つれづれ写真ノート

   カメラと写真 そして世の中の色々なこと---

大阪・天満の桜 Part 2

2017年04月18日 | 風景・建物

4 月も半ばを過ぎ、春の嵐とかで近畿地方で雨や風が激しく吹き荒れました。

盛りを過ぎていた桜も、いよいよ全部散ってしまいそう…

 

   散ればこそ いとど桜は めでたけれ うき世になにか 久しかるべき

                                        (伊勢物語  詠み人知らず)

 

4 月13 日に、大阪・造幣局の「桜の通り抜け」(4 月11 日~17 日)を見てきました。

桜の開花が全般的に遅れた今年、造幣局の八重の桜も遅れ気味。例年のように満開ではありませんでしたが…

 

「一葉」。

 

「紅手毬(べにてまり)」。

 

「鬱金(うこん)」。

造幣局では、敷地内に植えられた桜の品種のうちから一種を「今年の花」として選び、毎年紹介しています。今年の花は、桜にしては珍しい色の「鬱金」。(造幣局の桜の通り抜けの桜樹一覧表参照)

 

「雨情枝垂(うじょうしだれ)」。

詩人の野口雨情氏の邸内にあったところから、その名が付けられた花。

比較的早咲きで、会期中には散り始めていることが多いのですが、今年は桜の開花が遅れた“おかげ”で、満開の様子を見ることができました。

 

ボンボリに照らされた「八重紅枝垂(やえべにしだれ)」。

夜桜も見ものの「通り抜け」。たくさんの人でにぎわっていました。

 

今回はスチールはそこそこに、大川の桜と「通り抜け」を合わせた動画を撮ってみました。

ソニーRX100 で撮った、6 分余りの長くてユル~イ作品。お時間のある方はご覧ください。

 

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撮影カメラ・レンズ(スチール)

   キヤノンEOS 6D

    EF24-105mm F4L IS USM


大阪・天満の桜 Part 1

2017年04月14日 | 風景・建物

雨続きだった近畿の桜。4 月12 日からようやく花見日和に。

手近なところで、大阪・天満橋周辺の桜を撮ってきました。

 

大川の桜。

桜の宮橋(銀橋)から見たところ(4月12日)。

開花が大幅に遅れたソメイヨシノは、まだまだ見ごろが続いていました。

 

船から桜見物をする観光客。

ひっきりなしにクルーズ船が行きかいます。

 

川面に散った落花、「花筏(はないかだ)」を撮るのも目的のひとつでしたが…

何とかそれらしくなったのはこの1 枚だけ。

大川は、流れがよどむところがないので、あまりこういう被写体向きではなかったようです。

 

スチールのほか動画も撮っているうち、日が暮れてきました。

南天満公園から川を隔てた向かい側にある、京阪シティーモールの灯り。

写真左手の方にある天満橋から北側は、造幣局の「桜の通り抜け」(4月11日~17日)でごった返していますが、ここ南天満公園は比較的静かで落ち着けます。

 

ライトアップされた南天満公園の夜桜。ムードがありますね~

 ← クリックで拡大します。

 

南天満公園から見た天満橋。「桜の通り抜け」に向かう人たちが続々と詰めかけていました。

 ← クリックで拡大します。

 

桜の通り抜け」は、あくる日の4 月13 日に見てきました。動画なども含めて次回以降に。

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撮影カメラ・レンズ

  キヤノン EOS 6D

    EF70-300mm F4-5.6L IS USM 


地価公示あれこれ

2017年03月22日 | 風景・建物

国土交通省が3月21日発表した2017年の地価公示(1月1日時点)。(調査結果のページ

大阪の商業地が、全国の商業地上昇率「トップ5 」を独占したとのこと。

なかでもミナミの道頓堀は、前年より41 %以上値上がりして、1平方メートルあたり400 万円に。宗右衛門町は35 %以上アップの1,290 万円。

(宗右衛門町って、高い~)

 

外国人観光客の急増で、ホテルや商業施設の需要が高まっているため、とテレビや新聞では解説。

テレビでは、道頓堀周辺の不動産関係者がインタビューに答えて「とにかく空きがない。空いてもすぐ埋まる。」と話していました。

 

道頓堀川にかかる戎橋あたり。押し寄せる人の波(2017.2.26 )。

 

俯瞰できるビルから撮ってみました。

日曜日、午後5 時ごろの撮影ですが、「何かイベントでもあった?」と思うほど…

 

地価の水準自体は東京の銀座や丸の内に及ばないものの、人出に関しては大阪の繁華街もすごいです。

中国からの観光客のおかげですね。いわば“中国人観光客特需”。

 

これがいつまで続くのか…

 

またもうひとつの一面として、マンションの都心回帰という現象も地価を押し上げる一因かも。

おかげで大阪市などでは、子どもが増えるため小学校の確保に頭を痛めているという話を聞いたことがあります。

 

一方、住宅地の地価は横ばい。

わが家の周辺も、地価の一覧表で見る限り、前年より微増程度でした。住宅地は地価があまり変わらないほうが良いといえます。

 

地方は…

 

しかし、活況を呈する都市圏に対して、地方圏の地価が下がり続けているのは、将来的に問題。

(かろうじて福島県で地価が持ち直しているのは、震災からの復興需要のせいか…)

地方を活性化させる妙手はないものでしょうか。

 

そうしたなかでも、「ジモトのココロ」という良いサイトがあって、地方の話題を提供してくれています。

時期的に、桜の風景が美しい『さよなら、JR 三江線 』という特集に魅かれました。

JR 三江線は広島県三次市と島根県江津市を結ぶ鉄道。利用者の減少のため、来年3月末で廃線になる予定。桜の中を走るローカル線の風景も、この春が見おさめになりそう。

“撮り鉄”ならずとも、思わず行ってみたい気にさせる記事。

 

できれば廃線にしたくないですけどねェ~

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関連記事

  ・『ぶらり三江線WEB

  ・『三江線 江津~三次駅間の鉄道事業廃止届出について』(JR 西日本)

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撮影カメラ     RX100


大阪ミナミ まち歩き(節分・立春)続き

2017年02月08日 | 風景・建物

立春の2月4日は、暦通り暖かく良い天気の日でした。

心斎橋筋から南へブラブラ歩きながら、気に入った店先などを撮ってきました。

 

ここはニューヨーク? 無国籍化しつつある大阪・ミナミ。

デニム・スポーツカジュアルのラルフ・ローレン

 

韓流ショップがありました(アイラブ韓流)。

 

いたるところにあふれる「熱烈歓迎」の文字。

今や中国の観光客抜きには商売が成り立たないのでは、と思うほど(ABC-MART Grand Stage大阪店)。

 

少し前は中国富裕層の“爆買い”が話題に。でも今は、ごくフツ―の青年男女が目立ちます。

いいことです。

 

シューズの店って多いですね。こちらは「OnitsukaTiger」。 店先のモコモコしたマスコットは、ぬいぐるみとシューズが一体になっています。

 

