横須賀うわまち病院心臓血管外科

お気軽にコメントいただければ、一般の方の質問にも心臓血管外科専門医が答えます。

上行大動脈置換の手術時間3時間00分00秒

2021-06-28 22:00:13 | 大動脈疾患


 胸部大動脈瘤に対する上行大動脈置換術。ちょうど手術時間が3時間00分00秒。まさにドラマのようなピッタリの時間で終了。キリのいい数字って気持ちいいです。この手術に筆者は参加しておらず、若手のチーム編成で担当してもらいましたが、筆者としては皮膚縫合の段階で術者となった若手のドクターに、3時間切るように命じたのですが、一秒遅れました。
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第120回日本外科学会は初の完全オンライン開催ー中でも新幹線から発表したのは唯一

2021-06-28 21:53:48 | その他


第120回日本外科学会総会は完全オンライン開催となり、本日学会の記念誌が送られてきました。外科学会の歴史から始まり、完全オンライン開催のことを大々的にとりあげられていましたが、オンライン開催だからこそ電車の中からでも出席が可能であり、新幹線の中から参加して発表したのは唯一筆者だけだと思います。初の完全オンライン開催を言うなら、初の新幹線の中からの発表を行った事実についても記載してほしかったです。
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いずも空母化改修を終えて横須賀に帰りました、!

2021-06-28 07:40:16 | その他
 自衛隊最大の護衛艦であるいずもが空母化改修を終えて週末にかえってきました。今まで長い間、横浜のJMUで主に甲板の耐熱化工事をして、横横を走っているときに見えるその大きさに驚いていましたが、それが今、横須賀に帰りました。滑走路?ともなる甲板に黄色い目立つラインが引かれており、F35Bが着陸する際の指標となるのでしょうか、遠くからもはっきりみます。
 横須賀のシンボルの一つといえるでしょう。
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フランス料理最高峰のコンクールでの優勝Trophee Prosper Montagne 2020

2021-06-27 01:01:33 | その他
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000035047.html

筆者の人生の最高の自慢の一つは、自分と同姓同名のシェフがフランス料理最高峰のコンクールでの昨年の優勝者(日本人として三人目)であるということです。自分のことではありませんが、自分のこと以上に嬉しい報告でした。優勝の当日、パリに滞在中の本人からメールをいただいた日のことは今でも忘れられません。実際にその優勝メニューを再現したものをアサヒナガストロノームで頂きましたが、さすがに重要で夢のような時間でした。今、新型コロナウィルスパンデミックの影響で自由に営業できない時間が続いていますが、一日も早く素晴らしいお料理を体験できる日常に戻ってほしいものです。

https://www.youtube.com/watch?v=iWWKpYd4ZqA

優勝のアナウンスがあったとき、何度聞いても、Kiyoshi Adachi de Tokyoと聞こえてしまいます。筆者のフランス人の友人からは特に自分のこと、変な風に発音されたことないので、聞きなれない名前を司会者が間違ってしまったのだと思います。失礼な話です。KOICHIという名前はフランス人からも発音しやすい名前だって言われたことがあるので、単に間違えられただけだどおもいます。

https://clubmichelin.jp/contents/special/20031201?__ngt__=TT11f256103005ac1e4aed04tSbCdtj9ZRf4ooAv8kV0lv







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らくふるで、節税効果最大に

2021-06-25 13:24:26 | その他
 今日は楽天の5と10のつく日でポイントが二倍もらえる日だそうで、事前にエントリーする必要があります。また現在お買い物マラソン期間中で、10品以上買うとポイント10倍になり、それだけで2割もポイントとして還元されるということでしょうか。ふるさと納税では約3割の返礼品をもらえる分、それだけで節税効果がありますが、さらに2割のポイント還元をプラスすると、約5割の節税効果ということになります。いろいろ楽天で契約すると最大43%のポイント還元となるらしく、そう考えると最大73%還元がふるさと納税で可能ということになります。最も効率の良い節税方法といえるかもしれません。筆者は今回から楽天のふるさと納税を今更ながらデビューしましたが、それまでの「さとふる」でのカード払いポイント1%+Paypayポイント6%にに比べてより大きな節税効果とも言えます。しかし、返礼品の質、内容からすると、さとふるのほうがいいような気もしました。
 ふるさと納税ができる最大額にも上限があるので、その上限の範囲内での節税効果ということになります。
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第2回自治医科大学附属さいたま医療センター心臓血管外科医局内勉強会(TAVI)

