つれづれ写真ノート

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シンデレラレンズがリニューアル?

2015年03月05日 | カメラ

キヤノンの“シンデレラレンズ”こと「EF50mm F1.8 II」の後継レンズが、近く発表されそうだという噂。デジカメinfo / Canon Rumors に出ています。

それほど確かな情報ではないようですが、

『キヤノンEF50mm F1.8 STM の製造が開始されており、3月遅くか、4月初めの発表が予想されているという話を聞いている。発売は発表の直後になる』(デジカメinfo

とのこと。

 

レンズ駆動が STM になるとすれば、あの「ジーコ、ジーコ」という音が、静かでスムーズになりそう。

ついでに絞り羽根(現行5枚)を増やして円形絞りにしてもらえれば、ボケ味が良くなるはず。

 

ただし、リニューアルすると手ブレ防止機構(IS)を付けたりしてレンズが肥大、価格も高くなる傾向があります。

“シンデレラレンズ”のゆえんは「安いけれど高価なレンズに迫る描写力で、単焦点レンズの良さを楽しめる」ということ。「レンズの原点」的な雰囲気もあって、その辺を大事にすれば、手ブレ防止は必ずしも必要ないように思います。カメラマンが努力してブレないようにすればいいわけで…

 

わが家の「EF50mm F1.8 II」。これでずいぶん撮りました。

 

背景は、東急ホテルズから届いた旅の情報誌「Comforts」(東急ホテルズのページからPDFで見られます)。3月14日に北陸新幹線が開業するということで、金沢を大特集。伝統工芸が36種もあるという加賀百万石の城下町。「ウ~ン、行ってみたい!」と思わせる美しい写真が載っています。

 

軽い「EF50mm F1.8 II」を旅行カバンにポンと入れて、旅に出てみようか…

大阪からは従来通りの路線で、帰りは北陸新幹線で東京周りにするのもいいなあ。

旅情というか、妄想と言うか、むしょうに旅に出たい気分に。

 

レンズの話か旅の話か、わからなくなってしまいました…

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関連記事

   ・シンデレラレンズ作例集(6)

   ・シンデレラレンズ作例集(5)

   ・シンデレラレンズ作例集(4)

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   ・シンデレラレンズ作例集(2)

   ・シンデレラレンズ作例集(1)

 


「世界らん展2015」 Part 3 (壁紙など)

2015年03月04日 | 

世界らん展2015」でまだ載せていなかった写真があったのでアップします。

 

日本初公開、ランの妖精「オルキス」。

 

地中海沿岸に自生するランで、なかでも妖精が踊っているように見える「オルキス イタリカ」という品種が展示されていました。

とても小さいランで、撮るのは難しかったですね。

 

「ランの王様」といわれる、高価な「パフィオペディラム ロスチャイルディアナム」。

 

ボルネオ島・キナバル山にだけ自生するランだそうです。

ランに魅せられたロスチャイルド家を紹介するコーナーに展示されていました。

 

「宮内庁の蘭と盆器」コーナー。

 

宮内庁には温室があり、各種の洋ランを栽培、「蘭鉢」に活けて海外の賓客に披露されているとのこと。

 

英国で改良された「パフィオペディラム バトルオブエジプト‘アルファ’」と「伊万里錦泥丸蘭鉢」。

 

「オンシジューム アレクサンドレー」。

会場での説明文によると、1860年代にコロンビアで発見。ランの人気が高まっていたイギリスに持ち帰られ、現エリザベス女王の曽祖母アレクサンドラ王妃と後のエドワード7世のご成婚の際、ウエディングブーケの一部に使用。

 

これはエリザベス女王のご成婚に使われたランのウエディングブーケ(レプリカ)。

 

ご成婚の儀のあと、このブーケが行方不明になってしまい、どうしても見つからないので同じブーケをもう一度作らせて記念写真を撮ったという逸話が紹介されていました。

こういうことがあったので、ダイアナ妃のご成婚の時は、全く同じブーケを二つ作ったとか。

 

壁紙用写真

さて、世界らん展会場では中央のトロフィー賞受賞作品以外にも、美しいランがいっぱい。気に入った花を撮ってきました。

サムネイルをクリックすると壁紙用の大きな画像になります。よろしければ、ディスプレーに合わせカットして個人的にご使用ください。

 