CALZEDONIA & intimissimi(カルツェドニア・インティミッシミ)」。昨年秋オープンした、イタリアのレッグウェアやビーチウェア専門ブランドとのこと。2階はランジェリー。

ファッションの新しい店が次々に。

 

WOmB(ウーム) 心斎橋店」。

 

おしゃれなファッション店が並ぶ中に、コテコテが混じるのが大阪。たこ焼きの「道頓堀 赤鬼」。

ミシュランガイドに掲載されたって。ホンマ!? …

 

串かつだるま」(法善寺店 )。

こちらはコワいおっさん。「ソースの二度付けはアカンで」と。

通天閣の町・新世界から出発して、道頓堀、法善寺など大阪に13 店舗。タイや台湾にも進出しているそうです。

 

道頓堀、宗右衛門町から千日前へ。“大阪らしく”ゴチャゴチャしてますなァ…

(一部画像修整)

 

段ボール回収のリヤカー、悠然と。

 

落ち着いたカフェもあります(星乃珈琲店)。

 

なんばグランド花月の前に来ました。吉本のお笑い芸人の似顔絵看板。

 

なんばグランド花月の横の、人気のたこ焼き店。

モノクロにすると意外にムードがありますね。

 

ついでながら、これは歩く途中に見かけた道頓堀たこ八総本店

大阪のたこ焼き屋でどこが一番並んでいるかという、正確な調査はありませんが、ここはトップクラスでは。

20 人余りの行列でした。

 

難波の高島屋前。路上ライブをやっていました。

 

昨年からイルミネーションが点灯中の、なんばパークス方面へ。

カメラを歩道わきの柵に乗せてスローシャッター。

 

なんばパークスなんばCITY の間にある、なんばカーニバルモールのイルミネーション(2016/11/11~2017/2/19)。

 

関空と難波を結ぶ特急「ラピート」を模したイルミネーション。

 

ここで「星空スタンド」というイベントが開かれていました(1/27~2/5)。

100 種類以上の日本酒をそろえた「星空日本酒ターミナル」。

 

好みのお酒を選び、冷酒か熱燗で試せます。

メチャクチャ賑わっていました(大げさでなく)。

 

南海沿線の3 漁港(田尻、岡田浦、加太)から仕入れた新鮮な魚介類がいっぱい。

焼きアナゴ、美味しそうですね~

 

お酒を手に、グルメ屋台を巡る楽しい企画。

 

居酒屋がそのまま引っ越して来たようです。約80 店舗が日替わりで出店。

飲み助にはたまりません。もう、終わってしまいましたが、残念ですね。

 

日本酒は塩で飲むのが通?

 

色々な塩。

そういえば、盛り塩を乗せた升酒ってありますね。酒を入れた升の角にちょこっと塩をのせて、塩をなめながら酒をチビチビ…

そんな粋な飲み方をする人も少なくなりましたが。

 

さて、これでミナミのまち歩きは終わりです。

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撮影カメラ    ソニーRX100


大阪ミナミ まち歩き(節分・立春)

2017年02月07日 | 風景・建物

2月3日の節分から立春にかけ、大阪・ミナミを、ぶらぶら歩いてスナップしてきました。

 

カメラはソニーRX100 。一部はモノクロにしています。

まずは法善寺界隈から。

 

法善寺の水掛不動さん。

ちょっと普段とは様子が違いますね。

節分会のこの日、昼間は法善寺の表参道にあたる南地中筋商店街の人たちも参加して法要、豆まき、酒樽の鏡開き、演芸などが行われました。夜は節分の護摩供養があるということで、その準備中でした。

厄払い、家内安全などの願いを託す護摩木は、大が1000円、小が500円。

 

護摩供養が営まれるところ。山伏姿の人が何人も。

法善寺でのこうした行事は初めて見ましたが、ホームページによると、毎月28日に護摩法要が行われているそうです。

 

この間、一般の人は外側での参拝となります。

護摩供養まではだいぶ時間がかかりそうだったので、次は法善寺横丁へ。

 

法善寺横丁。

石畳の路地の両側に小料理屋などが並ぶ、浪花情緒たっぷりの場所。

 

入り口で打ち水をする姿も。懐石料理の「本湖月」。

料理、器とも趣向をこらし、関西でもトップクラスとの評判。

なかなか、こういうお店には入る勇気がありません…

 

織田作之助の「夫婦善哉」に登場する「正弁丹吾亭」。

2014年2月から、がんこグループとなりました。

 

 店の前にある、平田春一(歌人)の石碑。

『かくばかり 鯛を食はゝ 鯛の奴
      うらみつらむか 或は否か』

食道楽で、鯛が好きな歌人だったんでしょうね。

 

「正弁丹吾亭」の向かいの「えび家」。

伊勢えび料理専門店。店先の生簀(いけす)で伊勢えびが泳いでいました。

 

藤島 桓夫「月の法善寺横丁」の石碑。

 

炉ばた焼「水かけ茶屋」のショーケース。

酔っ払いネコ、狐の嫁入り。面白いねェ…

 

法善寺横丁の周りにはこんなものもありました。

上方浮世絵館」、知りませんでした。今度来た時に入ってみましょう。

 

大阪の有名コーヒー店のひとつ「アラビヤ」も近くに。

ターバン男がデザインされたコーヒーカップが出ます。重厚な店の雰囲気も良さそうだったのですが、お客が多かったため、別のコーヒー店を探しました。

 

日を改めて2月4日の立春に、道頓堀、心斎橋筋、戎橋筋、千日前へと歩き、たまたま丸福珈琲店 の前に出ました。

 

丸福珈琲店 千日前本店」。

昭和9 年(1934)創業。「大阪の名店」と言われ、商店主、小説家、吉本の芸人さんらがよく来るそうで、本でも紹介されていますが、実際に入るのは初めて。

 

レトロで落ち着いた店内。

 

なかでも、この席はよさそうですね。

 

大倉陶園製、白磁・金縁のカップで出されるコーヒーは、噂通りとても濃い味。

角砂糖が二つ付いてくるのが、お店のこだわり。ホットケーキも名物です。

 

さて再び、まち歩きですが、続きは次回に。

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撮影カメラ   ソニーRX100

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関連記事・サイト

  ・法善寺ホームページ

  ・『道頓堀ぶらり』(2014年8月11日 記事)

  ・『法善寺横丁まつり(RX100試し撮り PartⅤ)』(2012年8月13日 記事)


雪の高野山 Part 2

2017年01月29日 | 風景・建物

標高約1000mにある高野山。

南海高野線極楽橋駅から高野山ケーブルで上がりました。

 

南海高野線極楽橋駅。

乗客の半分ぐらいは外国人観光客でした。

 

上る途中、すれ違った別のケーブルカー。

画像がゆがんでいるのではなく、本当にこういう形の車体なんです。なにしろものすごい傾斜ですから。

 

窓から見える雪景色。

 ← クリックで拡大します。

 

山上の高野山駅に着きました。

ここからバスで高野山真言宗総本山の金剛峯寺(こんごうぶじ)へ。

 

曲がりくねった山道を行くバス。

 

金剛峯寺前。

左の石垣の上にある鐘楼は「六時の鐘」。

 