2021-06-24 06:24:29 | その他


 胸部外科学会地方会のあと、自治医科大学附属さいたま医療センター心臓血管外科医局内の第2回ウェブ勉強会が開かれました。今回のテーマはTAVI(経皮的大動脈弁置換術)。関連施設の中から実施施設である自治医科大学附属さいたま医療センター、さいたま赤十字病院、都立墨東病院から実施状況、実施の際の課題などについても話し合われました。第一回のEVAR/TEVAR勉強会に引き続いて、充実した勉強会となりましたが、こうした医局内の広域なオンライン勉強会を活発に行う当医局としては、教育熱心な修練施設群として、若手医師を集めるのに一役買っていると思います。その証拠に今年は6人の新規入局者があり、翌年の入局予定者4-5人ありそうで関連施設への増員、新規の関連施設づくりも検討する必要がある状態です。
 先日も胸部外科教育施設協議会の中で新人教育や若手教育など若手医師の処遇、やりがいなどについても話し合われましたが、先進医療、ハイボリュームセンターというだけでなく、教育に重きをおく医局として注目されるような局面も重要と考えます。その胸部外科教育施設協議会のランチョンセミナーでは筆者は、「勤務医のための節税対策」という演題名で30分ほど講演させていただきました。臨床、研究の教育だけではなく、金融リテラシー教育についても充実した教育医局として注力していくことで若手を引き付ける医局になっていくことを期待しています。
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MICS National Case Conference 2021 ストーンヘンジ法による大動脈弁置換術の紹介

2021-06-23 23:20:23 | 弁膜症


6月30日にMICSの全国規模のウェビナーが開催されますが、この中で横須賀市立うわまち病院で実施している右小開胸アプローチによる大動脈弁置換術に関するプレゼンテーションを行います。当院で採用しているStonehenge Techniqueは特殊な装置が必要なく導入しやすい手技で全国にこれから広まっていく手術方法と思われます。すでに当院からも3施設において導入のお手伝いをさせていただきました。国内のMICSのエキスパートの先生たちの意見も聞きながら有意義なウェビナーに出来たら幸いです。
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メロンの美味しい食べ方

2021-06-23 15:15:52 | その他


スイカ、メロンの季節がやってきました。写真はふるさと納税の返礼品、3Lサイズのクラウンメロンです。
スイカと同様にメロンも半分に切って、半分を一人で食べるのが汁まで完全に楽しめます。種の部分はネットに入れて絞り、汁をジュースとして飲むのが更に有効な食べ方です。
是非試してみてください。
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スイカの最も美味しい食べ方

2021-06-23 15:13:53 | 心臓病の治療


スイカは半分に切って、そのまま食べるのが汁まで完全に食すことが出来るので最も有効な食べ方です。最近の小玉スイカは皮が薄くて皮の近くまで甘く、最後まで楽しめるので、大玉よりも楽しめます。大玉のスイカを一人で半分食べるのもちょっと勇気が必要なので、やはり小玉スイカがいいと思います。

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イベルメクチンでインドの新型コロナウィルス封じ込め!

