年金を繰り上げ受給して、
60歳から受給すると。
65歳からの受給と比較して、
24%減額される。
繰り上げすると毎月の受給額が減る。
お金がなく、生活に困っているなら別だが、
特に困っていないなら、
繰り上げ受給は損だ・・・・・
大多数の人はそう思っている。
私も以前はそう考えていた。
今はそうは思っていない。
60歳に近付いてきたとき、
年金の制度を研究して、
検証してみた。
そして、私なりの結論に達した。
年金を繰り上げ受給して、60歳から受給した場合。
65歳から受給して、満額を受給した場合。
両者の「受け取り金額」の差を比較すると。
損益分岐点は80歳
即ち、私が繰り上げ受給して、
60歳から年金を受け取った場合、
80歳以前に死亡したならば、
65歳から受給開始した者と比較すると、
得をしたことになる。
80歳以上長生きした場合、
損得は逆転する。
80歳以降は、長生きすればするほど、
65歳から年金を受給開始た者の方が有利になる。
男性の平均寿命は 81歳
女性の平均寿命 87歳
損益分岐点と、男性の平均寿命は、ほぼ、
一致する。
この辺に、世界一優秀な日本の役人が考えた
巧妙なカラクリがある。
そのカラクリを逆手に取るなら・・・
繰り上げ受給の方が有利である。
更に言えば・・・
80歳の損益分岐点は、
「受給した金を使ってしまった場合」の
シュミレーションである。
60歳以降も働き続け、
受給した金に手を付けず、
働いて得た収入を生活費に充てる。
受け取った年金を資産運用する。
この場合・・
損益分岐点は先送りになる。
85歳まで生きても、
繰り上げ受給の方が得したことになる。
受け取った年金をNISAで運用すれば、
金利に対して非課税となる。
年利5%の運用した場合の
複利計算をすれば、
断然有利であることが分かる。
高配当・安定株に投資した場合、
株価の値上がりで得る利益を合算すれば、
年10%以上も可能となる。
株式投資に抵抗があるなら、
利回りの良い投資信託に投資すれば、
年利6~7%の複利となる。
別の観点で観るなら・・・
資産運用をしなかったとしても、
80歳以上長生きした場合、
80歳からは、
生きた分だけ、儲けもの
時間も、お金も
「得したことになる」
このように考えたほうが理論的かつ、
同時に合理的である思う。
・・二宮金次郎先生は言った・・・
道徳なき経済は犯罪であり
経済なき道徳は寝言である
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