コストパフォーマンスに優れ、比較的描写が良いことから“シンデレラレンズ”とも呼ばれた、キヤノンの単焦点レンズ「EF50mm F1.8 II」。
7年ほど愛用していましたが、このたび売却しました。
理由は、リニューアルされたモデル「EF50mm F1.8 STM」を2015年に購入したこと。レンズ構成は同じなので、描写もほぼ同じ。前モデルを持っている意味がなくなったわけですが、何となくそのままに。
しかし最近、いい齢になったこともあって身の回りの物を整理し始め、いらないカメラ、レンズと一緒に売ることにしました。
「カメラのキタムラ」に持ち込んだカメラ・レンズのうち、レンズは次の2本。
右がキヤノン「EF50mm F1.8 II」(2012年 8,563円で購入)。
左はタムロン「AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro」(2008年 69,800円で購入)。
タムロンの方は、コンパクトないわゆる便利ズームで、イベントの撮影や動画に重宝してきました。ただ、解像度がいまひとつなのと、動画撮影時にズームすると一瞬露出オーバーになるのが欠点(他のズームレンズでも、動画撮影時にズームすると大なり小なり、何らかの問題が出るようですが、このレンズは極端だったので…)。
で、キタムラの見積は以下のようになりました。(一緒に売ったカメラは、訳あって伏せています)
何と、小さな、そして当初の価格もケタ違いに安いキヤノン「EF50mm F1.8 II」の方が、高く買い取ってもらえることに!
(多少問題はあっても、タムロンのズームの方が使い道が広く、売れそうだと思ったのですが…)
キタムラの店員によると、「タムロンの方は、少し曇りがありますね」と。それで「C」ランク(難あり)になったようです。
「それに、タムロンですからねェ~」と、店員のニュアンスには、格差意識がありあり。
メーカーのブランドの差?
ウーン、やっぱりキヤノンはキヤノン。中古でも高く売れるんだ…
(タムロン、最近いいレンズを出してきているのに、可哀そう~)
ちなみに、プロ仕様の古いフイルムカメラ、キヤノン「F-1」ボディー(後期)の買取価格はいくらになるのか、聞いてみました。
「2,700円」だそうです。
(えっ? 「EF50mm F1.8 II」と同じじゃん…)
フイルムカメラとなると、往年の「名機」が、そんな値にしかならないの? と、あまりに情けなく、「F-1」の方はいまだに売らずに置いています。
(後日、同じフイルムカメラでも、「ライカは高く売れるよ」とカメラ愛好家の先輩が言っていました… まあ、ライカは特別です。)
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*5/14、再編集で関連記事を追加。これまでEF50mm F1.8 IIで撮った写真を振り返ってみました。
(関連記事中のリンク先は、時間の経過で削除されたり変わっている場合があります。また、EF50mm F1.8 STM について、「レンズ補正データが提供されていない」との記述がありますが、その後キヤノンからレンズ補正データが提供されており、DPPでの補正などに問題はありません)。
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関連記事
・『シンデレラレンズ 買ってみました』(2012年3月25日 記事)
・『シンデレラレンズで写す』(2012年3月25日 記事 )
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・『「NEW シンデレラレンズ」購入』(2015年5月21日 記事)
・『キヤノンEF50mm F1.8 STM 試し撮り (1)』(2015年5月23日 記事)
・『キヤノンEF50mm F1.8 STM 試し撮り (2)』(2015年5月25日 記事)