2021-06-23 15:09:52 | その他


新型コロナウィルスパンデミックがインドで大爆発しているニュースが先月日本国内でも報道され、大きな話題となりましたが、実はその後の一ヶ月で新規発生者が85%も減少している結果となっています。これはイベルメクチンの大量配布によって感染予防がされたためだそうです。日本の効果の少ない緊急事態宣言よりは遙かに安価で効果的と思います。日本だけで無く、一日も早く全世界でイベルメクチンを配布して感染を終息させて欲しいです。今からでも国内で全国民に配布すればオリンピックも観客制限なしで出来るかも知れません。



現在のインドの感染状況は一日当たり2万5000人の新規感染者発生で、死者は一日400人ほど。死者は5月に4000人を超える状況から10分の一に減少しています。イベルメクチンが著効しているかもしれませんが、同時にワクチンの一日接種回数は800万回以上と人口の46%がすでに一回以上のワクチン接種を行っているそうで、日本を追い越しています。総合的な施策が感染者、死者の減少に寄与していることは間違いないと思います。日本もいろいろ宣言を出すことも大事かもしれませんが、ワクチン接種を加速することが最優先であることは間違いありません。しかしながらワクチンが足りなくて、若い人は接種したくてもできないのは苦しい状況です。国産で作っているアストラゼネカのワクチンをやはり導入するしかないでしょうか。
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第33回胸部外科教育施設協議会ランチョンセミナー

2021-06-19 08:42:57 | その他


6月12日二年ぶりに胸部外科教育施設協議会が開かれました。北九州市で開催予定が新型コロナウィルスパンデミックの影響でオンライン開催となりましたが、そのためか例年の数倍の参加者となり非常に活気がネット上ですがビシビシ伝わってきました。筆者は、そのなかでランチョンセミナーの講演を頼まれ、勤務医のための節税対策という題名で30分ほどお話しさせて頂きました。100名以上の聴衆の前で筆者の確定申告の詳細を実数を提示して話したので実感と臨場感が伝わったと思います。
二年前の会での続きとなるような内容としたので前回参加者から反響よかったです、
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大宮のネットカフェ立てこもり

2021-06-19 03:48:23 | その他

 横須賀市立うわまち病院心臓血管外科チームは自治医科大学附属さいたま医療センター心臓血管外科からの派遣チームで構成されています。そうです!埼玉県さいたま市大宮区、一昨日からさいたま市大宮区の大宮駅前のネットカフェに立てこもり事件が起き、22時間後にようやく人質の女性が無事に解放された、という見出しの記事を先ほどのネットニュースで確認しました。40歳、無職の男性が逮捕されていますが、この三日間の営業妨害に対する損害賠償、この男性に支払い能力があるとは思えません。とにかく人質の方が無事に解放されてよかったですが、22時間も説得し続け、また周囲に待期していた警察、消防の方たち、ご苦労様でした。何台も救急車を待期させておく必要があったのか、なぜもっと短時間に解決できないのか、疑問が多い事件です。この事件にかかった人件費を請求したらおそらく営業妨害に対する損害賠償の額よりももしかしたら多いかもしれません。この人件費もみんなの税金ですから・・・。
ちょうど、たてものの前を歩いていたら日本テレビの人に訪ねられたので、是非今回の事件の総被害額を取材して報道してほしいと伝えました。その被害額を犯人に請求すべきであり、そうすることで次の事件の抑止になるに違いありません。

 こうした事件を起こすのはほぼ間違いなく無職の男性。この年齢で無職ということ自体が犯罪予備軍であり、このコロナ不況下では、潜在的な犯罪を犯す危険性のある人の数が飛躍的に増加している可能性があると思います。
 水と安全はタダとまで言われ、日本は治安のいい国として有名なはずなのに、どうしてしまったのでしょうか。先進国の中でも、最近の日本は貧困化が進んでいるとも言われ、この二十年間給料も上がらず逆に減少している状態で、この貧困化が治安の悪化に関係しているのかもしれませんが、子供の貧困のニュースを見るたびに将来の日本の国がどうなってしまうのか不安です。高齢者にばかりお金を使うのではなく、子供にもお金を使うことで、治安の悪化も結果的に防ぐことになるのではないでしょうか。

 いずれ、この大宮の事件の起きた場所、うわまち病院心臓血管外科チームとしては実家のような場所で起き、特に筆者は毎週のこのネットカフェの前を歩いているし、普段利用している新生銀行大宮支店のまさに隣のビルで発生し、このビルの中の居酒屋さんなどには何度も利用したことのある日常的になじみのあるところなので他人事とは思えない場所です。

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新型コロナウィルスのワクチン打った方がいいですか?

