札幌ドームは、サッカーW杯日韓大会の札幌開催を目的として2001年に開業。
総工費422億円を投じて建設された。
ところが、その裏で貢献して来た日本ハムファィターズに酷過ぎる契約を続けていたらしい。
ドームの基本使用料は、1日あたり831万円。
更に入場者が2万人を超えれば、1人あたり415円を加算する。
仮に4万人の観客が入ると、1,600万円を超える金額となる。
ところで球団の主な収入源は、こうだったらしい。
①主催試合の入場料②公式グッズの販売収入③売店や飲食店の売り上げの一部。
④スポンサーからの広告料⑤試合の放映権料である。
しかし、日本ハムが、丸々手にしていたのは、⑤のみだったそうな。
札幌ドームの試合では、日本ハムのグッズなのに、販売すると30%の手数料が徴収される。
更にコンサート等がある場合、フィールドシートの撤去や設置費用も日本ハム球団持ち。
加えて警備員や清掃等等を合計すると・・・。
日本ハムが、㈱札幌ドーム支払う金額は、年間26億5千万円。
これは、2021年の日本ハム選手の総年俸額の27億2千万円に近い金額なんだって!
日本ハムは、過去に値下げを要求したが、札幌市は逆に値上げをする始末。
更にコスト削減策として、他球団でも実績のある公共施設の運営を・・・。
民間企業等に委託する指定管理者制度の採用を市側に提案した。
しかし、札幌市は拒んで来た経緯があるそうな。
そして愛想をつかした日本ハムは、23年度から本拠地を隣の北広島市とした。
総建設費600億円の新球場・・・「エスコンフーイルドHOKKAIDO」だ!
建設費の9割を、日本ハム本社や球団等の日本ハムグループが拠出。
.エスコンでは、チケット収入、グッズ収入、飲食収入、広告収入等。
全てが日本ハムの収入になるそうな。
振り返れば、札幌ドームを運営する札幌市の第三セクターの㈱札幌ドーム。
日本ハムから高額の金を吸い上げ、ぼったくりバー顔負けの荒稼ぎだったようだ。
それにしても札幌市や㈱札幌ド-ムは、本当に馬鹿だなぁ。
札幌ドームの経営危機は、札幌市による「人災」とまで言われ出した!
プロ野球の北海道日本ハムファィターズの怒りを買った馬鹿な痴呆自治体。
新型コロナウイルス感染拡大でJリーグの観客入りとイベントだけ。
札幌ドーム目の前の札幌地下鉄の「福住(ふくずみ)駅」。
東豊(とうほう)線の乗降客が、ガタ落ち必定。
札幌ドームも地下鉄も、赤字転落必定の景色である。
札幌市長も㈱札幌ド-ム社長も真っ青だろうなぁ・・・。