっくりとカラダを沈めてじぃ~とじぃ~と首まで浸かって、がまんがまん。

最近行く銭湯はどこもちょうどいい42度くらいの湯温で、カラダがそれに慣れちゃっているもんだから、普段から「熱湯好き」を豪語している身としてはなんでもない湯温のはずですが

今日は“体調悪いのかな…”数分入っているのがやっとで湯から出ちゃいました。(はずかしい)

マッサージ座湯とミスト風呂を交互浴しますが、今日は耐久性がなくてのぼせ上っちゃう始末

井戸水利用の薪沸かし、とっても柔らかくてカラダあたりの気持ちよい良質な湯です。

・・・なんでじっくりと「湯」を楽しみたいところですが、熱くてね・・・もったいない気持ちを残しながら、一通り湯を楽しんだところで出てしまいました。(あ~あ)

下町の銭湯の雰囲気を肌で感じながら、熱めの湯を楽しめた平井中の湯、いいお湯でした。

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調布 鶴の湯に浸かる -銭湯をめぐる221-

2024-11-25 23:04:00 | 銭湯・温泉

京王線調布のとなりの西調布駅に初めて降ります。

「にし・ちょうふ」なんて駅名なんで、あとから付けたような“なんてこと”ない所かなぁ…と思っていたら

近くを旧甲州街道が走っていて、古くからの商家や家屋らしいもんが点在していて、駅にちかい上石原は新選組・近藤勇の生家があったり、FC東京の会社があったり・・・

「西・調布」なんて安易な名前とはいえ、駅周辺はむかしから栄えていたようで・・・駅から旧甲州街道をしばらく歩いていくと銀色の煙突が見えてきて、

宮造りの外観建物の由緒ありそうな「調布・鶴の湯」に到着、さっそく訪湯します。

創業時期があいまいですが、入館して脱衣所に入ると「築60年大事に使ってください」の注意書きがあったんで、その位の歴史ある銭湯のようです。

さっそく浴室へはいると定番の浴室画はないのですが、なにか歴史を感じさせる幾何学模様のようなオブジェが壁に張り付いていて、

昔ながらの高天井で解放感もあり町の公衆浴場の雰囲気が漂っています。

浴槽はめずらしい回転水流の出ている円形浴槽とバイブラでんき風呂、仕切られた部屋にある人工ラドン温泉、ラドンスチームサウナ、水風呂の構成です。

井戸水・薪わかしのカラダ当たりの良いやわらかで、とてもあたたまる泉質。湯温も42度前後で(体感)長湯もたのしめて、しばし“まったり”としてしまいます。

人工ラドン温泉は建物内に「ラドン発生器」なるものがあって、仕切られた部屋に囲まれラドン湯質とともに湯気からのラドンミスト効果もえれれるような工夫されたものです。

ラドンミストサウナも湿式ミストで湯気で満たされており、ぐっしょりとカラダを包んでくれます。

まだ開場して早い時間でしたが、けっこうひっきりなしに利用客の姿があり、みなさん常連客のようでさりげない会話があちこち飛び交っています。

ざわざわとして街の社交場のような活気があり、とてもほんわかした雰囲気が漂います。

西調布・上石原、古くからの家並みが点在する中、ポツンと存在感のある銭湯、調布・鶴の湯、その雰囲気とともにいいお湯でした。

 

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旭湯に浸かる、伊勢の夜 -熊野・伊勢への旅 2024初冬⑨- -銭湯をめぐる220-

2024-11-15 23:32:57 | 銭湯・温泉

伊勢市に夕刻着。紀伊勝浦を昼頃たって伊勢に夕刻、列車の乗り継ぎはスムーズでしたが意外と時間はかかるもんです。

到着した伊勢市駅はJRと近鉄の共同駅であり、駅前から伊勢神宮外宮(明日行きます)はもう目の前で、伊勢神宮への玄関口です。

ただJRよりの利便性の高い近鉄は次の宇治山田駅をメインに考えているようで、駅舎を比較すると歴然です。

 

