緊急事態宣言

原子力災害対策特別措置法という法律は・・・。
1999年9月30日の東海村JCO臨界事故を契機に制定され・・・。
1999年12月17日に施行した。

これは、原子力災害が放射能を伴う災害という特性に鑑みて・・・。
国民の生命、身体及び財産を守るために制定した法律。
内閣総理大臣が、原子力緊急事態宣言を出せば・・・。
総理大臣に全権が集中する。

政府だけではなく、地方自治体・原子力事業者をも直接指揮。
災害拡大防止や避難等を指示することが出来る。
目的は、国民の生命や財産を守ることにある・・・。

そして原子力緊急事態宣言は・・・。
福島原発事故に伴い、2011年3月11日に発令されたが・・・。
今も原子力緊急事態は続いている・・・。


しかし、全権が親分に集中することを良いことに・・・。
危機感のない安倍がやっていることは、チンタラ状態。
やることなすこと、須らく真逆の景色。

年間1ミリシーベルト以下という原則を無視。
避難者への住宅援助等は、一方的に打ち切り・・・。
年間20ミリシーベルト地域へ帰還せざるを得ないように仕向ける。

放射能汚染レベルの測定は、わざと数値を低く見せるインチキ。
健康調査の対象範囲を狭くし、被曝の健康被害を小さく見せる。
特定の医療機関だけに健康調査・診断を許可。
あまつさえ、その結果を住民たちに教えない・・・。

福島県の農産物を福島県内の学校給食に用いて安全性をアピール。
削り取った汚染土は、全国にばら撒いて農地や道路に活用。
汚染地域への企業進出や学校新設は許可するが、医療施設は心許ない。

東京電力など原子力村の者たちの責任はウヤムヤ。
被災者への賠償費用は、電力企業を守り税金支援という厚遇。
更には、大法螺をこいて世界じゅうを騙し、東京五輪をゲット。

選手や観光客に放射能満載の食材でグルメのおもてなし？
東京五輪出で散財する予算は、桁外れの大判振る舞い。

そんなお金があったら、もっと被災者対策に投資する。
そんな政治感覚を持てないのかなぁ？・・・。