着いた時は無彩色に近い、文字通りの雪景色でしたが、このあと明るい日が差し、にわかに“色のある”風景に。

金剛峯寺正門へ続く参道。

 

手水の柄杓(ひしゃく)にも雪がかかり、氷が張っていました。

 

正門をくぐると素晴らしい景色が…

右側に主殿、左に経蔵(きょうぞう)。

 ← クリックで拡大します。

 

雪に覆われた金剛峯寺主殿。

 ← クリックで拡大します。

 

ときおり参拝客が訪れるほかは、雪かき作業の人が数人。その作業も休憩に入ってしまうと、あたりはおごそかな静寂に包まれます。しばし、清々しい空気の中で最高の雪景色を楽しみました。

蛇足ながら、屋根に立てかけたハシゴはいつもあるもの。屋根の上には天水桶(てんすいおけ)が置かれています。火に弱い檜皮葺(ひわだぶき)の屋根を守るため、普段から雨水をためておくのだそうです。

 

金剛峯寺を出たあと、蛇腹道(じゃばらみち)を通り壇上伽藍(だんじょうがらん)へ向かいました。

蛇腹道は秋の紅葉が美しい所で、たびたび来ています。名前の由来は、高野山全体に細長くのびる寺院の並びを龍に見立てた時、ちょうどこの道が龍の腹に当たるところから来たとのこと。

 

鮮やかな朱色の根本大塔(こんぽんだいとう)が見えてきました。

 

根本大塔。真言密教の根本道場におけるシンボルとして建立されたもの。

本尊の胎蔵大日如来を中心に仏様が並び、堂内そのものが立体の曼荼羅(まんだら)。大変に華やかなものですが、残念ながら内部の撮影は禁止です。

 

大塔の鐘・高野四郎(こうやしろう)。

名前の由来は、日本で四番目に大きな鐘であったことから。

 

根本大塔のそばに建つ御影堂(みえどう)。

「弘法大師御影像」を奉安。

 

六角経蔵(ろっかくきょうぞう)。

鳥羽法皇の皇后・美福門院が、法皇の菩提を弔う一切経を納めるために建立された経蔵。

 

深い木立の中を行くと、さらにいくつもの建物が現れます。

 

寺院の中に鳥居が…

左は弘法大師が高野山の鎮守として建立した御社(みやしろ)。右は御社の拝殿・山王院(さんのういん)。

 

壇上伽藍を巡る参拝者の団体に出会いました。

案内役の人が、御社について「お大師様が、高野山で最初に建てられたところです」と説明していました。

 

高野山開創1200年を記念して2015年4月、170年ぶりに再建された中門(ちゅうもん)。

 

雪の壇上伽藍。

 

人の通るところだけ雪かきされていました。

横へそれるとズボッと足が埋まります。トレッキングシューズをはいていたので大丈夫でしたが。

 

凍った蓮池(はすいけ)。

 

このあとタクシーで奥之院(おくのいん)へ。

夕暮れ近い奥之院。

 

弘法大師入定(にゅうじょう)の聖地・奥之院。そのなかでも、この御廟橋(ごびょうばし)より奥は霊域。

撮影禁止ですので、ここまでで終了です。

 

暗くなる前に高野山駅へ戻りました。

寒かったですね~

でも風がなく、時々日も差したので幸いでした。

 

今後しばらく、高野山も雪の日はなさそうです。

このまま春に向かうのでしょうか…

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

   EF16-35mm F4L IS USM


雪の高野山 Part 1

2017年01月26日 | 風景・建物

厳しい寒さの中にも、晴れ間がのぞいた1月25日、雪の高野山へ行ってきました。

 

“天空の聖地”はこの冬、雪の日が多く、行った日も深いところではひざ下まで埋まる積雪。奥の院では参道の一部が通行止めになっていました。

ただ、主な観光スポットをめぐるバスなどは運行されており、撮り歩くのに支障はありませんでした。

素晴らしい風景に恵まれて、かなりの枚数を撮影。

とりあえず3 カットをアップします。

 

いくつものお堂が並ぶ、壇上伽藍(だんじょうがらん)。

手前は東塔。左後方の朱色の塔は根本大塔(こんぽんだいとう)。

 ← クリックで拡大します。

 

中央に根本大塔。左手は御影堂(みえどう)。

 ← クリックで拡大します。

 

夕方近く、粉雪が舞い始めた頃、奥の院へも足を伸ばしました。

「雪の奥の院を知らずして高野山を語るなかれ」(Travel.jp )という言葉もあったので…

 

杉木立がそびえる奥の院参道。献灯に灯りがともっていました。

 ← クリックで拡大します。

 

午後1 時ごろに着き、5 時過ぎにはケーブルカーで帰ったので、滞在時間は短め。

寺院の中を見たり、精進料理を味わう時間もなく…

できれば1 泊したいところでした。

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

   EF16-35mm F4L IS USM


東京散歩 続き(すみだ北斎美術館 )

2016年12月31日 | 風景・建物

クリスマスなどで中断していましたが、東京散歩の続きです。

11月22 日に開館したばかりの「すみだ北斎美術館」(東京・墨田区)を見てきました。

 

斬新な建物

すみだ北斎美術館

子どもたちが遊ぶ公園に隣接した、すごく斬新な建物。これが浮世絵師・北斎の美術館?

鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)、地上4階、地下1階。外壁はアルミパネルで、町の風景や空の色が映りこむ仕掛け。設計したのは世界的に有名な女性建築家・妹島和世さん。

 

「どこから入るのかな~」と迷いますが、4 か所あるスリットのどこからでも、気軽に入れるように作られています(フロアガイド参照)。

 

4 階ラウンジ。右側は、開館記念の企画展、左側は常設展が開かれていました。

まずはエレベーターで4 階まで上がり、展示を見ながら下へ降りていくシステム。3―1階は下りる階段がなくエレベーターのみという、ちょっと不便な一面も。

 

企画展 

 

最初に、 企画展「北斎の帰還-幻の絵巻と名品コレクション-」を鑑賞(11/22~1/15 。  写真は展覧会チラシ)。

江戸時代後期、本所割下水(ほんじょわりげすい=現在の墨田区北斎通り)付近で生まれたとされる葛飾北斎(1760-1849)。

その作品が故郷に帰ってきたことを記念する展覧会です。

 

なかでも、約100年余り行方が分からなかった幻の絵巻「隅田川両岸景色図巻」が目玉。

長さ7 メートルに及ぶ絵巻には、当時の両国橋から新吉原までの隅田川の名所が描かれ、水面に映る橋や船の影には西洋画の技法が取り入れられているといわれます。

 

極細の筆で描き込まれ、非常に細密な描写です。北斎って、こんなに繊細だった?

