横須賀総合医療センター心臓血管外科

お気軽にコメントいただければ、一般の方の質問にも心臓血管外科専門医が答えます。

ラリステ

2023-10-21 21:25:09 | 心臓病の治療
筆者と同姓同名のシェフのフレンチレストラン、カイユは世界最高ランクのレストランガイドである、ラリステ=LA LIISTEで特別賞を受賞しました!開店から来月でいちねんになりますが、今年はミシュランガイドや東京カレンダーでも紹介され、認知度が高まっているようです。筆者は来週は、2回伺う予定ですが、おそらく安達晃一シェフの前の前のレストラン(ジョエルロブション)から通っているので筆者は一番な常連客といえるかもしれません。
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ミクスキャブウェビナー

2023-10-14 08:03:00 | 心臓病の治療



J-MICS=日本低侵襲心臓手術学会がMICS-CABGウェビナーを開催しました。世界の第一人者が揃ってレクチャーしてくれる貴重な勉強の機会となりました。日本からはこの道の第一人者である東京ベイ医療センターの菊池慶太先生のご講演、特にミクスにおける両側内胸動脈、トータルアーテリアル、上行大動脈ノンタッチのお話があり、また、札幌循環器な橋本先生からはロボットアシストのミッドキャブのご講演がありました。海外の先生たちからは驚きの内容の発表がありました。
直視下で5分で左内胸動脈を採取
ロボットでも15分で内胸動脈採取
左開胸から同時に僧帽弁や大動脈弁手術を同時に行う
トータルロボティックで、冠動脈の自働吻合器を使ったミクスキャブ
など、想像を超えるレベルの高さに驚きました。

ロボット心臓手術は、半数がCABGに利用されており、残りが弁膜症で、この流れは今後加速して行くと思われます。


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ホスピタルズ ファイル

2023-10-10 02:27:28 | 心臓病の治療
 ホスピタルズ ファイルという、病院紹介サイトで紹介されました。
 内容と被写体のレベルはともかく、プロフェッショナルが撮影した写真、と一目でわかる出来栄えかと思います。



 
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医師の暴言をなくすには

2023-10-06 16:05:33 | 心臓病の治療
 心臓血管外科診療は多くの診療科、スタッフが関わるため病院全体の総合力がいい治療結果を生むことになりますし、それによって患者さんも増加し、売り上げにも貢献できます。一方、患者数が少ないと、スタッフの仕事がなくて遊んでいる時間が増加し、その分の雇用コストもかかるので、病院にとって経営のお荷物になってしまうリスクの大きい診療科と言えます。
 なので、病院全体の評価、質は実は心臓血管外科にとっては切実な問題です。一部の診療科で評判の悪い医師がいたり、スタッフに暴言を吐く医師がいるせいでスタッフの離職が増加し病棟運営に影響を与えていることがあります。現在取得している看護単位7対1を維持できなくなったら、億単位の損失になります。
 心臓血管外科診療を良好な環境でできるように維持することは重要で、そのためには患者さんに対する接遇だけではなく、スタッフ、またはスタッフ家族に病院が信頼される存在である必要がありますが、そうした認識を持っている医師がいかに少ないか、日々実感しております。
 筆者の環境としては直接は目にしていないのですが、そうした暴言やスタッフに対する冷遇などの話をいろんなところで聞くたびに心が痛みます。そうした暴言を吐く医師は、弱い者いじめの心理が基本的にあり、公衆の前では言えない、というのが一般的だと思います。なので、暴言内容を録音録画して公開する体制をとることが一案と思います。他の国内の国立のセンター病院では実際にICレコーダーを所持し録音しながら勤務しているという話を聞いたことがあります。筆者の施設でも実施に関して病院の会議で提案、検討したいと思っています。
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