大岳山に登る① -御嶽駅から-

「人はなぜ山に登るのか」

人それぞれだろうけど、今回行く「大岳山」には長年のリベンジをはたす登山です。

うん十年前、小学校の林間学校で「御岳山・大岳山」に行ったときのこと、２日目いよいよ大岳山に登山の日…「霧が濃くて中止!!」

なんとその日から、アタマのすみっこに“その記憶”がこびりついて離れなかったんだよね。

（いつかは行かねば…）思い立ったら即実行です。

紅葉シーズンだと平日でもごった返すし、冬はちょっとあぶないし、“いま”しかない。

……………。

あさ６時すぎに「御嶽駅」に到着。なんと降り立ったのは自分１人だけ。

そりゃそうだ、御岳山行くにもバスはまだないし、ちょっとシーズンはずしているし。でもいいんです、マイペースでひとり自然を満喫できる気分、最高です。

早朝の新鮮な空気をオナカいっぱい吸い込んで、さあ“リベンジ登山”に出発です。

ケーブルカー滝本駅までのバスはまだないですから、徒歩で４、５０分歩きます。（ケーブルカーの始発に接続するバスはなぜないんでしょうか）



駅前の御岳橋の横から川沿いの遊歩道に降りて歩きます。ほんのり染まりかけてきた木々の下を川沿いに歩きます。川釣りしている人をチラホラみながらトコトコと…。

　　　

川を渡り、御岳山ケーブルカー滝本駅への道を登ります。

この道がきついきつい。アスファルトの道だから足に直接ひびくし、しかも途中で「１５％」の道路標識が、つまり勾配が１００メートルで１５メートル上る急こう配が続く。

登山へのウォーミングアップのつもりが…駅に着くころにはもう“足ガクガク”状態に。（ちょっとペース速かったかな）

その勾配が終わるころ、やっと駅到着。このさきが思い遣られます。



始発７時３０分まで、駅前で座り込んでしばし休息。クルマで数組が続々到着。

きょうは日差しもあり、あさから青空が広がっていい感じです。やっぱ山の上登って「視界ゼロ」だとヤル気なくしちゃうし、“霧”がでないだけでも…いよいよ大岳山に登れるぞ
…もう足の疲れもなんのその、だんだんと意欲が高ぶってきます。

そんなこんなで、ケーブルカーでまず御岳山に向かいます。