2014年にロシア軍は、ウクライナ南部のクリミア自治共和国に軍事侵攻。
この時はロシア軍が、ハイブリッド戦で勝利して多くの軍事関係者が驚いたそうな。
ハイブリッド戦とは、こんな軍事戦略のようだ。
正規軍同士の戦闘だけでなく、ゲリラ戦、サイバー戦、情報戦等など。
ありとあらゆるものを活用して、敵軍を撃破する戦略。
まともに戦っても、敵軍に勝てない。
だから勝つためには、単純な軍事力だけでなく、・・・。
政治、経済、宗教等、使えるものは何でも兵器化すべきという概念だそうな。
ネットによるフェイクニュースや敵国に住む自国民の武装勢力等など。
活用できるものは何でも使う。
ところが今回、ウクライナに侵攻したロシアは、この戦果が仇となったようだ。
慢心、油断してウクライナ軍の実力を軽視。
2、3日で片が付くとばかりに、杜撰な作戦計画で快進軍。
ところが意に反して、ウクライナ軍に手酷い反撃をくらっちゃった!
クリミア侵攻は真珠湾奇襲。
そしてウクライナ侵攻が、ミッドウェー海戦に位置づけられているとか。
ウクライナ軍は2014年の敗戦を教訓とし、リベンジを誓って準備を重ねて来た。
まさに臥薪嘗胆の佇まいだったらしい。
そしてウクライナ軍の入念な準備が、功を奏した一例はこれ。
ロシア軍のドネツ川渡河作戦。
それは、入念な作戦を練ってロシア軍を撃退した戦果。
川を渡ろうとしたロシア軍にウクライナ軍が、榴弾砲などで遠距離から激しく砲撃。
ロシア軍を複数回にわたり壊滅させた・・・。
ロシア軍の動きをアメリカの軍事衛星がキャッチして、現場をドローンで偵察。
急送された榴弾砲は、デジタルデータを使って座標を割り出す。
衛星回線を駆使して各榴弾砲が連携し、コンピューターで砲撃の手順を瞬時に計算。
一斉砲撃を実現したと推測されているようだ・・・凄いなぁ!
この壊滅作戦も「ハイブリッド戦略」として歴史に残るんだろうねぇ。
アホなプーチンは、悔しくてヤケ酒で酔いつぶれたに違いない・・・。