そして時間があったんで“いつものくせで”初めて降りる街をさまよいます・・・駅から伊勢神宮外宮にかけてはやはり観光客・参拝客がひっきりなしに歩いていて

当然お店屋さんも多く軒を連ねていて結構なにぎわいと活気がある街のすがたをしているんですが、反対側(近鉄側」の駅舎は・・・なにこれ?って感じの貧祖なもので

一地方都市のローカルな駅舎のようなもの、駅前も人通りも活気も感じられず、有効活用できないためか空き地という空き地は時間貸しの駐車場ばかりの駅周辺

線路を挟んでこんなに街の姿がちがうなんて、しばし呆然唖然としてしまいました。

伊勢の街はそれだけ「伊勢神宮」という観光スポットに頼らざるを得ないくらいの街のすがたが、この駅周辺の街並みから浮き彫りになっていました。

 

そんな伊勢の街で、ここでも旅先で地元の雰囲気を味わおうと、伊勢市内唯一の銭湯「旭湯」さんを訪湯して、今日一日の疲れを癒そうと思います。

「汐湯・おかげ風呂 旭湯」

伊勢の駅からほんの数分のところにある銭湯で、どうやら地元の人はもちろん、うまく情報発信していて自分のような観光客や口コミ客を取り込んで、けっこうにぎやかな銭湯のようです。

2階のエントランスから入場してさっそく浴室へ・・・、昨日の新宮・なぎの湯と違ってアミューズメントのような銭湯の形式で、いろいろな湯を楽しめます。

高温白湯(でもあまり熱くはない)電気風呂・マッサージ風呂・有料サウナ・スチームサウナ(休止中)水風呂、そしてここの目玉が「清めの湯」

なんでも毎日二見浦から海水をくみ上げて塩分のある風呂として楽しめるとのこと

ちょっとぬるめの湯ですが、泉質のおかげ(ナトリウム泉)でカラダの温まりも良く、湯もなめらかなんでとても気持ちいいですね。うとうとしちゃいます。

今日一日の旅を回想したり、地元の人?ともさりげない会話をしたりして(「旅の途中なんですよ・・・」)なかなかほんわかいい雰囲気で旅先での湯を地元の人に混じって楽しめます。

伊勢神宮参拝を明日に控えて、旅先での湯に癒されてとてもいい気分で銭湯を後にしました、伊勢「旭湯」さん、とてもいいお湯でした。

 

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なぎの湯に浸かる、新宮の夜 -熊野・伊勢への旅 2024初冬⑥- -銭湯をめぐる219-

2024-11-13 21:55:00 | 銭湯・温泉

熊野・伊勢への旅 1日目の宿泊地は新宮です。

東京を朝一番の新幹線に乗り込み、名古屋から特急南紀で新宮まで、熊野本宮大社、速玉大社そして神倉神社まで急ぎ足で駆け巡りました。

そして最近の旅のトレンドとして、普段の東京でも積極的にあちこち出没ししている銭湯めぐり、これを旅先にあれば・・・で、訪湯しちゃいます。

(岩国・こんぱる湯 2019-11-15 松本・塩井の湯 2019-11-25 新潟・旭湯2020-10-29 ・・・・・・)

宿泊ホテル・旅館のいわゆるユニットバスなんてただただ機能的だけで「湯」「風呂」を楽しめません。

せっかく旅行してここまで来たんだから、地元の人が通う銭湯があれば、湯も楽しめるし、雰囲気や地元の人と少なからずコミュニケーションできるじゃないですか。

こんな楽しみってないですよ・・・そこで今夜の新宮市内で唯一の銭湯「なぎの湯」さんを訪湯しました。

 

駅から海の方へあるいて4・5分の住宅街の中にあるマンション型銭湯で、「新宮市公衆浴場・・・」と明記されているんでどうやら新宮市が開設したようです。

さっそく入ると番台形式のスタイルで、脱衣所も広く明るく、浴室に入ると正面に浴室写真画(?)富士山と茶畑が描かれています。(日本全国やはり富士山なんですかね)

