函館発「団塊オヤジの独り言」

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「富岳」が世界一

2020年07月04日 05時47分13秒 | IT
理化学研究所は、凄いことをやるねぇ。
神戸・ポートアイランドに整備中のスーパーコンピューター「富岳」が・・・。
計算速度ランキング「トップ500」をはじめ、スパコンの計算性能を示す主要4部門で世界1位になった。

トップ500で日本勢が1位となるのは、2011年に2期連続1位になった先代の「京(けい)」以来、実に9年ぶりだとか。
初採用の1部門を加え、「4冠」を達成するのは世界のスパコンで初の快挙という。
富岳は、富士山の異名で、「京」(19年8月に運用停止)の後継機。

計算速度は、毎秒41京5,530兆回で前回王者の米国のスパコンを大きく引き離したというが、これも天文学的な数値。
国費約1,100億円が投じられ理研と富士通が共同開発、2021年度の本格運用を目指す。

理研計算科学研究センターによれば432台の計算機が並ぶ。
ちなみに1台は幅80cm、奥行き140cm、高さ220cmの大きさ。
そして既に新型コロナウイルス対策のため、既に試験運用も始まっているそうな。

ところで「トップ500」は4部門のうち最も古い1993年から年2回発表され・・・。
主要部である中央演算処理装置の能力を競うもの。
今回は富岳が2位の「サミット」(米国)の約2.8倍となる性能を示したらしい。

更に、産業利用等の処理能力の「HPCG」、ビッグデータを処理する性能の「グラフ500」。
人工知能(AI)の性能を測る新指標「HPL-AI」でも1位だった。

HPCGでは、2位サミット(米国)約4.6倍となる性能。
グラフ500は大規模なグラフの解析で、15~19年に9期連続1位だった「京」の2倍以上の処理能力となったという。
コンピューターの凄い世界はよく分からないが、とにかく驚かされる。

構想から10年、プロジェクト開始から6年の歳月を経てほぼ完成し、「世界一」を達成。
美しい国の技術には、拍手・拍手である!

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