2021-06-19 03:42:00 | その他
 心臓血管外科で手術を受けた患者さんから連日、問い合わせがあるのが、「新型コロナウィルスのワクチン打った方がいいですか?打っても大丈夫ですか?」という質問です。基本的に、アレルギーの可能性がある人以外は打つべき、とお答えしています。特に現段階ではご高齢の患者さんが接種対象なので、ご高齢の患者さんほど新型コロナウィルスに感染したら重症化しやすいので、それを防ぐために現段階で最も有効な方法として接種を推奨しています。若い人に接種が進まないと感染の蔓延が防ぐことが出来ないため、早くご高齢の人は接種して若い人に早く順番が来るようにしてあげてください!

 とはいえ、自分が感染するかもしれないという危機感がほとんど欠如しているのが現実で、外出もしていないから自分が感染するはずない、感染してるのはどこかの世界の人、のような感覚の人がほとんどのようです。連日国内で千人以上が感染し、数十人から百人近くが死亡している報道がなされているのに他人事のように感じてしまうのは何故でしょうか?

 横須賀市も若い人の接種の案内がようやく来たようで、8月下旬ごろになるそうです。
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学会誌のレビュー

2021-06-17 06:12:44 | その他
 最近学会誌に応募された論文のレビュー(査読)を頼まれることが多いのですが、意外に中国人が応募してきた論文を査読することが増えています。世界の学術論文投稿数は今や中国からのものがアメリカを越して多いのですが、医学論文に関しても同様のようです。その中国パワーは今後アメリカに台頭する意識満々にも見えますが、日本の英文雑誌に外国人が投稿してくる理由として、海外のメジャーな雑誌に投稿してリジェクトされたために、採用されそうな国のマイナーな雑誌に投稿しなおしてきたのではないかと思われます。というのも、論文の内容のレベルが低くとても採用とは思えない内容のものが多いためどうしてもそう思えてしまいます。
 論文の査読としては初心者なので、どうしてもこうしたゴミ論文の査読を新人査読者に雑用としてさせられているのかもしれません。
 やはり日本人が投稿してきた論文のほうが親しみも沸くし、筆者の意図や気持ちが推察できて、理解しやすいです。
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MICS-CABGでLITAが解離したら

2021-06-16 14:01:15 | 心臓病の治療
 MICS-CABG(左小開胸アプローチによる冠動脈バイパス術)は左内胸動脈(LITA)が主役といっていいと思います。LITA-LAD(左内胸動脈ー左前下行枝)のバイパスに付随して他のターゲットも他のグラフトで血行再建を追加するものですが、この手術でLITAが解離してしまった場合は手術のデザインが大きく変わってしまいます。これは正中アプローチでも同様のことが言えると思いますが、MICS-CABGにおけるLITA損傷は他の同等のグラフトが存在しないことから重大です。もしこうしたことが発生してしまった場合は、
 ①RITAを左小開胸アプローチから採取
 ②SVG(大伏在静脈)グラフトを採取して上行大動脈や左腋窩動脈に中枢側吻合としてターゲットの血管を再建
 ③正中アプローチへの変更
こうした術式の変更が必要になります。

 側方開胸から正中アプローチへの変更後に右内胸動脈を採取することは、体位の関係から非常に困難です。一度閉創して体位を取り直し、消毒をし直してから正中アプローチへ移行したほうが慣れた方法での採取が可能となりますので、その手間を省くべきではありません。
 大伏在静脈にグラフトデザイン変更する場合は、上行大動脈への中枢吻合が容易とは限らず、その場合は左腋窩動脈への中枢側吻合が妥当です。すぐに左腋窩動脈が露出出来るように退院を左上肢をあげずに体の背側に固定するような体位をとることが推奨されます。左腋窩動脈に吻合した大伏在静脈を胸腔内に誘導するときは、後で左肺を膨らませたときに走行が変化したり屈曲して閉塞するリスクもあることを念頭におく必要があります。
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