湯船は深座湯白湯とちいさな白湯、スチームサウナは閉鎖中ですがその水風呂のシンプルな構成

湯温も42度くらいでブクブクとバイブラもないんで湯面も静かなもんですから、ゆったりと湯にカラダを預けてふぅ~と癒されます。

気持ちいいまったりとした湯で、しかもけっこうカラダも暖まるんで、海も近いことですから多少のナトリウム泉質なのかもしれません。

地元の常連さんらしい人が入れ代わり立ち代わりと入湯します。銭湯は銭湯なりのしきたりみたいなものがあるんで、

自分のような外様な人間は余計な事をしないように静かに静かにただただ「湯」を楽しむばかりです。

新宮唯一の銭湯「なぎの湯」、泉質も良くカラダの疲れも取れてとってもいい湯でした。

銭湯でひとっ風呂浴びた後、もう一つは今日の夕飯、これもせっかく・・・なんだから地元の人が通うお店屋さんへ。

こういうのはホテルの人にずばり聞いちゃうのがいいんで、そこで紹介された居酒屋さんで今日のめしは決定。

居酒屋で地元メシ。定食を・・・「勝浦産まぐろ定食」「名物手羽先」ホテルで夜食用に「めはりずし(高菜漬けで巻いたおにぎり)」を満喫します。

居酒屋の大将と旅の話、この前の選挙の話(地元で話題の人がいましたからね)串本でのロケット打ち上げの話、夜行バスの話・・・短い時間でしたがいろんな話をして盛り上がりました。

銭湯も居酒屋も地元の人が通うようなお店で、この輪の中に入るのもまた「旅の楽しみ」「旅の思い出」になるようで、熊野への旅1日目は終わりました。

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鐘ヶ淵 田中湯に浸かる -銭湯をめぐる218-

2024-10-08 08:11:00 | 銭湯・温泉

東武スカイツリーライン・鐘ヶ淵駅を初めて下車

荒川と隅田川に挟まれた、まさしく“下町”の雰囲気が漂っていますよ・・・

こういう街って風情を味わいたくて、ついつい「迷い歩き」たくなるんですが、今日は銭湯めぐりが主ですから、日を改めて“あてどなく”さまよいたい街ですね。

鐘ヶ淵の駅を降りて(興味あふれる駅構内の様子は後述します)細い路地に入り込みます。

古くからの密集した住宅街のなかをトコトコ歩くこと4・5分くらいで、今日訪湯する田中湯さんに到着します。

隣り合って密集する住宅街の中にある田中湯さんは、宮造りの外観に“銭湯ここにあり”の存在感がある煙突があって(沸かしているんで煙がもくもくと…)

近所の“お湯屋さん”といった存在で、すっかりこの街の生活に溶け込んだような公衆浴場です。

           

