横須賀うわまち病院心臓血管外科

お気軽にコメントいただければ、一般の方の質問にも心臓血管外科専門医が答えます。

第7波と夏枯れ 同時来襲

2022-08-26 06:11:08 | 心臓病の治療
 毎年8~9月は横須賀では心臓血管外科手術症例が減少する傾向があり、夏枯れと呼んでいました。他の施設に勤務中はあまり夏枯れという現象は経験しておりませんでしたので、横須賀特有かどうかはわかりませんが、ここにきて、COVID-19 Pandemic第7波が襲来し、病院全体の一般診療の入院が抑制され、それに比例して心臓血管外科への紹介も減少してきています。2022年が心臓血管外科開設以来、過去2番目のペースで手術してきましたが、ここにきて失速して、夏休みを取得するのにはちょうどいいのかもしれません。
  夏枯れ と辞書でひくと、Summer slumpと出てきましたが、こういう単語、一般的なのでしょうか?
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How to make your presentation effective

2022-08-26 05:31:36 | 心臓病の治療
 Though we haven’t trained our ability to make presentation in school days, it’ll be necessary soon after we start to work in the society to be promoted or to gain the chances. It’s not exception for me as a cardiac surgeon because the competition among trainees, surgeons, teams, and hospital is quite fierce and only less than half of surgeons can survive the competition until the retirement age. The ability of presentation is quite important in various situations.
  I always try to make my presentations as effective as possible to attract audiences, and there are some important points as follows;
  1. Speak clearly and audibly.
  2. Speak slowly to emphasize the important points.
  3. Use impressive charts and diagrams.
  4. Record and stock fascinating images and videos on a regular basis.
  5. Routinely review concepts so that you can respond appropriately when you encounter a valuable case.
  6. Try to get chances of presentations in national and international conferences as frequent as possible. 
  7. Always adhere to the presentation time given.
  8. Never be late.
  9. Dress and gloom in a manner that makes a good impression.
Certainly the most important thing is the content and conclusion, so I think that No. 4 and No. 5 in particular are the key to success.

 I always try to make my presentations as effective as possible to attract audiences, and there are some important points as follows;
  1. Speak clearly and audibly.
  2. Speak slowly to emphasize the important points.
  3. Use impressive charts and diagrams.
  4. Record and stock fascinating images and videos on a regular basis.
  5. Routinely review concepts so that you can respond appropriately when you encounter a valuable case.
  6. Try to get chances of presentations in national and international conferences as frequent as possible. 
  7. Always adhere to the presentation time given.
  8. Never be late.
  9. Dress and gloom in a manner that makes a good impression.
Certainly the most important thing is the content and conclusion, so I think that No. 4 and No. 5 in particular are the key to success.

 プレゼンテーション能力に関しては教育の機会がほとんどないままに日本人は大人になってしまいますが、社会人になってからは昇進やチャンスを得るためにすぐに必要になります。心臓外科医も例外ではなく、研修医、外科医、チーム、病院間の競争は激しく、定年まで生き残れる外科医は半数以下と言われています。様々な場面でプレゼンテーション能力は非常に重要です。
 聴衆を惹きつけるような効果的なプレゼンテーションには、以下のような重要なポイントがあります。
1. はっきりと、聞き取りやすく話す。
2. ゆっくりと話し、重要なポイントを強調する。
3. 印象的な図表を使う。
4. 魅力的な画像や映像を定期的に記録し、ストックしておく。
5..貴重なケースに遭遇したときに適切に対応できるよう、日頃からコンセプトを確認しておく。
6. 学会で発表する機会をできるだけ多く持つようにする。
7. 与えられた発表時間を必ず守る。
8. 遅刻をしないこと。
9. 好印象を与えるような服装
をする。
確かに一番大事なのは内容と結論ですから、特にNo.4とNo.5がポイントになるかと思います。

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新型コロナワクチンを打たない人

2022-08-20 11:33:04 | 心臓病の治療
 今、日本の新型コロナウィルス感染者数は連日世界一、死者数もアメリカについで世界第2位だそうです。なんでも世界一というのは嬉しいですが、最近の日本はよくないことで世界一、悲しい限りです。
 これはワクチンを打っていない人が多いからかどうかはわかりませんが、毎回外来をするたびにワクチンを一回も言っていなかったり、2回しか打っていない人に遭遇します。そうした人にワクチンを打つように説得することは至難の業です。というのも、ワクチンを打たない人は独自の考えを持っていたり、フェイクニュースを信じ込んでいて、考えの訂正が困難である場合が多いからです。
 ワクチンを打つと死んじゃう、っていまだに思っている人がいまだにたくさんいるようでもありますが、こうした偏った考えの人は、偏った情報源での社会生活を送っていることが原因かと思われます。ネットから入ってくる情報にはその人の好みに合わせたニュースなり情報しか入ってこなくなるので、ますます公正、平等な判断ができなくなってしまうリスクがあります。新聞の記事を恥からは時まで読んで判断するようなプロセスがないままに考えが構築されてしまうことが日常的におこっているのだとおもいます。
 これは、コレステロールの薬を飲むと腰痛や下肢痛がおこると思って勝手に飲まなくなってしまう患者さんと同じような思考回路形成が関係していると思われます。
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Deep L優秀! How to increase the numbar of cardiovascular surgery casesの和訳

