キヤノンEOS 6D Mark II は、4K 動画は撮れないのですが、「4K タイムラプス」は撮れます。
4K 動画のぼう大なデータをリアルタイムに処理するキャパシティーはないものの、たとえば1秒、3秒おきなら4 K 映像を記録することはできるということでしょう。
オリンパスでも、とりあえず「4K タイムラプス」ができるカメラを出したあと、本格的な4k 動画をサポートした例があるので、6D シリーズでも、将来本格的4K 動画に対応するための前ぶれではないかと、個人的には思っています。
◆4Kタイムラプス 撮るのは簡単…
タイムラプス撮影というと「難しいのでは」という先入観がありましたが、全然そんなことはないですね。
通常はタイムラプスをしない設定になっているので、最初に動画モードのメニュー画面で「タイムラプス しない」を「タイムラプス する」にする必要があります。
あとは何秒おきにシャッターを切るかの設定。
ざっとした感じで、雲の動きのようなゆっくりした被写体なら3 ~5 秒おき。速い被写体、距離的に近い被写体は1 秒おき、にすると自然な感じになるかなと思います。
で、撮る長さを何コマまでにするかを設定。
300 コマがデフォルトになっていました。3 秒置きだと約15 分の撮影になり、これで約10 秒のタイムラプス動画(30コマ/秒)ができます。
設定は大体デフォルトにして、まあとにかく撮ってみよう、と大阪・中之島(大川)の夜景を撮ってみました。
普段は公開されていないOMMビル西側屋上。「OSAKA光のルネサンス2017」のため特別開放されていました。
中之島周辺のイルミネーション、高速道路の車のライトが美しく見えました。
OMMビル屋上から中之島方面を遠望。
三脚にカメラを据え、シャッターを押したあとはただ待つだけ。
設定どおりにカメラがシャッターを切ってくれる(電子シャッター)ので、何もすることがありません。退屈です~
暗いので新聞や週刊誌は読めないし、電子書籍とかがあるとヒマをつぶせそう。
タイムラプス撮影が終わると、設定は解除されて通常の撮影モードになります。
これが良し悪し。
続けてタイムラプス撮影したいときは、またメニュー画面から「タイムラプス しない」を「タイムラプス する」に設定しなければなりません。
この手間が余計なんですが、タイムラプスではなく通常の撮影をメインにする限り、この仕様でいいのかも…
◆編集・出力が問題
4K に対応した動画編集ソフトが必要。このたび購入したEDIUS Pro 9 (ジャンプアップグレード版)はそれに対応。
ただ、4K 動画ファイルのデータ量は大きいので、PC の負荷がハンパではないみたいです。編集の間中、PC から「ウイーン」という悲鳴のような音が聞こえ、少しでもエフェクトをかけたりすると、まともに動かなくなります。
EDIUS Pro 9 の説明書きによると『4K 編集にはRAID-0 を推奨』とありますが、そうしたPC システムの環境を備え、また知識に精通した人がどれだけいるでしょうか…
4K 動画編集は一応できたものの、出力の段階になって、ハタと困ってしまいました。
ご存じのように、EDIUS はマニュアルがなくネット頼りです。
EDIUS Pro 9 で4K 出力するさいにどういうエンコーダーを使い、YouTube に問題なくアップできた、という設定参考例が、ネットではまだあまりないのです。
とりあえず良さそうな設定でYouTube にアップはしました。
これが本当に4K の品質で視聴できているものなのか、自信がありませんが…
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