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縦写真も載せてみました。フリルが可愛いラン。

スマホや携帯の待ち受け画面に、いかがでしょうか…

 

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カトレアは華やかですね~

 

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 撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

   EF24–105mm F4L IS USM

 


バッファーを増やしたニコン「D7200」

2015年03月02日 | カメラ

ニコンが、DXフォーマット(APS-Cサイズ)の一眼レフ「D7200」を発表しました。発売は3月19日。ニコンダイレクトでのボディ単体価格は148,500 円(税込)。(ニコンの発表ページ)(D7200の製品ページ

  ニコン「D7200」(ニコンの発表ページより)

 

2年前に発売された「D7100」の後継で、いまのところニコンのDXフォーマット機としては最上位モデル。ローパスフィルターレス、2416万画素。

以前から噂が出ており、注目の機種です。

 

 ◆懸案のバッファー容量が拡大

これまでの「D7100」から、どう進化したのか簡略的に比較してみると、

 ・FXフォーマット機「D750」譲りの高性能AFセンサー(アドバンストマルチCAM3500II)を搭載。中央1点は-3EVでもAFが可能。
 ・高速画像処理エンジン「EXPEED 4」の採用と内蔵バッファーメモリーの容量拡大で、連写時の撮影可能コマ数が増えた。(特に、14ビットロスレス圧縮RAWの連続撮影可能コマ数が、DXで18コマ、1.3×クロップで29コマに増大)
 ・「EXPEED 4」によって、常用最高感度がISO 25600まで向上。
 ・Wi-Fi機能を内蔵。

こんなところではないかと思います。

 

暗所でのAF性能が上がったのは大きいですね。しかし、それよりバッファーの容量拡大が重要。

というのは、バッファー容量の少なさが「D7100」のウイークポイントでしたから。

RAWで連写すると、連続撮影できるコマ数が極端に低下。14ビットロスレス圧縮RAWでの連続撮影可能コマ数は、わずか6コマ(DXのまま、クロップしない場合)。連写性能が5コマ/秒ですから、1秒ちょっとしか連写できないことになります。

発表時に「D7100」を触った時も(2013年3月17日記事)、気になりました。

 

「D7100」といえば、雑誌「カメラマン」(2014年9月号)の記事「デジタル一眼“あるある”大予想」でこんなくだりがあり、ニコンユーザーでなくても、ショックを受けた記憶があります。(対談メンバーは落合憲弘、河田一規、豊田慶記、山田久美夫の各氏)

 山田:D7200は(新製品として)あるかも。D7100はエンジンがひと世代前のやつだからね。
 豊田:EXPEED 3ですね。
 山田:じゃあEXPEED 4を載せてD7200にするか。
 落合:連続撮影可能枚数くらい増やしておかないと怒られちゃいますよ。
 豊田:14ビットRAWでも変わらず撮影できなきゃ怒られちゃいます。
 落合:歪み補正入れても変わらず撮影できなきゃ怒られちゃいます。
 豊田:その程度だったらD7110にしたほうがいいんじゃないですか?
 河田:D7110(笑)?
 落合:それ、メーカーの誠意を感じます。
 山田:どんどん刻むなあ。
 河田:でも、それだけでもD7100は良くなりますよね。
 落合:D7100はちょっと出すのが早過ぎたんですよ。
 河田:ニコンはEXPEED 3 と4 ではかなり違いますよね。

 

「D7100」のユーザーもいることだし、いまさら弱点を取り上げてもしようがないのですが、プロの間でも評価が今一つだったことがうかがえます。

 

さて 「D7200」は、この雑誌対談者の希望通り、EXPEED 4 を搭載、バッファー容量の大幅拡大によって14ビットロスレス圧縮RAWでの連続撮影可能コマ数も増えました。さらにAF性能・ISO感度もアップ、Wi-Fi内蔵やNFCにも対応して堅実かつ魅力ある新製品に仕上がってきました。

価格もまずまず。発売時期も早いです。また実際に触ってみたいと思います。

 

それにしても、ニコンは製品ページのキャッチコピーで『約6コマ/秒で止まらずに100コマまで撮り続ける余裕のバッファー容量』と…

JPEGでの話ですが、やはりバッファーの弱みは意識していたと見えます。

正直なメーカーですね。

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関連記事

 ・『ニコン、AF性能を高めた一眼レフ「D7200」 』(デジカメWatch)

 ・『 D7200にSDHCカード同梱キャンペーン 』(デジカメWatch)、(ニコンのキャンペーンページ

 ・『ニコン、AF性能が向上した2416万画素一眼カメラ「D7200」』(価格.com 新製品ニュース)

 ・『ニコン、初のNFC内蔵デジタル一眼レフD7200発表。AFや映像エンジンをフルサイズ機から継承』(engadget日本版)


高野山1200年 「赤こうや」発車!

