1. 虚血性心疾患
心臓を栄養する冠動脈の狭窄や閉塞に対して、循環器内科によるカテーテル治療が困難な症例や手術が適切であると判断された症例に対し冠動脈バイパス術を施行しております。当院では人工心肺を用いず、心臓を動かしたままバイパスを行う心拍動下冠動脈バイパス術を第一選択にしております。
また皮膚小切開による左開胸での低侵襲冠動脈バイパス術(MID-CABまたはMICS-CAB)にも症例によっては対応しております。また、カテーテル治療と冠動脈バイパスを組み合わせたハイブリッド手術も循環器科との連携の元、積極的に行っています。
陳旧性心筋梗塞による心不全や難治性不整脈に対して、左室形成術や冷凍凝固療法を行っています。
特に最近は、左小開胸による冠動脈バイパス術が増えております。低侵襲心臓手術の潮流の中、冠動脈バイパス手術においてもその流れが加速しつつあります。もちろん、大きな手術創を作らずに冠動脈の血行再建が可能なカテーテル治療(PCI)はゴールドスタンダードではありますが、カテーテル治療では治療困難もしくはリスクが高いと判断される場合は今後も多々あるものと思います。現在の国内の年間の冠動脈カテーテル治療件数は15万件に比較して、冠動脈バイパス術は15000件。10件に1件の割合で冠動脈バイパス術が実施されており、その比率は若干の変化があっても冠動脈バイパス術はなくなることはありません。今後はより重症症例や難治性の症例が増える傾向にもあるといえます。その中で、左小開胸での冠動脈バイパス術、およびそれとカテーテル治療の組み合わせ(ハイブリッド手術)は今後の冠動脈バイパス術の主流になる可能性があります。当院でも適応のある症例には積極的に行っていく予定です。
左小開胸で左内胸動脈と左前下行枝をつなぐ1枝バイパス術のことをMID-CAB(Minimally Invasive Direct - Coronary Artery Bypass:ミッドキャブ)と呼んできましたが、最近は2枝以上吻合する左小開胸バイパス手術のことをMICS-CABG(Minumally Invasive Cardiac Surgery - CABG:ミクスーCAB)と呼んだりしています。
心臓を栄養する冠動脈の狭窄や閉塞に対して、循環器内科によるカテーテル治療が困難な症例や手術が適切であると判断された症例に対し冠動脈バイパス術を施行しております。当院では人工心肺を用いず、心臓を動かしたままバイパスを行う心拍動下冠動脈バイパス術を第一選択にしております。
また皮膚小切開による左開胸での低侵襲冠動脈バイパス術(MID-CABまたはMICS-CAB)にも症例によっては対応しております。また、カテーテル治療と冠動脈バイパスを組み合わせたハイブリッド手術も循環器科との連携の元、積極的に行っています。
陳旧性心筋梗塞による心不全や難治性不整脈に対して、左室形成術や冷凍凝固療法を行っています。
特に最近は、左小開胸による冠動脈バイパス術が増えております。低侵襲心臓手術の潮流の中、冠動脈バイパス手術においてもその流れが加速しつつあります。もちろん、大きな手術創を作らずに冠動脈の血行再建が可能なカテーテル治療(PCI)はゴールドスタンダードではありますが、カテーテル治療では治療困難もしくはリスクが高いと判断される場合は今後も多々あるものと思います。現在の国内の年間の冠動脈カテーテル治療件数は15万件に比較して、冠動脈バイパス術は15000件。10件に1件の割合で冠動脈バイパス術が実施されており、その比率は若干の変化があっても冠動脈バイパス術はなくなることはありません。今後はより重症症例や難治性の症例が増える傾向にもあるといえます。その中で、左小開胸での冠動脈バイパス術、およびそれとカテーテル治療の組み合わせ(ハイブリッド手術)は今後の冠動脈バイパス術の主流になる可能性があります。当院でも適応のある症例には積極的に行っていく予定です。
左小開胸で左内胸動脈と左前下行枝をつなぐ1枝バイパス術のことをMID-CAB(Minimally Invasive Direct - Coronary Artery Bypass:ミッドキャブ)と呼んできましたが、最近は2枝以上吻合する左小開胸バイパス手術のことをMICS-CABG(Minumally Invasive Cardiac Surgery - CABG:ミクスーCAB)と呼んだりしています。