ニコンのフルサイズミラーレス「Z7」「Z6」に続いて、キヤノンもフルサイズミラーレス「EOS R 」を発表(9/5 ニュースリリース)。
さらに9月6日には、富士フイルムがAPS-Cサイズミラーレス「X-T3」を発表しました(9/6 ニュースリリース)。
今月中に、パナソニックもフルサイズミラーレスを発表するという噂があり、ソニー、オリンパスも新製品を予定しているとか。
ミラーレスの最新鋭カメラが続々と登場しそうです。
すごい開発競争。目が回りそう。
◆キヤノン「EOS R」
キヤノン「EOS R」システム(写真はキヤノンのニュースリリースより)
キヤノンが“満を持して”出してきた「EOS R」。発表での発言などを見ると、まず良いレンズを造りたい → それにはミラーが無い方(ミラーレス)が良い、という発想だったとのこと。
なにも、ミラーレスカメラが売れているから追随したのではない、というキヤノンの自負が見え隠れ。
まあ、そのまま鵜呑みにするわけにもいきませんが、ずいぶん前に眞榮田社長は「レンズに、もうひとつのラインを加えたいと思っている」というようなことを言っていました。(いつかは忘れました。社長になった前後かな…)
「EF-M」レンズのことか、とも一時は思いました。しかし、どうにも「EF-M」に力を入れているように見えないし、格の面でも低い。
今になってみると、それは「RF」レンズのことだったのではないか、という感じです。
今回発表されたRF レンズは次の4本。
・RF28-70mm F2 L USM(42万円)
・RF50mm F1.2 L USM(32万5000円)
・RF24-105mm F4 L IS USM(15万5000円)
・RF35mm F1.8 MACRO IS STM(7万5000円)
上の2本は高いですね~
ちょっと手が出そうにありません。また、発表の写真を見ているとどちらも大きく重そう。
(個人的には)求めているミラーレスのイメージと違うかも…
一方、ボディーは、いざ正式発表されてみると、噂段階より良いと思ったのが以下のポイント。
・「瞳AF」搭載
・新しい露出モード「Fv」
・サイレントシャッター(点滅表示あり)
・カメラを縦位置にするとファインダーも縦用表示に(富士フイルムが以前から搭載してましたが)
・ユニークなマルチファンクションバー(慣れが必要とのレビューも)
・電源OFFにするとシャッター幕が下り、イメージセンサーをカバー(レンズ交換時のホコリの侵入を防ぎ、センサーがすぐそばで丸見えになる“恐怖感”を柔らげる)
マウントアダプターを介してEF-Sレンズを付けると、ファインダーも自動的にクロップされAPS-C画面になるのも便利かと。ただ、画素数が1200万画素と、普通のAPS-Cカメラより落ちるようです。またこのクロップ状態での動画はHDとなり、フルHDは撮影できないとのこと。はたして、どういう場面で有効活用できるのか、まだよく分かりません。
「EOS R」は、これから全国でイベントが展開される予定。実際に触ってから、感想を書きたいと思います。
◆富士フイルム「X-T3」
富士フイルムの「X-T3」(写真はニュースリリースより)は、機能満載のカメラ。
新開発の裏面照射型「X-Trans CMOS 4」センサー、画像処理エンジン「X-Processor 4」で、高画質、高速処理を図っているとのこと。
なかでも動画性能がすごい。
『4K/60P 4:2:0 10bitの カメラ内SDカード記録』がOKというのにはびっくり。
『ミラーレスデジタルカメラで世界初』だそうです。
ニコン、キヤノンのミラーレスの4K はまだ30P。
ボディーの予想価格は約18万5000円。18-55mmレンズキットで約23万5000円との話。
ニコン、キヤノンのミラーレスに比べると安い !?
思わず欲しくなるではありませんか。
こうなると、ミラーレスで先行しているソニーやパナソニックは、どれほど高性能の機能を盛りこんで対抗してくるか…
カメラ愛好家にとって、ここしばらく目が離せません。
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