のれんをくぐり館内へ、昔からの番台に快活のいいおかみさん(?)がいて迎えてくれます。

浴室に入ると、正面に浴室画が…浴室画がなくて一面白い壁、むかしは浴室画だったんでしょうね、この白い壁は。

カランでカラダを清めて(カランの湯がめちゃくちゃ熱いの、水で薄めながらカラダを洗いました)湯船に入湯します。

浴槽は備長炭の白湯(マッサージ2基併設)とバイブラ深座湯の構成で、湯温はこの時期気持ちよい42度くらい。

この湯が井戸水・薪沸かしの湯で、備長炭でろ過してあるもんだから、ほ~んと気持ちいいのね。

湯あたり良く、やわらかくて、手触りがヌルヌルしていて、湯船に浸かるとほんわかしちゃって、気持ちいいのなんの・・・。

アトラクションみたいにいろんな装置を駆使しての湯船よりも、こういうシンプルだけど「湯」を楽しむっていうの好きなんですよね。

カラダを清めて、湯にどっぷりつかって、しばし瞑想の世界に浸れる空間、「銭湯」ってこういう普段の生活では味わえない時間を楽しめる贅沢な時です。

出入りする地元の常連さんのすがたをぼぉ~と眺めながら、夕方のひとときをまどろみました。

下町の住宅街の中にあって、この街の生活にすっかり定着した、まさしく“近所のお湯屋さん”「田中湯」、ほんといいお湯でした。

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東中野 健康浴泉に浸かる -銭湯をめぐる217-

2024-09-25 22:46:22 | 銭湯・温泉

東中野の駅を降りて、駅前から延びる「東中野ギンザ通り」のにぎわいのなかをトコトコと5・6分、

そんな駅近の雑踏の中にある、小ぎれいな銭湯“その名も”「健康浴泉」を訪湯します。

  

1961年創業、2020年12月にリニューアルされて、オール軟水の和モダンな現代風の銭湯になったようです・・・で、さっそく入浴

浴室内は定番の浴室画はありませんが、浴室全体がやわらかな光に包まれたリラックスムードの雰囲気もあって、最近の銭湯ってこんな感じ多いなぁ・・・と。

カランの配置をうまくとってあって、1つ1つの浴槽も規模の割には広めにとってあっていい感じですよ。

オール軟水とのことで湯あたりの良いやわらかな湯で、浴槽はアロマ炭酸泉の薬湯、シルキーバス、ボディジェット、電気風呂、有料サウナに水風呂の構成

湯温も40度前後と熱くもなくぬるくもなく、広めの浴槽で人に気兼ねなくカラダを湯にあずけてぽけぇ~と・・・時間を忘れて長湯ができてリラックスできるひととき。

都会の雑踏の中でこんな贅沢な雰囲気と空間を味わえるしあわせ・・・「あ~きもちよかぁ・・・」と声には出しませんが、カラダにもココロにもプラスになる銭湯です。

駅に近くて便利でしょ、オール軟水のやわらかな湯と時間を忘れて癒される空間、そんな東中野・健康浴泉、いいお湯でした。

 

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落合・松本湯に浸かる -銭湯をめぐる216-

2024-09-16 00:48:42 | 銭湯・温泉

東中野の駅を降りて落合の方へトコトコと歩きます。(街中をキョロキョロしながら歩くのが好きです)(地下鉄落合の駅が一番近い最寄り駅です)

起伏のある地形には良質な湧水・地下水がある・・・のとおり、落合には銭湯が数軒あって、今回はそのうちの一軒「松本湯」を訪湯します。(以前訪湯した「松の湯」2021/12/28投稿)

昭和11年創業、2021年に全面リニューアルされた現代風の銭湯で、最近多くなった“おしゃれ系”銭湯のひとつで人気もあるようです。

さっそく浴室にはいると、正面に大型ディスプレイがさまざまな情報を(地域情報・銭湯マナー啓蒙など)流していて、カランと浴槽をうまく配置して割と広めの浴室です。

浴槽はバドガシュタイン鉱石備長炭風呂・不惑温度湯・寝湯・座湯・電気風呂・有料サウナ・水風呂の構成で、湯質もやさしく肌当たりもよいもので気持ちよいですよ。

それぞれが特徴ある湯なのであっち入ったりこっち入ったりの交互浴を楽しめます。

そのなかでも気にいったのが寝湯と水風呂。

寝湯は欲しいところにうまくマッサージ水流が当たって気持ちいいですね。数セット続けてやっちゃいました(独占しちゃってすみません)

水風呂は水温20度以下で深さ150CMもあって、立ちながらの水浴び。よく気持ちよさから長く入る方がいますが、

さすがにここはできないようで(深くて立たなければならない)、本来の水風呂の効果をうまく引き出すことができそうです。

今日は休日とあって(普段の混みようは知りませんが)浴槽も入浴待ち、サウナも入室待ちが出ていて実はゆったりとのんびりとできない状況です。

銭湯の良さってここまで混んでいると出ないと思うんです。人の所作を気にせずのんびりと湯に浸かる、湯にからだをゆだねる・・・

こんな魅力ある湯船があるのに、人気あるからこその、ちょっとざんねんな訪湯となりました。(真新しいのと口コミと情報発信から人が集まるのでしょうね。ほかにも魅力ある銭湯あるのに)