2022-08-17 06:45:42 | 心臓病の治療
手術症例数をどうやって増やすか、という点について、以下のように書いた文章をDeep Lに入れたら、以下のような和訳が出てきて、改めてAIの優秀さを実感しました。
原文:
 I am in charge of the cardiovascular surgery team at our hospital, and we are evaluated by the number of operation cases which is proportional to the hospital’s revenue. I am responsible for collecting the cases, and most of the cases are referred from other departments or other hospitals. Some patients select us by the information of our homepage, blog and reputation in the community. I believe the most important thing to be referred or selected by them is trust. To gain the trust, we must brush up our skills, do the surgeries with good result and let them know. To hire new procedures, new technologies earlier than other hospitals is also crucial because the competition between hospitals is very hard. To let them know our clinical and surgical abilities, it is necessary not only to get the patients healthy but present it to the referred doctors or hospitals, society of community and doctors. We make presentations of our clinical results at doctors’ communities and every conferences as much as possible, and we think it important to make our homepage attractive and launch information at my blog. These efforts resulted our cases gradually increased since I became a director in 2016.

↓Deep Lの翻訳
 私は当院の心臓血管外科チームを担当していますが、病院の収益に比例する手術症例数で評価されます。症例収集は私が担当していますが、他科や他院からの紹介がほとんどです。ホームページやブログ、地域での評判などの情報で選んでくださる患者さんもいらっしゃいます。紹介されたり選ばれたりするために一番大切なのは、信頼だと思います。信頼されるためには、自分たちの技術を磨き、良い結果の手術を行い、それを知ってもらうことが必要です。また、病院間の競争が激しいので、新しい手術、新しい技術を他の病院より早く取り入れることも重要です。私たちの臨床力、手術力を知ってもらうためには、患者さんを元気にするだけでなく、紹介された先生や病院、地域社会、医師たちに発表することが必要です。そのために、ドクターズコミュニティや各種学会でできるだけ発表し、ホームページを充実させ、ブログで情報を発信していくことが重要だと考えています。これらの努力の結果、2016年に部長に就任して以来、症例が徐々に増えてきました。
(www.DeepL.com/Translator(無料版))

これをまたDeep Lで英語にもどすと、さらにブラッシュアップされます
 I am in charge of our cardiovascular surgery team, which is evaluated on the number of surgical cases in proportion to the hospital's revenue. I am in charge of collecting cases, but most of them are referrals from other departments or other hospitals. Some patients choose us based on our website, blog, and reputation in the community. I believe that the most important factor in being referred or chosen is trust. To be trusted, we need to hone our skills, perform surgeries with good results, and let people know about it. It is also important to adopt new surgeries and new techniques earlier than other hospitals because competition among hospitals is fierce. In order for our clinical and surgical skills to be known, we need to not only energize our patients, but also present them to referring doctors, hospitals, the community, and physicians. To this end, we believe it is important to present as much as possible in the doctors' community and at various conferences, enhance our website, and disseminate information through our blog. As a result of these efforts, our caseload has gradually increased since I became director of the department in 2016.
(Translated with www.DeepL.com/Translator (free version))

細かい間違いを訂正されていて、なるほど~、って思います。AI先生に勉強を教えてもらっている感じです。


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MICS-CABG開始とともに1枝のCABGが5倍に増加する

2022-08-09 13:33:32 | 心臓病の治療
 MICS-CABGは循環器内科にも期待が大きく、施設として開始すると循環器内科からのCABG依頼が増加する印象があります。横須賀市立うわまち病院心臓血管外科では昨年は単独CABGの半数以上にMICSアプローチを採用しましたが、実際はその約半数はLITA-LADの1枝再建症例です。過去の筆者執刀の手術記録を確認したところ、2002年から2016年の1枝再建症例は年間0.8件であったのが、MICS-CABG開始してからは4件/年に増加していました。また、2016年までの正中アプローチ症例ではPCI不成功やPCIトラブルに対して緊急または準緊急手術が多かったのが、MICS-CABG開始後は予定手術が多くなっています。
 これは、これまでLADのCTO症例でPCI出来ない症例は、心臓血管外科に紹介すること無く保存的治療で対処されていたのが、MICS-CABGで対応出来るなら外科に紹介する、という明らかな方針の変更が起きているものと実感しております。今度の心臓血管外科学会でもCABGは生き残れるか、という内容の会長要望演題があるようでしたが、MICS-CABGによってまだ循環器内科のCABG認知度を改善して需要を掘り起こす可能性があるものと思われます。
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ウィズコロナ時代のオンライン心臓血管外科カンファレンス