2015年03月01日 | イベント

弘法大師空海によって、真言密教の道場として開かれた世界遺産・高野山。今年、開創1200年を迎えました。これを記念して4月2日から5月21日まで、大法会が行われます。(南海電鉄の特別ページ参照、法会日程=PDF

全国から弘法大師を慕う人々が集まり、50日間ぶっ続けで行われる大法会。すごいイベントですね。

またこの期間中、金堂の本尊特別開帳や根本大塔でのプロジェクションマッピング、南こうせつ コンサートなど多彩な催しが予定されています。

 

南海電鉄では、この歴史的な機会に高野山への旅客を誘致しようと、特急「こうや」を特別仕様にした「赤こうや」「黒こうや」「紫こうや」という3種類の特急列車を走らせることになりました。(南海電鉄の発表=PDF

“撮り鉄”ではないのですが、発表された特別仕様車のデザインが美しいので興味がわき、3月1日、「赤こうや」の出発式に行ってきました。

 

「赤こうや」出発式

出発式は、南海難波駅で催された「高野山開創1200年慶讃イベント」(PDF参照)のひとつ。

 

ホームで午前8時35分から始まった出発式。マスコットキャラクター「こうやくん」(後方)も参加。

周りには列車ファンを含め、黒山の人だかりでした。

 

これが「赤こうや」。

 

車体に描かれた色鮮やかなマーク。

4両編成の車両は、運転席部分の黄色を除いて、赤色が基調。根本大塔や大門の色をイメージしたものだそうです。

 

蒔絵風の絢爛豪華なデザイン。

テーマは「高野山の四季」で、先頭車両は春の桜。

 

次の車両には夏の青葉。

 

これは秋の紅葉。華やかで、いい風情ですね。

 

一番後ろの車両には、冬の雪マーク。

 

座席のヘッドカバーと通路も、外装に合わせた特別仕様になっています。なかなか豪華。

 

関係者のあいさつの後、高野山金剛峯寺僧侶による安全祈願が行われました。

 

テープカットに続いて午前9時、いよいよ「赤こうや」発車。

春雨の中、高野山を目指して走り出しました。運行区間は通常の特急「こうや」と同じ、難波駅~極楽橋駅間です。

 

今後は、蒔絵のように黒地に金を施した「黒こうや」が3月4日、高僧の袈裟の色をイメージした「紫こうや」が3月23日、それぞれスタートする予定になっています。

「鉄道コム」というサイトの人気投票では、意外にも「黒こうや」が一番人気だそうです。

 

「声明コンサート」も

 発車式以外に、「高野山開創1200年慶讃イベント」の催しとして、午前10時からは「なんばガレリア大階段」で「声明(しょうみょう)コンサート」がありました。

「声明」とは、仏典に節(ふし)をつけて歌い上げる仏教音楽のひとつ。

前から一度聞きたいと思っていました。

 

高野山一色に彩られた「なんばガレリア大階段」。

 

高野山の僧侶による「声明コンサート」。

荘厳で、とても美しい響きでした。よかったですね~

 

このほか3階の改札口前では「散華(さんげ)」や、御朱印帳・マフラータオルの販売がありました。

「散華」は普通、法要で仏を供養するため花や葉をまき散らすものですが、この日は花弁をかたどったカードを乗降客に配っていました。

 

配られていた5種類の「散華」。

 

僧侶が直接お客さんに手渡し。

 

3種類の「散華」を頂きました。

 

裏には教えの言葉が。

 

昭文社発行の「ことりっぷ」とコラボした御朱印帳(1800円)。高野山のガイドが付いています。

 

これは御朱印帳の見本。各寺院を回って、こんな風に朱印を集めるのが、最近女性にもブームとか。

 

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

   EF24–105mm F4L IS USM

      EF16-35mm F4L IS USM