墨田川の風景のあと、絵巻の最後には新吉原の風俗が。世間受けするためにはこういう華やかな絵も必要だったでしょう。チラシの図柄に使われています。

 

残念ながら、企画展の中は撮影不可だったので、絵巻を写真で紹介することができません。

InternetMuseum のユーチューブ動画を見つけましたので、こちらでご覧ください。

 

「隅田川両岸景色図巻」のほかには、墨田区が美術館開館にそなえてコレクションしてきた一連の名品が見もの。

有名な 「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」「山下白雨」「凱風快晴」など、よく知られた代表作が並んでいました。

 

その中で、有名な作品ではないのですが、個人的に「いいねェ、欲しいなァ~」と思ったのは「ほととぎす聞く遊君図」という肉筆画(写真)。

 

 

以下は、同美術館の作品解説のページからの引用です。(没後160 年以上経つ北斎の作品に著作権はなく、いわゆるパブリックドメイン=公有。また、美術館サイトからの“引用”なら許容されるのではと考え掲載しています)

 

『 「ほととぎす聞く遊君図」   紙本1幅 享和末~文化初年(1803-05)頃   横兵庫(よこひょうご)という豪華な髪型に結った花魁(おいらん)が、ゆったりと蒲団(ふとん)に寄りかかり、ほととぎすを眺める様子を描いています。花魁の着物の墨彩や空の雲の淡彩は、刷毛によって描かれており、北斎の迷いのない筆遣(ふでづかい)が感じられます。楚々とした宗理(そうり)風の美人であること、賛(さん)の蜀山人(しょくさんじん=大田南畝)の署名から享和末から文化初年頃の制作と考えられています。「君ハゆきわが身ハのこる三蒲団 四ツ手をおふてなく郭公(ほととぎす)」という叙情豊かな賛と絵がよく調和しています。』(すみだ北斎美術館 作品解説

 

 (注) 
  * 遊君=遊女
  * 宗理風=「宗理」という雅号を用いていた、北斎35 ~45 歳ごろの作風
  * 賛=絵とともに書かれた文章
  * 蜀山人=江戸中、後期の文人・狂歌師・戯作者

 

目を引いたのは、蝶のように結った髪形。カッコいいですね。片膝をついてふとんに寄りかかる花魁のポーズも粋でお洒落。

即興的に、さらっと描かれた絵のようですが、それでいて完ぺき。迷いのない天才的な筆さばきが伝わります。

蜀山人の賛があるのも良いし、値打ちもの。

かりに、こんな掛け軸を持っていたら、来客があるたびに見せて自慢できるでしょうね。

 

「ほととぎす聞く遊君図」 のアップ。

使われているのは基本的に墨と朱だけ。表情なんて、ただ筆先でチョンチョンと… 「絵がうまい、というのはこういうこと」と、感嘆せざるを得ません。

 

ところで、我々現代の人間にとっては「賛」の内容が分かりづらいです。

「君ハゆきわが身ハのこる」は、遊女を描いているので言わなくても想像がつきます。では「三蒲団 」とは?  敷きぶとんを三つ重ねにしたもので、高級遊女の贅沢品だそうです。

「三」とくれば「四」とつなぐのが勢い。で、「四ツ手をおふてなく郭公(ほととぎす)」ですが、しばし考えて「四手網か…」と思い当たりました。

江戸時代、隅田川では漁が盛んでした。佃(つくだ)の漁師が四手網で白魚(家康の好物)をとって将軍家に献上していたそうです。その魚を追ってホトトギスが鳴くというなら意味が通ります。

 

白魚が取れるのは早春。隅田川で白魚漁が始まると春が訪れるといわれ、江戸の風物詩。白魚は弱い魚なので、夜中にかがり火をたいて漁をし、夜が明けるとすぐ市場へ出さなければなりません。

また昔から、ホトトギスの鳴き声を聞くのは、明け方の風流とされていました。

    「ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる    後徳大寺左大臣 」(百人一首)

 

そうすると、この絵の背景は早春の明け方?

『客が去った後、花魁がひとり三つ重ねの蒲団にもたれている春浅い夜明け。隅田川で、白魚漁を終えた四手網を追いかけ鳴くホトトギスの声が… 』 風流ですねェ~

そう、解釈してみましたが…

間違っているかもしれません。まあ、御愛嬌ということで。

 

常設展

撮影不可の企画展と違って、常設展の中は基本的に撮影OK (一部作品は撮影禁止)。

なので撮影してきました。

 

常設展入り口に、北斎の「須佐之男命厄神退治之図 (すさのおのみこと やくじん たいじのず)」のカラー復元図が架けられていました。

 「須佐之男命厄神退治之図」推定復元図。

 ← クリックで拡大します。

この絵は、弘化2 年(1845)、北斎が86歳の時に描き、墨田区の牛嶋神社に奉納した大きな絵馬(幅約2. 76m × 縦約1. 26m)。須佐之男命(絵の中央、白い装束)がにらみをきかせ、様々な病気を起こす厄神が今後悪さをしないように証文を取っているところです。

 

北斎晩年の傑作ですが、残念なことに関東大震災で焼失してしまいました。

しかし、美術雑誌「國華」などに白黒写真が載っており、この白黒写真をもとに、最初に描かれた彩色を推定・復元するという困難な作業を、学識者、伝統技術職人、凸版印刷などで作るプロジェクトチームがやり遂げ、その模様が11月23日、NHKテレビで放映されました(ロスト北斎 The Lost Hokusai 「幻の巨大絵に挑む男たち」)。

残されていた白黒写真と、復元作業の説明。

 

すみだ北斎美術館に来たのも、NHKの番組を見たのがきっかけ。白黒からカラーへの復元でどんな色彩になったのか、確かめたいと思っていました。

復元図を実際に見てみると、物凄くダイナミック。さすが北斎!

NHKでは『まさに北斎版の「ゲルニカ」とも言える大作』と表現。

 

そして、カラフルだな… という印象。

(撮影した画像はライトの影響でもっと赤味が強く出ていましたが、凸版印刷のページ 掲載の画像に合わせて補正しています。)

 

推定復元作業のビデオを見る来館者。

 

マニアックな話なので聞き流してもらっていいのですが、NHKのビデオや凸版印刷のページによると、復元作業は最初に「美術雑誌・國華の白黒写真が、当時のどんな技術で撮影・印刷されたのか」というところから始まったそうです。

その結果、『明治時代の高い技術で撮影され、高精細かつ保存性の高いコロタイプ印刷で残されていた』ことが判明(凸版印刷のページ より)。

コロタイプ印刷というのは、版面のゼラチンのしわを利用して濃淡を表現する印刷方法で、今主流の網点印刷とは全く違います。網点印刷よりも連続した階調によるなめらかで深みのある質感が特徴。

しかも、より諧調を出すために撮影の際、緑フィルターを使っていたようです。

 

これには、「今のデジタルカメラや印刷の方がずっと進んでいるだろう」と思っていた自分の考えが覆されて、ちょっとショックでした。

明治時代、すでに高度な白黒撮影・印刷技術があったんですね。

 

これらの分析結果をもとに、カラーを白黒で撮影したときどういう濃淡になるか、ぼう大な色見本を作製。北斎が同時期に描いた肉筆画などを参考に、絵具の重ね方・線の描き方など表現技法と合わせて、もとの色彩を推定・復元していったそうです。

 

