グッドぐんま 2

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ぐんま昆虫の森  猛暑だけれど真夏終盤 その壱

2010年08月17日 20時26分49秒 | ぐんま昆虫の森
今日は夏休みを頂いたので、ぐんま昆虫の森へ。
前橋の今日の最高気温は36.5℃。昨日に引き続き猛烈な暑さでした。
この暑さは、まだしばらく続きそうですが、雑木林ではそろそろ真夏も終盤になってきたなぁと感じられるようになってきました。

樹液酒場では、カブトムシの姿をほとんど見かけなくなりました。


ノコギリクワガタ



ヤナギの木でメスを守っていました。(メイトガード)
まぁ、守るといっても、メスを外敵から守っているわけではなく、ほかのオスと交尾しないように見張っているということなんですけどね・・・。
昆虫の精子は、交尾後にメスの体内に蓄えられ、産卵のたびに少ずつ使われます。もしも、メスが複数のオスと交尾した場合は、受精には後から交尾したオスの精子が使われることが多いのです。オスにとって、自分の後に交尾されると自分の遺伝子が残る可能性が少なくなってしますので、メイトガードのような行動があるわけです。

指先ほどの超ミニサイズのスジクワガタ


コクワガタ


コクワガタも大型の個体は、大顎が発達してカッコイイですね。


樹液酒場の蝶たち
サトキマダラヒカゲ


オオムラサキ


ルリタテハ


翅を広げると息をのむほどの美しさなのですが、翅を閉じて木に止まっていると、樹皮に同化してしまって、どこにいるのかわからない・・・


スミナガシ


クヌギの枝がたくさん落ちていました。

風雨で折れたのではありません。何者かが枝を切り落としたのです。(もし、このような枝を見つけたら、枝の元のほうを見てください。折れたのではなく、切られているのが分かります)

犯人はハイイロチョッキリというオトシブミ科の小さな昆虫。
若いどんぐりに穴をあけて産卵し、枝ごと切り落とします


キツネノカミソリ

ヒガンバナ科の植物で、ヒガンバナと同じように花の咲く時期には葉がありません。
ヒガンバナはお彼岸のころに咲きますが、キツネノカミソリはお盆のころに花を咲かせます。

つづきは明日・・・