つれづれ写真ノート

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キヤノンEOS 6D II を触ってみた

2017年07月01日 | カメラ

待望の、キヤノンの軽量フルサイズ一眼レフ「EOS 6D Mark II 」(8 月上旬発売)が5月29日に発表されました。

さっそく、先行展示されていたキヤノンデジタルハウス大阪で触ってきました。

 

 キヤノンデジタルハウス大阪

これまで大阪・西梅田にあった「キヤノンデジタルハウス梅田」が、「EOS 6D Mark II 」発表と同じ5月29日、高層ビル「中之島フェスティバルタワー ウエスト」1 階に移転 、オープン。名称も「キヤノンデジタルハウス大阪」となりました。

同ビル1 階の約半分を占める、広く開放的な空間。ギャラリー、サービスセンターも併設されています。

 

先行展示されていた「EOS 6D Mark II 」。

 

バリアングル液晶がこのカメラの特徴。キヤノンのフルサイズでは初めての搭載。

 

スマホのようなタッチパネル操作は、やはり便利ですね~

AFポイントの変更、タッチシャッター、再生画像拡大、画像送りが指だけで簡単にできます。

ライブビューでのAFが「デュアルピクセルCMOS AF 」となって、初代6 D より格段に速くなったこともあり、液晶画面を活用した撮影が増えそうです。

 

そのほか2620万画素に増えたセンサー、映像エンジンがDIGIC 7 に進化、常用ISO感度が最高40000と高感度に一層強くなり、連写速度も最高約6.5コマ/秒と、機能が充実。

4K動画は見送られましたがフルHD 60P に。ユニークな動画電子手ブレ補正や4Kタイムラプスと、上位機にもない先進機能が盛り込まれています。

 

AF測距点の増加で思ったこと

AF測距点は45点に増えました。それがすべて精密なクロス測距というのを発表前の噂サイトで知った時は「すばらしい!」と思いました。

初代の6 D は11点(クロス中央1点のみ)で、周辺の測距点ではAFがピシッと合わないことがよくありましたから、大幅な改善です。

それは良いのですが、発表後に測距点(下の図=キヤノンの製品ページより)を見て「ン?…」と複雑な気持ちに。

 

      EOS 6D Mark II のAF測距点

 

 

これって、EOS 80D の測距点(下の図=キヤノンのページより)と同じでは? 図の説明も同じです。

 

       EOS 80D の測距点

素人の推測ながら、6D Mark II のAF は、80D のAF をそのまま採用したのではないでしょうか。

 

APS-C 機である80D のAF をそのままフルサイズ機に移すと、相対的にAFエリアは狭くなるはず。

実際、 6D Mark II のAFエリアは狭いと、デジカメinfo などにコメントが投稿されており、海外のカメラ関係サイトDPREVIEW のレビューは、それは80D のAF を採用したからだと指摘しています。

 

初代 6D 、6D Mark II 、 5D Mark IV のAF測距点を比較してみました。(キヤノンのページにある説明図などを元に、画像加工しています。厳密な寸法比較にはなっていないかもしれません。)

6D Mark II のAF 測距点は中央に集まっているのが分かります。

 

実際にファインダーをのぞいた感じは、どうなのか。自分の初代 6Dを持って行って、展示機と比べて見ました。

大まかな印象ですが、6D Mark II のAF エリアの横幅は初代6Dと同じか逆にやや狭いかも。ただ縦の幅は初代より広くなっているようでした。

 

「AF エリアがもっと広かったらよかったのに… 惜しいなァ」というのが正直な気持ち。

 

シャッターボタンの左手前に新設された「測距エリア選択モードボタン」。

ボタンを押すたびに、[スポット1点AF][1点AF][ゾーンAF][ラージゾーンAF][45点自動選択AF]と、5つの測距エリアが順番に変わり、撮影シーンに合わせたスピーディーな選択が可能です。

実際に触ってみると、ボタン位置も良く考えられており、便利でした。

 

ただ、使う頻度が多い[1点AF]で測距点を動かす操作は、メイン・サブ電子ダイヤルによる、初代6D と同じやり方。

測距点が45点にも増えたので、手間がかかります。

「5D Mark IV のような、マルチコントローラーをつけてくれればなァ」と、これまたぜいたくな望みが湧いてきて…

 

ボディはやや重厚に

 

初代6D(左) と 6D Mark II を並べてみたところ。

 

レンズの違いもありますが、 6D Mark II のほうが大きく見えます。

持って見ると、やはり重め。

10g 増えただけ(バッテリー、メモリー含む)にしては重厚感がありました。

まあ、5D シリーズほど重くはないので許容範囲かと。

 

連写音は…

連写音を動画に撮ってみました。

少し前に試したソニー「α9 」の、超高速の連写音とは比べるべくもありませんが… 

初代よりかなり速くなったのは、素直にうれしいです。

 

買うべきか否か

キヤノンデジタルハウス大阪 が入る「中之島フェスティバルタワー ウエスト」。

1 階のカフェ「Drip-X-Cafe」で一服。

 

眺めのよいカフェ。アイスコーヒーを飲みながら、6D Mark II を買うかどうか思案。

 

際立ってはいないけれど、そこそこ機能を盛りこんだ良いカメラ。

もう少し軽かったら… とも思いますけど。

 

購入の決断は、まだ出来ないでいます。

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撮影カメラ    ソニーRX100

 

 



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