このあと、常設展示室の中を見ていきました。北斎の作風が時代順に解説されています。

常設展示室。作品は基本的に高精細な原寸大レプリカで、撮影OK。

 

北斎の習作時代の作品。「釣竿を持つ子と亀を持つ子」天明年間(1781-89)頃。

このころは勝川春章に入門し、勝川春朗という雅号でした。

 

これも習作時代の「湯治場八景 しゆぜんじの ばんせふ」天明年間(1781-89)。

 

作品解説。タッチパネル式です。

 

北斎が勝川派を去り「宗理」の画号を用いていたころの作品。「あづま与五郎 残雪 / 伊達与作せきの小万 夕照」享和年間(1801-04)頃。

 

よく知られている「北斎漫画」。液晶タッチパネルに指を滑らせることで、まるでページをめくるように鑑賞できます。

門人が増えたため、北斎が絵手本の制作に情熱を注いでいたころの作品(1812 - 1829年)。年齢的には53歳から70歳ごろ。

 

 「北斎漫画」。どの絵もうまくて面白い。時間がたつのを忘れます。

 

 「北斎漫画」。富士の宝永山噴火の図。噴石で家がバラバラに。こういうドキュメンタリー的なものも描いていたんですね。

 

錦絵の製作過程を紹介するコーナー。

原画を描く絵師以外に、木版を彫る人、色刷りを刷る人がいてこその浮世絵。

 

面白かったのがこれ。

北斎は68 歳のとき、中風になったけれど自家製の薬で治してしまったそうです。

 

薬の作り方を記した本。

細かく刻んだ柚子と極上の酒を煮詰め、水あめ状にしたもの。

「人生50年」の江戸時代に、90歳まで生きた北斎先生の秘薬ですよ、試してみます?

 

「北斎アトリエ」の再現模型。

一生の間に93 回も転居を繰り返し、身なりも構わず、画業以外のことには全く無頓着だったという北斎。その84 歳のころの様子を書き留めた門人の絵をもとに、再現された製作風景。

紙くずが散らばる中、炬燵に半分入りながら絵を描く北斎と、それを見守る娘の阿栄(おえい)。

「画狂人」の面目躍如ですね。

 

筆を持った手が時々動きます。すごくリアル。

 

いろいろあったようですが、墨田区も面白い美術館を作りましたね~

 

お土産に買った画集と、北斎の代表作「富嶽三十六景  神奈川沖浪裏」の絵ハガキ。

 

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

        EF16-35mm f/4L IS USM


東京散歩 レトロ&イルミ Part 4

2016年12月19日 | 風景・建物

表参道から渋谷へ

たくさんある東京のイルミネーション。その中でも、やはり表参道は良いですね。

これまで六本木、ミッドタウン、恵比寿、目黒、表参道、カレッタ汐留のイルミネーションは見てきましたが、今回は、丸の内を見たあと、また表参道へ。

 

 ← クリックで拡大します。

けやき並木が、約50万球のシャンパンゴールドLEDで彩られる、表参道イルミネーション 2016(12月1日~ 25日)。

12月24・25日(土・日)の2日間は、車道の一部が歩行者天国になるとのこと(交通規制図参照)。

ちょうど土日に重なることもあって、今年のイブ・Xmas は、にぎわいそう。

 

表参道ヒルズ前。

 

今年はMastercard が協賛。

 

表参道ヒルズ の華やかな空間。

開業10周年。吹き抜け大階段の中央に高さ10m の「スターツリー」が据えられています。

 

下にあるブースから、ツリーに向けてスティックを振ると色合いが変化、特別なイルミネーションに。

参加型演出「Star Magic」という趣向。

 

東急プラザ

 ← クリックで拡大します。

この東急プラザ 6 階屋上にある「おもはらの森」へ上がってみました。

 

「おもはらの森」。

緑豊かな癒しのテラスのイルミネーション。来年2月末まで点灯。

 

「天空のスターバックス」がありました。

 

温かい雰囲気の照明。

 

「おもはらの森」から見た原宿方面交差点。

(表参道のイルミネーションが全体的に俯瞰できるかと期待して来たんですが、方角的に無理でした…)

 

このあと、渋谷の「青の洞窟SHIBUYA」へ。

 

渋谷公園通り。

青の洞窟SHIBUYA」のメインスポット・代々木公園へいざなう、青色LEDの並木。

 

代々木公園ケヤキ並木の「青の洞窟 SHIBUYA」(1月9日まで点灯)。

 ← クリックで拡大します。

イタリアの名所「青の洞窟」をイメージしたこのイベント、2014年に中目黒で初開催されました(2014年12月9日記事『キヤノン「16-35mm F4L IS」で撮る東京(2)イルミネーション』参照)。

狭い目黒川沿いに人が詰めかけ過ぎたことから、2015年は中止になりましたが、今年は渋谷に場所を移して2年ぶりに復活。

目黒川の川面に映えた、あの効果を再現するためか、反射シートが敷かれています。

 

以前にも書いていますが、この青色LED、普通に撮ると赤紫色が混じったりして、デジタルカメラ(スマホも同じ)にとっては難物の被写体。RAW現像時、色調整に苦労しました。

(点灯式の美しい写真が「トラベルWatch」に掲載されています。どういう方法で撮ったんだろう?)

 

 

 

青一色の夢幻的な世界。

何とかそれらしい写真になったかな… というところです。

 

一日中歩いて疲れたので、そろそろ銀座のホテルへ帰ることにしました。

 

銀座5 丁目あたり。「ギンザ・イルミネーション 2016 ヒカリミチ〜光の庭園〜」(2017年1月9日まで)。

 

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

    EF24-105mm F4L IS USM

   EF16-35mm F4L IS USM

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関連記事

  ・「イルミネーション特集 東京」(ジョルダン)

  ・「イルミネーション スポット 東京」(るるぶ.com)

  ・「イルミネーションガイド 東京」(Walkerプラス)


東京散歩 レトロ&イルミ Part 3

2016年12月17日 | 風景・建物

丸の内の彫刻とイルミ

東京・丸の内仲通り。ビジネスだけでなく芸術性豊かな街づくりを目指して色々な彫刻が展示されています(MAP参照)。

三菱地所と彫刻の森芸術文化財団による「丸の内ストリートギャラリー」。作品は入れ替えられるので、ずっとこのままというわけではありませんが、北側から順番に見ていきました(1作品だけ撮り忘れたかも…)。

 

丸の内仲通り。お洒落なアーバンテラス。

 

フロリア―ノ・ボディーニ 「ある女性の不安な伝記」(イタリア 1975年 ブロンズ)。

見た彫刻の中ではこの作品が面白かったですね。「イタリア・ルネサンス頃の詩に出てくる、怪獣にまたがる女性を表現したもの」とか。

 

(部分)

 

工事中の背景が殺風景ですけど…

 

網屋千秋「はばたく」(日本 1972年 ブロンズ)。

 

三沢厚彦「Animal シリーズ」(日本 2009年 ブロンズ)。

 

呉炫三(ウ―アーサン)「ライオンと人間」(中国 1991年 観音石)。

 

