割れたチンスコーの箸置きとマグカップの金継
沖縄の国頭村道の駅で買ったチンスコーの箸置きと、マグカップを金継しました。
ガラスの上にウルシを出して、金粉を加えて筆でよく混ぜます。陶器は糊ウルシなどで接着した後、黒色の呂ウルシを塗って乾かないうちに金粉をのせる方法が一般的なようですが、剝がれやすいのでウルシに直接金粉を混ぜ込んで塗りました。
二つに割れてしまった箸置きを糊ウルシ(小麦粉をウルシに混ぜ込んだ)で接着して十分乾燥させた後、金粉を混ぜ込んだウルシを継ぎ目に塗ります。
縁の内側がハマカケしてしまったマグカップ、錆ウルシ(ウルシに砥の粉を混ぜ込んだもの)で凹みを埋めて乾燥させ、その上に金粉を混ぜ込んだウルシを載せます。
ウルシは20℃~、湿度80%~で固化するので、段ボール箱に水を注いだカップを置いて2~3日置きます。水ではなく、お湯を注いでも良いようです。
こんな感じで蓋をして、二日間ほど置いて固化させます。
固化したあと、メノウのへらで磨きます。2~3日では表面は固まっていますが、中はまだ軟らかいです。固まったウルシの表面の凸凹を、平らに慣らす感じです。
まだ凹凸がありますが、こんな感じで仕上がりです。中まで完全に固化するまで後、1っか月ほどかかります。
陶磁器やガラス器は割れてしまうと普通は廃棄してしまうのですが、特に気に入ったものなど割ってしまうと本当にがっかりしてしまいますよね。でも金継をすることで、完品とはまた違った味わいが出てきます。割らないに越したことはないのですが・・・
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