2022-08-05 14:25:51 | 心臓病の治療
 新型コロナウィルスパンデミック下でスタッフが狭い空間で集合して行なうカンファレンスは、感染と濃厚接触のリスクを生む場になりうる。そこで、小規模の診療カンファレンスをオンラインで実施することの意義と課題を検討した。
 横須賀市立うわまち病院心臓血管外科の実施状況は、院内カンファレンスとして、循環器内科カンファレンス、心臓血管外科カンファレンス、心エコーカンファレンスを実施してきたが、COVID-19パンデミックによりなかなかカンファレンスが出来ない状態が続いたため、2021年1月からオンライン開催に変更した。心臓血管外科カンファレンスは、連携病院等院外からの参加もしやすいZoomを採用し、毎回参加予定者に招待状を送り、約30分間行なっている。内容は、週の術後報告、次週手術の検討、諸連絡、学会発表の予演等である。毎回パワーポインで作成したプレゼンテーションスライドを使用している。意見交換にはオンライン会話以外にチャット機能を利用したコメント、質問なども利用して議論が活発になるようにしている。学会期間中などを除いて2021年1月から2022年8月まで計87回のカンファレンスを行ない、毎回平均15名の参加者もしくはチームがあった。臨床工学部、臨床検査科、および連携する他病院循環器内科は一つのアドレスからチームで参加している。心臓血管外科チームメンバーのみのミーティングは対面で別日程に行なっている。
 オンラインカンファレンスのメリットとして、事前に準備するので症例の報告や検討内容がまとまっており短時間で濃密な議論が可能で結論が出やすい、感染や濃厚接触等で出勤停止中のスタッフも自宅から参加可能、カンファレンス記録が残せる、マルチウィンドウで議論しながら同時に検索なども可能、予演等のプレゼンテーションがスムースである、議論の流れが見え解説もしやすいので教育効果が高い。一方、デメリットとして、準備に時間がかかる、画質不良、個人情報流出リスク、電波状況やデバイスの不具合などに影響される、等が考えられるが、定着すると短時間で効率の良いカンファレンスが可能となる。
 インターネット環境が整ってきた現代では今後もオンライン化が進み、短時間で濃密かつ高効率の議論が出来ることで、働き方改革にも繋がる。
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第22回相模心臓血管外科懇話会

2022-08-03 12:18:41 | 心臓病の治療
 7月23日 第22回相模心臓血管外科懇話会がザ・オークラ東京で開かれ、そのランチョンセミナーに「MICS-CABGのスタートアップ」という演題で講演させて頂きました。もともと現地で講演予定でしたが、筆者がCOVID-19感染してしまったために現地参加できず、オンラインでの講演となりました。MICS-CABGを始めるにあたっての症例の選択、手技、術中の問題点に対する対処などについての経験をお話させていただきましたが、最後の5分間、電波障害で途絶してしまい、その間、座長の北村律先生が間を持たせてくれて、電話回線だけで音声のみで最後の方を再開させていただき、質疑応答まで無事終わることが出来ました。止血剤「サージフロー」での術中出血に難渋した症例に対しての止血経験の動画をお見せすることが出来なくなってしまったことが残念ですが、また他の機会にその有効性について動画をお見せするチャンスはあると思います。
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新しいカップヌードル、激うま辛!

2022-08-03 00:49:10 | 心臓病の治療
 筆者はすでに10代の時期はとうの昔に終えていますが、先日テレビで取り扱われていた8月1日から期間限定販売の新しいカップヌードル、早速購入して食べてみました。今までの60gの麺が入っているカップヌードルよりも一回り大きいカップで内容量は100gの麺で500kカロリー弱なので食べ応えも十分あります。後から入れるトマトバジルの旨辛オイルも抜群で、激甘辛いトマトスープは癖になります。最後まで味飽きしないで食べられます。麺もふわふわしていて今までのスナック菓子のようなインスタント麺とは違っていて十分楽しめます。具材もスープが浸ると濃厚な味になって、こちらもいいアクセントになります。毎日食べたいというほどではありませんが、一度食べる価値があるし、刺激が欲しいときに月に一回くらい食べてもいいかもと思える数少ないカップ麺です。是非一度おためしください。
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ありがとう、ミドボク

2022-08-02 07:09:02 | 心臓病の治療
横須賀市の中心部、三笠商店街にある激安フードショップ「緑の牧場(通称:ミドボク)」が突然閉店となりました。最近クレジットカードやiD払いが可能になるなど、利便性が向上していた矢先のことで衝撃です。経営難が原因とのことですが、いつも激安のバッタ商品がおいてあり、9割引商品など庶民の味方でした。もう少し値段を上げたところで利益が上がるわけではないのかもしれませんが、やはりサステナブルな経営で末永く存続してほしい希少店でした。今まで本当にお世話になりました。横須賀中心部の魅力もこれで一つ失われてしまいましたが、同じ三笠商店街では他にも最近ドラッグストア2店舗が閉店となっています。
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