三沢厚彦「Animal シリーズ」(日本 2015年 ブロンズ)。

 

三沢厚彦「Animal シリーズ」(日本 2015年 ブロンズ)。

 

ジュリアーノ・ヴァンジ「追憶」(イタリア 2004年 花崗岩)。

 

草間彌生「われは南瓜」(日本 2013年 黒御影石)。

 

ここからは、三菱一号館広場に置かれた作品です。

エミリオ・グレコ「うずくまる女 NO.3 」(イタリア 1971年 ブロンズ)。

 

バーナード・メドウズ「恋人たち」(イギリス 1981年 ブロンズ)。

 

アギュスタン・カルデナス「拡散する水」(キューバ・フランス 1977年 カラ―ラ産白大理石)。

 

三菱一号館広場。日が暮れるとイルミネーションが点灯。

 

クリスマスツリーの周りは華やか。

 

大人のムードを楽しむ店が色々。

 

 

 

「ガス灯」と三菱一号館。

 

明治は遠くなりにけり…

 

三菱一号館美術館の展覧会「拝啓 ルノワール先生」のディスプレー。

 

三菱一号館広場入り口にあるお店の写真撮影用スポット。ベンチにはサンタさんの帽子が。

 

近くの明治生命館前。

 

丸の内仲通りイルミネーション。

 

丸の内仲通り。どういうわけか、ランニングする人たちも。

 

東京駅。日没後の早い時間帯に撮ったので空が青いです。

 

JPタワー「KITTE」。

PART 2 のレトロ+高層ビルと同じ形式。不思議な存在感で東京駅前にそびえています。

 

このあと丸の内を離れ、表参道や渋谷のイルミネーションを撮りに行きました。

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

    EF24-105mm F4L IS USM

   EF16-35mm F4L IS USM


東京散歩 レトロ&イルミ Part 2

2016年12月14日 | 風景・建物

総合写真展

総合写真展」( 東京・上野公園、12/6~12/11)は平成9年に発足した全国規模の公募展。今年で20年目を迎えます。

20年前といえば、一般的にはフイルム写真のころですから、現在のデジタル全盛時代まで、ずいぶん長く続いてきたものです。

節目の年の開催として、歴代の最上位作品が掲示されていました。

 

 

今回、第20回の最上位作品(内閣総理大臣賞)は、カナダ ・ ホワイトホースのオーロラを撮ったもの。

(ウ~ン、カナダのオーロラとは… 個人的には、そういうお金のかかる大変な撮影旅行はできそうにありません。)

 

国内の手近な場所で神事を撮った、私の作品は「優秀賞」でした。

昨年と同じですが、副賞の「エツミ賞」(カメラバッグ)を頂くことになったので、一応満足々々。

 

しかし、会場を見渡すと、世の中には上手な写真を撮る人が一杯いるもの。勉強になります。

 

このあと、レトロ建築を撮りに丸の内へ。

 

丸の内レトロ

丸の内では2000年前後から、レトロな建物を保存しつつ高層ビルを建設するケースが相次いでいます。

レトロ建築の一部を外側に残し、中心には高層ビルがそびえ立つという光景。古い建築物がかもしだすノスタルジックな味わいが面白いです。

 

丸の内。皇居と東京駅を一直線につなぐ行幸通りは幅73m。

この広さ、やはり東京はすごいな… 

 

新生「丸ビル」(2002年竣工)。このビルから、三菱地所主導による丸の内地区の再開発がスタート、今も周辺を含めたエリアで開発は続いているとのこと。

 

日本工業倶楽部会館。

大正9年(1920年)に、当時の実業家の財界活動の場として竣工。

2003年、三菱UFJ 信託銀行本社ビル(後方)と一体化する形で部分保存されました。

 

 「セセッション様式」というらしいです。アール・ヌーヴォーの一環で、平面と直線を多用するのが特徴とか。

 

屋上には当時の産業(石炭と紡績)を表す、ハンマーを持った男性と糸巻きを持つ女性の像。

 

東京銀行協会ビル(旧東京銀行集会所) 。

大正5年(1916年)竣工の煉瓦造りの建物のうち、2 面の外壁を残し1993年、 内側に新築のビルが建てられました。ファサード保存という保存形式のさきがけと言われます。

 

装飾がこらされた煉瓦造りと無機的な現代建築。違和感はありますが、「おやっ」と思わせて面白いです。

 

三菱一号館。後方は丸の内パークビル。

 

この三菱一号館は、丸の内の歴史を語るうちで欠かせない建物。

明治維新で、江戸城に隣接する大名屋敷が撤去、一時陸軍練兵場に使われたあと、広大な原野となった土地の払い下げを受けたのが、三菱財閥・岩崎彌太郎の弟、彌之助。ときに明治23年(1890年)のこと。10万7000坪余り、130万円だったそうです。

明治27年(1894年)そこに建てられた三菱一号館は、日本初の本格的オフィスビル。その後イギリス・ロンドンのような煉瓦造りの建物が次々に建てられ、やがて現在のビジネス街・丸の内につながっていきます。

 

三菱一号館はその後、昭和の高度経済成長期(1968年)に解体され、姿を消してしまいましたが、三菱地所の「丸の内再構築事業」として2009年に、元のジョサイア・コンドルの設計通り復元。翌2010年「三菱一号館美術館」としてオープンしました。

同じ敷地に建つ丸の内パークビルとの間には木々が茂る憩いの広場もあり、とても雰囲気の良い場所です。

 

三菱一号館美術館」に併設されている「カフェ1894」。


「1894 」は、三菱一号館が建てられた年ですね。

 

カフェ1894」の入り口。

 

カフェ1894」の内部。創建当時の銀行営業室を復元しています。

 

なんと素敵な空間…

できればここで一服したいところでしたが、駆け足の旅で時間がなく、開催中の展覧会「拝啓 ルノワール先生」とともにパス!(残念)。

 

代わりに、「三菱一号館 歴史資料室」をさらっと見てきました。

三菱一号館歴史資料室。

 

明治時代のビジネスマンはこんな格好。

 

とはいえ、着物の人もいたようです。

 

三菱一号館の模型。

 

古い時計。さきのオフィス風景に写っていたのと同じ時計かな?

