衆議院選で議席を伸ばした公明党が発信力を強化中。
18歳以下の子供への給付を巡る与党協議をリードする等など。
政権内で存在感を高めようと頑張る景色。
一方で自民党が、躍進した日本維新の会へ接近を強めているようだ。
公明党は、先の衆議院選で公示前の29議席から32議席に伸ばした。
また自民党も15議席減に留めて、衆議院の常任委員長を独占。
委員会の過半数を占められる「絶対安定多数」を確保するという展開。
結果、政権内で公明党の影響力が高まったとは言い切れない状況。
そこで公明党は、注目政策の発信を強め、存在感をアピール中。
とりわけ衆議院選公約に掲げた18歳以下への給付に躍起。
調整の結果、子供2人と配偶者1人のケースでは・・・。
主たる生計者の年収960万円未満を対象とする制限を設けることになったが・・・。
公明党は、約9割の世帯が対象となるとし、100点満点の90点取れたと上機嫌。
ところで公明党が発信を強める背景には、こんなことがあるらしい。
議席を公示前の11から41に大幅増させた維新の存在だ。
世論調査では、公明党の政党支持率は前回比2ポイント減の4%。
しかし維新は倍増の16%に伸ばした。
注目度が高まった維新への対抗意識も見え隠れの景色である。
そして公明党が特に警戒するのは、来夏の参議院選をにらんだ自民、維新の接近。
ともに改憲を党是とする両党は11月9日に幹事長・国対委員長が会談。
自民党は、維新に秋波を送った。
維新が第三党として確立するなら、もう公明はいらないとなるのかねぇ?
さてさて、自民と維新の接近に神経をとがらせる宗教政党。
まずはお手並み拝見デスね。