前々からその存在は知っていたんで、これはぜひ見に行ってみよう・・・ということで。
上野駅入谷口改札を出て、東上野の街に・・・雑居ビル群のなかにその踏切があります。
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「東京メトロ上野検車区踏切」
鉄道ファンの中では「地下鉄の踏切」「銀座線の踏切」「上野の街中にある踏切」なんて意味で“当たり前に”有名な踏切です。
東京メトロ銀座線が上野の駅を出て大きくカーブするところで分岐して、その分岐線が地上に出たところに上野検車区があって、そこにあるのが今回の踏切です。
東京メトロ銀座線と丸の内線は一般的な吊るされた架線から集電するのではなく、線路横に並行してもう1本のレールから集電する「第3軌条方式」なので
この踏切には遮断機のほかに危険なので立ち入りできないように線路にゲートが設けられています。(踏切内は電気がながれる第3軌条レールはありません)
今回踏切を見学するにあたって、どうせ行くなら実際電車が入出庫するところを見たいじゃないですか・・・しょっちゅう出入りするわけでもないんで、どうしたものかと。(時刻表もないしね)
上野検車区に入線するという事は・・・普段の銀座線は浅草行きだけど「上野行き」ってものもあるはず(乗ったことないけど)・・・どう調べるか
上野駅の発車時刻表には乗らないんですよね(だって上野駅止まりですから)そこでひとつ前の「上野広小路駅」の時刻表から上野駅行きを見つければ・・・で、
ちょうど踏切を見に行く10:00過ぎにあるじゃないですか・・・上野広小路10:21発⇒上野10:23着⇒上野検車区へ
踏切通過は推測すると10:25過ぎくらいではないかと、それで早めに踏切に行っていろいろキョロキョロしたあと、その10:25過ぎを待ち構えていると・・・・
「チャンチャンチャン・・・」踏切の警報音が鳴り始めましたよ(やったぁ)遮断機が下りてきて線路のゲートがあがります。(さぁ来るぞぉ)
来た来た来たぁ、銀座線カラーの黄色い車体の1000系回送車両が地下から地上へ登ってきて、踏切を通過・・・車体横にある「集電盤」を初めて見ました。(これふだんは見られません。感激!!)
そのまま上野検車区に車両は入線すると、ゲートが下りて遮断機が上がり、何もなかったように上野の街中のザワザワ感に戻りました。
大ターミナル上野駅からほんの少しのところにある地下鉄の検車区、そして踏切、そして街中を(一瞬でも)走る地下鉄車両・・・とってもとっても貴重なものを見させていただきました。
「地下鉄に踏み切りねぇ・・・なるほど」