 

丸の内を取り上げた文学作品の数々。高浜虚子「丸の内」、岡本かの子「丸の内草話」、秦豊吉「新丸の内夜話」など。

 

丸の内パークビルにある低層階の商業施設「丸の内ブリックスクエア」の入り口。

 

三菱一号館美術館」(右)と「丸の内ブリックスクエア」の間にある広場。

クリスマスツリーが飾られ、夜のイルミネーションもきれいでした。

 

こちらはすぐ近くの明治生命館。後方は明治安田生命ビル。

 

昭和9年(1934年)、もとあった赤煉瓦の三菱二号館(明治28年竣工)を解体して建てられた重厚な建物。

これまで見てきた他のレトロ建築と違って、部分ではなく全体が保存され今もオフィスとして使用。昭和建築で初めて国の重要文化財に指定されました。

 

皇居外苑に面して建つ明治生命館

 ← クリックで拡大します。

荘厳なコリント式列柱の柱頭にはアカンサスの葉模様の彫刻。岡田信一郎設計による古典主義様式の傑作とのこと。


明治生命館では以下の通り内部の一般公開をしており、ここを見学するのも旅の目的でした。


 【土・日曜】11:00~17:00  1 階店頭営業室(丸の内お客さまご相談センター)、2 階会議室・応接室・食堂などの諸室(公開エリア参照)。
 【水・木・金曜】16:30~19:30  1 階ラウンジ、2 階資料・展示室、会議室、健康相談室、応接室のみ。

訪ねた日は水曜日だったので、一部のエリアを見られただけでしたが、それでもなかなかのもの。

 

明治生命館 1 階 ラウンジ。豪華ですね。

 

1 階 ラウンジ。

 

2 階 応接室。
 

もうひとつの、こじんまりした2 階応接室。

 

2 階 会議室。

明治生命館 は戦時中の空襲被害を免れたため、戦後GHQが接収。アメリカ極東空軍司令部として使われました。この会議室は、 米・英・中・ソの4 カ国代表による対日理事会の会議が連日行われたところです。

占領下の、重苦しい時代のイメージが重なりそう…

明治生命館 がアメリカ軍から返還されたのは昭和31年(1956年)。例によってアメリカ式のペンキまみれになっていた内部を修復、戦時中の金属供出で失われた部材も元通りに復元したそうです。

 

会議室の天井。

 

天井の装飾はアカンサスの花模様。

 

会議室の暖炉。

暖炉といっても、火をたくための設備ではなく、空調の吹き出し口だそうです。

おっと、監視カメラがありますね。重要文化財なので当然かも。

 

渋く、手の込んだ床の文様。いまやこういう装飾を使うことは稀でしょう…

 

2 階の回廊から、吹き抜けの1 階ロビーを見渡したところ。

 

回廊の天井照明。

 

重厚で美しい装飾。

 

大理石と思われる柱の彫刻。

 

クラシックな照明ランプ。

 

資料・展示室も見てきました。明治生命館 の歩みパネルには、元あった三菱二号館の写真(上)も。レンガ造りの趣ある姿。これを壊したのはちょっと惜しかったかも、です…

 

明治生命館 の設計者・岡田信一郎について解説したパネル。

大阪・中之島の中央公会堂のコンペで一等を取って一躍名を馳せ、「様式建築の名手」と称されたそうです。

 

ドラマチックなくだりもあったので、以下、一部を抜粋させてもらいます。

『 …こうした岡田の建築思想の集大成ともいえるのが明治生命館です。しかし、着工間もなく病に倒れた岡田は、その完成を見ることなく、昭和7年(1932)4月4日、48年の生涯を閉じました。現場を16ミリフィルムで撮影させ、病床から指示を与えたという岡田の情熱は今も語り継がれています。』

 

岡田が見て病床から指示を出したという、その16ミリフィルムを編集した映像が流れていました(手前)。

壮大な建築物を作ろうとする、この時代の人たちの気概に満ちた表情が印象的。

 

志なかばで急逝した岡田に代わり、弟の岡田捷五郎が設計監督に就任。昭和9 年(1934年)、明治生命館は竣工しました。

 

壁には、柱頭のアカンサスの葉飾りが原寸大で描かれていました。人の背丈以上ある、大きなものでした。

 

丸の内のレトロ建築としては、あと「DNタワー21 」(旧第一生命館)があります。

疲れたのと時間が遅くなったため、残念ながら今回は撮れませんでした。皇居のお濠に写る姿が良いそうですが…

 

続きは次回に。

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

    EF24-105mm F4L IS USM

   EF16-35mm F4L IS USM


東京散歩 レトロ&イルミ Part 1

2016年12月09日 | 風景・建物

東京・上野公園で開かれている「総合写真展」(12/6~12/11)を見に行ったついでに、冬の東京散歩をしてきました。

メインはレトロ建築とイルミネーション。そして、つい先日オープンした「すみだ北斎美術館」も鑑賞。

少しずつアップしていきますが、とりあえず3 枚を。

 

丸ノ内に残るレトロな明治生命館

夕方から夜にかけて、重厚な内部を見学させてもらいました。

 

表参道ヒルズ

 

青の洞窟 SHIBUYA」(渋谷公園通りで)。

渋谷公園通りから代々木公園のケヤキ並木まで約750m にわたって、青色LED で幻想的に彩られています。

2014年に、目黒川で初めて開催されたイベントの渋谷版。

とてもきれいでした。

 

デジタルカメラでその美しさを再現するのは、かなり苦労があるのですが。

その話はのちほど…

 

初詣客のために、大晦日の午後5 時から元日の午前5 時まで、終夜点灯されることが決まったそうです。

 

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

    EF24-105mm F4L IS USM

   EF16-35mm F4L IS USM


名残りの紅葉(大仙公園 日本庭園)

2016年11月30日 | 風景・建物

今年の紅葉シーズン、そろそろ終わりを迎えているようです。

JR の「紅葉だより」でも、見ごろを過ぎた紅葉スポットが増え、11月30日現在、京都・東山の永観堂は「落葉」。行きたかった瑠璃光院がある八瀬周辺も「色あせ始め」とのこと。

京都は12月始めでも見頃のときがあったと記憶しているのですが、今年は早いのかも。

 

八瀬の瑠璃光院 は、春と秋の特別拝観でしか見られない名所。黒光りの床や机に映えるモミジが超絶的に美しい、と有名。

黒光りの床に外の木々が美しく映り込むのは、岩倉の実相院もそうで、行ったことがありますが、実相院の内部が撮影禁止なのに対して瑠璃光院 は撮影OK。なので、どうしても行きたいと思っているところです。

ぐずぐずしているうちに良い時期を逃してしまいました。また今度、挑戦することに…

 

さて、せっかくのこの季節、全く紅葉撮りに行かないのもシャクなので、近場で撮ってきました。

 

大阪・堺市にある大仙公園の日本庭園

その昔、海外との交易で自由都市として栄えた堺の歴史にちなみ、中国と堺の名勝を模して造られた庭園。

カモやニシキゴイが泳ぐ池泉の対岸の築山は、中国江西省にある「廬山(ろざん)」。青い屋根のあずまやは「甘泉殿(かんせんでん)」。

最近は中国の団体観光客も多いようです。

 ← クリックで拡大します。

 

別のアングルから。池の周辺は、晴天の午前中がとくに美しいですね。

 

池泉に注ぎこむ渓流を遡ります。

 

 

 

 

庭園の奥にある、あずまや「青苔亭」の辺り。モミジはだいぶ散ってきていました。

初夏にはハナショウブやカキツバタが咲き、風情のあるところです。

 

“紅葉”と…

 

“黄葉”。

 

落葉がはらはらと渓流に散って、流れていきます。

 

ひときわ色鮮やかな巨木。

 

庭園をひと巡りして入り口に戻りました。

休憩舎では古典菊を展示中でした。

(古典菊の展示は、例年11月中。2014年のブログ「古典菊の魅力 Part 1 、Part 2 」参照)

 

休憩舎の丸窓から眺める庭園。

 

結婚式の「前撮り」を5 組見かけました。赤や紫の和傘を手にポーズするカップルも。

「大安」ということで、お日柄も良く…

 

絶好のロケーション。

付添いの親御さんもうれしそうでした。お幸せに!

