一番使う検索サイト、Google。何か検索することを、ググる、なんていう人もいます。
横須賀市立うわまち病院をググると、その評価は☆3つ、書き込みを見ると、非常に称賛頂いている書き込みもある一方、苦情を書き込んでいる場合も最近は少なくありません。一生懸命患者さんのために働いている職員もたくさんいる一方、残念ながら苦情を書き込まれるような、クソ医者がいるのも事実です。忙しくて余裕がない、などの理由かもしれませんが、残念ながら人間的レベルが低い人ほどそうした気持ちが患者対応などに出るのも真実です。医者だからと言って人格的に立派な人間は半分くらいしか実際いませんし、心臓血管外科医なんて我の強いめんどくさい人間のあつまりなので、取り扱いは難しいのも事実ですが、ちょっとした対応に気を付けるだけで、そんな苦情を書き込まれることもなくなるでしょうし、逆に称賛する書き込みを書いてくれる人もいます。
病院の意見箱にご意見を書いてくれる患者さん、ご家族もいますが、それを皆に見てもらいたい、広めたいという人は直接病院にというよりは、SNSやこうした検索サイトに書き込む方が効力が高いのかもしれません。こうした苦情を書き込む人も、よっぽど腹が立つような対応されたということだと思います。
そうした腹の立つ対応をされた患者さんに、誠意を込めて良好な対応をしているスタッフもたくさんいることを是非知ってもらいたいですし、心臓血管外科は決してそのような対応はしないつもりです。
地下鉄の落書きの中に市民の心の真実がある・・・・、こんなフレーズの歌詞を含む昔のヒット曲がありましたが、ちょっとした書き込みも決して無視せず真摯に受け止めることは大切です。さらに、逆に書き込みがどうであってもそんなことにブレない誠実な対応を普段から心がけることももっと大切と思います。
美容院やレストランでは、書き込みをしてくれると次回来店した時に割引をしてくれたりクーポンをくれたりするサービスをしたりしますが、残念ながら病院としては割引やクーポンなど出すことができません。医療費も国が決めているのでその患者さんだけ特別扱いも出来ないシステムになっています。そういう意味で病院経営は非常に不利な面が多いです。心臓血管外科でいい書き込みをしてくれたら、特別なサービスをするとしてどのような特典があるか考えましたが、すでにその患者さんにとってベストと思われることを選択している、ということを基準に考えると、全く浮かびませんでした。医療費が自由化されるとサービスの向上は図れるでしょうけど、先進国の中でも非常に医療費の安い日本においては、患者さんの自己負担が大幅に増加してしまうと思います。