自民党総裁選に出馬表明した野田聖子幹事長代行。
立候補に必要な20人の推薦人確保に腐心したようだ。
支持を見込んでいた石破茂元幹事長に近い議員から協力を拒否されていた。
その背景には、聖子ちゃんの出馬で票を分散させる。
そして党員票で有利と見られる河野太郎くんの勢いにブレーキをかけたい。
他陣営はそんな思惑もあるらしい。
ところで聖子ちゃんは、過去3回の総裁選で出馬への意欲を見せていた。
しかし無派閥の影響などで推薦人を集めることができず、いずれも断念。
だが、今回の総裁選では景色が模様替わり。
推薦人として衆議院初当選同期や地元岐阜県選出の議員。
はたまた、独自候補を立てない二階派(志帥会、47人)。
竹下派(平成研究会、52人)に所属する議員が応援。
そして今回の総裁選は、こんな仕組み。
国会議員票と党員・党友票をそれぞれ383票ずつ、合計766票で争う。
過半数を獲得した候補がいなければ、上位2人が国会議員票と47都道府県連に1票ずつの合計430票。
それによる決選投票で当選者を決める。
ところで太郎くんの作戦は、こんな塩梅らしい。
自身の知名度と地方人気の高い石破くんの協力を武器に党員票を集め、初回の投票で過半数を得る戦略。
その理由は、文雄くんや早苗ちゃんを支持する勢力は太郎くんへの忌避感が強い。
だから、決選投票となれば逆転される可能性があるんだとか。
また、聖子ちゃんは、選択的夫婦別姓に賛成など、太郎くんの主張に近い。
だから聖子ちゃんの出馬で、太郎くんが一番割を食う・・・。
結果、親分席は、太郎くんの前から遠ざかる景色のようだ。
さてさて、美しい国の女親分が誕生するのか?
コロナ対策そっちのけでの親分席争奪合戦・・・面白い展開を見せ始めたねぇ。