 

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撮影カメラ・レンズ

    Canon EOS 6D  

     EF24-105mm F4L IS USM

     PLフィルター使用

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関連記事・サイト

  ・大仙公園日本庭園

  ・JR 「紅葉だより」

  ・京都・八瀬大原 瑠璃光院

  ・京都・岩倉 実相院

 


あべのハルカス夕景色

2016年08月29日 | 風景・建物

久しぶりに、高さ300mの日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)展望台へ。

ゆく夏を惜しんで夕涼みをしてきました。

 

まだ明るいころ、展望台からの眺め。

部分的に大雨が降っているようです。場所は大阪市北部。かなり長時間続いていました。

これが集中豪雨の正体かも… (翌日、一部の地域で浸水被害があったことを知りました)

 

暮れなずむ大阪湾。遠く明石海峡大橋が見えました。

 

夏の空はダイナミック。

 

下に広がる風景をながめる人たち。

といっても、窓の手前は透明なガラスの床になっています。スリルがあるというか、怖い!

 

ビル16階にあるあべのハルカス美術館で「スター・ウォーズ展」が開催中(8/30まで)。

展望台にもフィギュアを展示していました。

 

ダース・ベイダー。

 

夕暮れを待つ間、「ハルカス300 クールビアガーデン」(6月3日~9月25日)へ行ってみました。

氷点下のドリンクが売り物とか。

 

大阪の街並みを眼下に飲むビールは格別。

9月に入っても残暑が厳しそう。まだまだ楽しめるのでは。

 

夕暮れの大阪湾。

 

ビアガーデンも暮色に包まれます。

 

北側の天王寺公園(左手前)方向。

 

こちらは南側。延々と続く高速道路の灯り。

 

大阪湾の夕焼け。

 

あまり期待していなかったのですが、部分的に真っ赤になりました。

 

夕景色を眺める人たち。

 

記念撮影。

 

ポーズしたところを撮ってネ。

 

人それぞれの夕涼み。

 

西側方向。右に通天閣の灯りが見えました。

 

展望台からは360度、光の海が広がっています。

すばらしかったですね。

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撮影カメラ    ソニーRX100

 


パナソニックセンター大阪 リニューアル(2)

2016年08月04日 | 風景・建物

「パナソニックセンター大阪 リニューアル 1 」(7/29)では、1階のミラーレスカメラ「LUMIX」のコーナーを中心に見ましたが、パナソニックとしてはむしろ「Re-Life Floor 」(1、2階 )というリビング関連がリニューアルのメイン。(ニュースリリース参照)

夢のある暮らしを提案する13 のシーン(リフォームプラン)があり、なかなかユニークな展示も。

 

夢の古民家ライフ

「Re-Life Floor 」のターゲットは、『「自分らしい生き方を実現したい」という想いを持つ、55歳以上のプレミアム世代や20~40代の女性』(ニュースリリース より)とのこと。いわばオトナの夢・憧れの世界ですね。

子どもたちが独立したあと、夫婦が築40年の古民家をリフォームしてカフェを開業した… という設定の「夢の古民家ライフ」。

 

古い柱や梁を活かした「和モダン」の雰囲気。

 

 

本物のカフェになっており、コーヒーやスイ―ツを楽しみながらリラックスできます。

 

設定のような中年夫婦ではなく、若い娘さんがオーダーを受けていました。

 

猫カフェ in わが家

 

猫大好き派のための、思いっきり猫に合わせたリビングルーム。

防水性と消臭効果の高い素材を使用。猫が自由に遊べ、爪とぎスペースまであります。

これも、古民家カフェと同じく、子供の独立をきっかけにリフォームした、という設定になっています。

 

 

いたるところに ニャンコの姿が。

 

猫派の夢なんでしょうね。

私も猫が好きな方ですが、ここまで徹底しようとは思いませんけど…

 

淡路島や琵琶湖でプチ隠居

 

海や湖が見渡せるLDK。日没の絶景とともに暮らすリッチな日々。

 

ゲストをもてなすアイランドキッチン。

 

 

 

ぜいたくの極み。

どんな人が実現できるのでしょうか…

 

鉄器と共に暮らす町屋造り

 

こちらは町なかで風情を楽しむ暮らし。町屋造りの佇まいを壊さず、今の生活スタイルに合わせたリフォーム。

 

こういう感じ、個人的には好きです。

 

老舗旅館の名湯のように

 

『お風呂を温泉旅館のように贅を尽くした空間へ。浴室、脱衣所、洗面所の空間を広くゆったりと。夫婦二人の夢を叶える。』というコンセプト。

 

サンルームのある家

 

イングリッシュガーデンと開放感たっぷりのサンルーム。

 

サンルームの中。緑に囲まれて、アフタヌーン・ティーを楽しめます。

 

アメリカン ガレージハウス

 

男のロマンをかなえるガレージリフォーム。

放っておくと、こんなところに一日中こもって、趣味に熱中するタイプの男っていますよね。

 

お風呂が中心にある暮らし

 

坪庭に見立てたお風呂が、リビングの中心にあります。

お風呂に入り、大スクリーンで映画を見るという、ブッ飛んだ想定。

 

舟形の浴槽。

湯につかりながらお酒も飲めます… こんなことして、いいんでしょうか…

 

いささか現実離れした感がありますが、「まあ、“夢”ですから…」とパナソニックのスタッフ。

 

ホームエステで夢ごこち

 

「Salon de Beauty 」。

「ひとりエステ」を実現する、女性のためのリフォーム提案。オジサンが入るのは、ためらわれました…

 

スチーマーや超音波美容器、ヘアードライヤーなど美容器具のデモンストレーション。

 

バリアフリー・ヴィラ

 

お年寄りが自立して暮らせる「離れ」のイメージ。

広く開く、軽やかな3連の引き戸や、椅子に腰かけてできる調理台や洗面台、ベッド横には来訪者の姿が写るインターホンなど、高齢者にやさしい造りになっています。

 

このほか、オーディオルームの「音楽のない人生なんて」、リビングの一角を仕切ってリフォームした「大人の秘密基地」、必要な時には動く壁で大きな空間を作れるルームプラン「わが家を、オトナの溜まり場に」の展示もありました。

 

◆紀伊国屋書店とコラボ

 

「Re-Life 」のヒントが見つかるかも。紀伊国屋書店とコラボした新しいスタイルのブックショップ。

本のコンシェルジュが、お薦めの本を提案してくれるそうです。

 

実際のリフォームや不動産探しについても、専門のコンシェルジュが相談に乗ってくれるコーナーがありました。

 

バラエティーに富んだ展示を見ていると、リフォームも実用一点張りから、趣味性を活かす方向へ変わっていくのかな、という気がしました。

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撮影カメラ    ソニーRX100

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関連サイト

 ・パナソニックセンター大阪