四月は浪曲から・・・浅草木馬亭で日本浪曲協会定席を堪能します。
世間はまだ「春休み」ってやつですかね、浅草界隈は以前にも増して外国人が多くなりました、そして今日はティーンズのグループが多く街中を闊歩していて
あちこちのお店に集団でたむろしているような状況で、平日ですけどにぎわいはすっかり元に戻ってきた状態です。
そんな街中の集団・店先の行列を尻目に浅草・奥山にある木馬亭さんに一目散で直行します。そしていつものように正面最前列に陣取ってかれこれ4時間の浪曲の世界にどっぷりと浸ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/48/e499de629e39aab3b756089821f4ec1d.jpg)
開口一番は「亀甲縞の由来」から「鰍沢」「秋色桜」「伊達家の鬼夫婦」「祐天吉松 飛鳥山親子対面」「奉行と検校」「二十四の瞳」トリは天中軒雲月師匠の雲月節で「若き日の小村寿太郎」まで
その中で「鰍沢」は落語で有名な自分も好きな演目、言葉と情景描写でなかなか重厚で味わいある演目ですが、これが浪曲になると落語にはない「啖呵と節」が加わって、
噺の展開がとてもドラスティックなものになり、噺にエピソードに厚みが増した演目に様変わりしてきます。
今日の演目ではほかに講談ではおなじみの「秋色桜」「伊達家の鬼夫婦」も浪曲版で演じられており、
いずれも演目も噺の流れ・筋は知っているものですから、自分のアタマのなかでそれがどのように浪曲として展開・変化してゆくかをたのしみながらじっくり拝聴しました。
おなじ話芸である落語・講談・浪曲で同じ演目を聴き比べることは、とても新鮮に拝聴できて、それぞれが味わい深いものであることに感銘しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/49/e7e2ebc00ffe57a18609c88359d34371.png)
今日の出演者のなかでは玉川大福師匠の「祐天吉松 飛鳥山」が初聴でとてもグッとくるものがありました。
師匠はもはや(浪曲界では)若手の範疇を越えて、これからの浪曲界をけん引する中堅どころであり、演目の中にもウイットに富んだくすぐりを散りばめたりして、演目をどんどん膨らましてゆきます。
祐天吉松の物語は随所に見どころが多くある中で、行き別れになった自分の子に偶然飛鳥山で出会ったエピソード的な展開から、実の親と子の人情に話が移り、そこに「節」が加わって、いっそうドラマティックなものになります。
そして・・・と、もっと聴きたいところでちょうど時間と。(あ~もっと聴きたいなぁ・・・この先はどうなるの・・・)
心地よい良い余韻を残しながら演目が終わりましたが、今日の演目から「祐天吉松」をもっともっと知りたくなりましたね・・・そのくらい興味を沸きたてるような熱演でした。
落語・講談は結構回数を重ねているんで、ある程度演目はアタマに入って知っているものが多いのですが、浪曲はまだまだ開拓のし甲斐がある初聴の演目が多くあって、これからもせっせと木馬亭に足を運びたいものです。
世間はまだ「春休み」ってやつですかね、浅草界隈は以前にも増して外国人が多くなりました、そして今日はティーンズのグループが多く街中を闊歩していて
あちこちのお店に集団でたむろしているような状況で、平日ですけどにぎわいはすっかり元に戻ってきた状態です。
そんな街中の集団・店先の行列を尻目に浅草・奥山にある木馬亭さんに一目散で直行します。そしていつものように正面最前列に陣取ってかれこれ4時間の浪曲の世界にどっぷりと浸ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/8c/cc70ee5faef36ee05321db679c345426.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/42/0ec285f820b0114b27529c9bbf9decfe.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/48/e499de629e39aab3b756089821f4ec1d.jpg)
開口一番は「亀甲縞の由来」から「鰍沢」「秋色桜」「伊達家の鬼夫婦」「祐天吉松 飛鳥山親子対面」「奉行と検校」「二十四の瞳」トリは天中軒雲月師匠の雲月節で「若き日の小村寿太郎」まで
その中で「鰍沢」は落語で有名な自分も好きな演目、言葉と情景描写でなかなか重厚で味わいある演目ですが、これが浪曲になると落語にはない「啖呵と節」が加わって、
噺の展開がとてもドラスティックなものになり、噺にエピソードに厚みが増した演目に様変わりしてきます。
今日の演目ではほかに講談ではおなじみの「秋色桜」「伊達家の鬼夫婦」も浪曲版で演じられており、
いずれも演目も噺の流れ・筋は知っているものですから、自分のアタマのなかでそれがどのように浪曲として展開・変化してゆくかをたのしみながらじっくり拝聴しました。
おなじ話芸である落語・講談・浪曲で同じ演目を聴き比べることは、とても新鮮に拝聴できて、それぞれが味わい深いものであることに感銘しました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/35/df8e0ce0c649ebb2d0b658c78f9170e9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/ed/674a32719b11d19b70cd70e798bc51c9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/49/e7e2ebc00ffe57a18609c88359d34371.png)
今日の出演者のなかでは玉川大福師匠の「祐天吉松 飛鳥山」が初聴でとてもグッとくるものがありました。
師匠はもはや(浪曲界では)若手の範疇を越えて、これからの浪曲界をけん引する中堅どころであり、演目の中にもウイットに富んだくすぐりを散りばめたりして、演目をどんどん膨らましてゆきます。
祐天吉松の物語は随所に見どころが多くある中で、行き別れになった自分の子に偶然飛鳥山で出会ったエピソード的な展開から、実の親と子の人情に話が移り、そこに「節」が加わって、いっそうドラマティックなものになります。
そして・・・と、もっと聴きたいところでちょうど時間と。(あ~もっと聴きたいなぁ・・・この先はどうなるの・・・)
心地よい良い余韻を残しながら演目が終わりましたが、今日の演目から「祐天吉松」をもっともっと知りたくなりましたね・・・そのくらい興味を沸きたてるような熱演でした。
落語・講談は結構回数を重ねているんで、ある程度演目はアタマに入って知っているものが多いのですが、浪曲はまだまだ開拓のし甲斐がある初聴の演目が多くあって、これからもせっせと木馬亭に足を運びたいものです。