神宮外苑の再開発も同様である。
新秩父宮ラグビー場の整備・運営事業。
これには読売新聞、日本テレビ。
そしてフジサンケイグループのニッポン放送が関わっている。
都庁記者クラブを構成するのは彼らである。
都民ファーストの会も小池にくっついているだけ。
自民党でも総理を批判するときは批判する。
しかし、彼女の周囲には苦言を呈するどころか・・・。
対等に話せる人すら、もはや存在しない。
彼女が大臣ならば、上には総理がいる。
その緊張感が勝手気ままを許さないが、都知事の上には誰もいない。
だから、彼女の「地」・・・専制君主の素顔が出る。
当初は、都庁官僚と都議会のドンだけで都の政策を決める。
都民置き去りの「ドン政治」からの脱却を訴えていた。
ドンには勝ったが、結局、ドンの権力が小池にスライドしただけ。
戦う敵がいなくなると、彼女は専制君主になってしまう。
そうでなければ「排除」なんて言葉は、たやすく口に出ないはず。
もう政権を取ったも同然だという雰囲気だった。
当時の民進党から希望の党に合併後、誰を受け入れるか。
その選別は選挙に勝ってから内部で調整すれば良かった。
それなのに、「総理の座が見えてきた」という気持ちから・・・。
「地」が出てしまったと思う。
政党であっても、小池をトップの座に就けてはいけない。
16年9月、豊洲市場の「盛り土なし」問題が発覚した。
その際、小池は「全都庁職員を粛正したい」。
そんな強い口調で語っていた・・・。
「排除」も「粛正」も普通は、中々出てこない言葉。
てっぺんに立てば、間違いなく専制君主の地が出る・・・。
小池を知事や総理大臣のようなトップにしてはいけない。
抑制の利かない専制君主、「女帝」になると断言。
百合子は今年で72歳。
歴代都知事の退任時の最高齢は鈴木俊一(84歳)。
そしていまだ5選を成し遂げた都知事はいない。
今回3選を果たせば、百合子は最長記録を視野に入れるようだ。
だがそれは、都民や都庁にとっては悲劇だとも言う。