落合の街中に魅力ある湯船を堪能できる銭湯、「松本湯」さんいいお湯でした。

 

 

 

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平井・吉野湯に浸かる -銭湯をめぐる215-

2024-08-11 22:50:07 | 銭湯・温泉
総武線平井駅で下車(初下車です)

駅周辺は雑居ビル群でごちゃごちゃしていますが、ちょっと離れると下町の雰囲気が・・・この地域は中川と荒川に囲まれた地帯で、むかしは「ゼロメートル地帯」なんて言葉がありました。

平井の駅から荒川の方へ歩いて数分、そこに創業100年越えの由緒ある銭湯があります。

到着すると外観からして、すでに癒しの雰囲気が漂う「吉野湯」さんを訪湯します。

創業は100年越えですが、現在は建物・内外装のリニューアルをされており、昔ながらの銭湯の様式を残しながら(脱衣所横には涼み処としての庭園があります)解放感とやわらかい照明をうまく配置して

清潔感・現代チックな街中の銭湯として貴重な存在になっているようです。



浴室にさっそくはいると、正面には雄大な「またぎ富士」がシンボリックに描かれており、開場直後ですが結構にぎわいある浴室の雰囲気が漂います。

浴槽は広い白湯に電気風呂・マッサージ・座湯が併設されており、ゆったり入れる高濃度炭酸泉、高音湯があって、(サウナはありませんが)水風呂の構成です。

湯温は白湯は40度前後でこの暑い時期ちょうどいいくらい、炭酸泉は不感温浴の36度くらいでのんびりと、そしてこの時期貴重な高温湯は44度くらいで、水風呂はカラダに負担をあたえない24度くらいを水温計が示しています。

白湯は最近どこにでもあるバイブラジャグジー湯が無いのはいいですね、ブクブクやっていると落ち着かなくて、静かに入れないんですもの。

カラダを清めた後、そんな白湯にザブーンと入っちゃって、熱くもなくぬるくもない、しかも肌当たりの良いやわらかい湯にカラダをしばし委ねます。

またぎ富士でしょ、解放感ある半ドーム型の浴室、肌当たりの良いやさしい湯、足を思いっきり延ばしてばしボケ~としちゃうくらい気持ちいい湯です。

そしてここには「高温湯」があります、湯温は44度くらいですが決して入れない湯ではなく、逆にこんな暑い日だからこそ身を引き締めるくらいの熱い湯は気持ちいいもんです。

「近頃の湯はぬるくていけねぇやぁ・・・」なんて熱湯好きにはたまりません・・・じぃ~と高温の湯に首まで浸かって数分、さっと湯から出て水風呂へザブ~ンと・・・「はぁ、気持ちええ・・・」

この高温湯と水風呂、そして白湯とを数回交互浴をしながら、格別で極上な空間・時間をすごしました。

ほかに体温とほぼ同じの「不感湯温」の炭酸泉も入るんですが、高温湯と水風呂を交互浴する身としては中途半端にぬるくて気持ちよいもんでもないんで、炭酸泉は今回遠慮しました。

湯船を広めにとってあるので周りの人に気を遣うことなく湯を楽しめて、湯あたりもいいし、高温水風呂とカラダにメリハリが効いて、今回は時間を忘れてどっぷりと「湯」を堪能することができました。

歴史ある銭湯でもあり、銭湯そのものの醍醐味を充分味わう事ができる、平井・吉野湯さん、ほんといいお湯でした。



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練馬・辰巳湯に浸かる -銭湯をめぐる214-

2024-07-25 08:14:00 | 銭湯・温泉
夏めちゃくちゃ暑くてニュースにもなる練馬の駅で下車

交通の便の良さもあって平日休日問わずにぎやかな駅周辺から、昔ながらの商店街をあちこち目をやりながら歩くこと5・6分のところにある

商店街の中の銭湯、辰巳湯さんを訪湯します。

創業は昭和3年ということで、もうちょっとで100年を迎える地域に密着した銭湯のようです。平成になり現在の集合住宅の1階にビル型銭湯としてリニューアルされています。

カウンター式の番台から脱衣所を経てさっそく入浴すると、そんな大きな規模ではないのですが、浴槽をうまく配置して効率よくいろいろと楽しめそうです。

薬湯・シルキー風呂・ジェットマッサージ風呂・有料サウナ・水風呂、各湯船はちょうど2人くらいが入れるくらいなんですが、ここには露天風呂がありました。

アクリルの透明な天井がある露天で、ここは5・6人が楽に入浴できる広さで、ゆったりと露天の湯を楽しめます。

湯質は夏の暑い時期にちょうどいい湯加減の40~41度くらい、井戸水を使用しているようでなめらかですっきりとした気持ちよい湯加減です。

夕方の時間なんでけっこうな入湯客で(活気があっていいですね)入れ代わり立ち代わりとカラン周辺は落ち着かないんですが、露天は(なぜか)あまり入湯する人が少ないんで、「これはいいぞ・・・」とすっかり虜に

の~んびりと湯にカラダをあずけてゆらゆらゆらゆらしちゃったりして、カラダが火照ってきたら水風呂へザブ~ンと、水温が高め(水温計は24度くらい)なんで気持ちいいですよね。(冷たいの好きな人はぬるいと感じるかも)

この露天と水風呂で行ったり来たりの交互浴を繰り返して時間をつぶします。(下界のうだるような暑さをしばし忘れて・・・あ~気持ちよかぁ)



昔ながらの商店街と住宅が立ち並ぶ中に、街のにぎわいと同様に活気あってにぎわいある昔からの銭湯がある存在、いいなぁこんな街、こんな銭湯。

そんな事を思いおこされる練馬・辰巳湯さん、いいお湯でした。
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練馬 貫井浴場に浸かる -銭湯をめぐる213-

2024-06-15 17:38:00 | 銭湯・温泉

西武池袋線中村橋駅で下車、にぎわいある商店街をジロジロ眺めながら歩き(個性のあるお店屋さんが点々とあるようです)

そこから横道に入り古くからの住宅が続く中さらにトコトコと・・・

創業60年を越える、現在はマンション銭湯としてリニューアルされた貫井浴場を訪湯します。

玄関先に多くの自転車が止められていてけっこう賑わっているようですね・・・さっそく入館

   

カウンター式の番台から脱衣所、そして浴室へ・・・“定番の”浴室画はありませんがいろんな浴槽があるようで、入浴客の出入りも多くみられて活気のある浴室です。

浴槽の構成は白湯(中温湯)・マイクロバブル・マッサージ・マッサージ寝湯・座湯が大きな湯船に併設されていて、

さらにガラスで囲まれたラドン温泉(人工)と有料サウナ(休憩涼み処別室あり)に水風呂があります。

湯船は種類が多い割にはゆったりしていて他人に気を遣わなくてもいい感じです、湯温は42度くらいで井戸水なんでしょうかやわらかくて肌あたりもよい湯です。

そしてここには露天風呂もあって、露天薬湯と露天水風呂あります。どこがいいかなぁ・・・と、ひととおり入って、

季節を問わず熱めの湯が好きなんで、ラドン温泉と露天の水風呂を交互浴しながら時間をつぶします。

ラドン温泉は“温室効果”でけっこう温まるんで、露天の水風呂の気持ちいいこと・・・「めちゃ冷たい!!」ではなく20度くらいでこの時期ちょうどいいくらいで

火照ったカラダを水風呂でクールダウンするとともに、じっくりとカラダを沈めて水風呂に癒されていつまでも楽しむ事ができます。

貫井浴場を出て夕刻の風にあたると、ちょうど火照ったカラダに気持ちよく、カラダも軽くなった気分になって駅への帰路につきました。

水風呂の気持ちよさに堪能した貫井浴場、いいお湯でした。

 

 

 

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