グッドぐんま 2

ぐんま大好き! 群馬のちょっとイイものや身近な自然を再発見

木の葉は色づき、カワウは色気づく

2010年11月20日 22時36分39秒 | 自然観察
11月も下旬。街路樹の落ち葉が風に舞う季節になりました。早いなぁ。あっと言う間に一年が過ぎてしまいますねぇ。


水産試験場では、実験用に5羽のカワウを飼育していますが、先日、そのうちの2羽が“ごま塩頭”になっているのに気付きました。

繁殖期特有の「繁殖羽」が伸びてきているのです。

白い繁殖羽は、頭部だけでなく腰の辺りにも生えます。


カワウの繁殖期はとても長く、地域によっては、ほぼ一年中繁殖している場所もあるとか。群馬県内では、初冬から初夏が繁殖期です。
雌雄で羽の色が違う鳥も多いですが、カワウは雌雄とも同じ色。また、体の大きさは雄のほうが多少大きいのですが、外見では区別はつきません。

ジョウビタキ 


マガモ


コガモ


今日の夕暮れ

昼休み散歩で見つけた秋色 & 会計検査庁?

2010年11月19日 23時27分26秒 | 季節の便り
本日の前橋の最高気温は15.6℃。この時期らしい気温ですが、風がなかったので、日なたにいるととても温かく感じました。

敷島公園の周りも赤や黄色の秋の色に包まれています。










キタテハ


夕方から県庁へ
県庁舎32階の展望ホールより




昭和3年に建設された昭和庁舎(国登録有形文化財)と平成11年完成の県庁舎

篠原涼子(群馬県桐生市出身)主演のTVドラマ「黄金の豚」では会計検査庁として登場していますね。


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群馬はやっぱり「うどん」だんべ だんべうどん(前橋富士見町)

2010年11月18日 20時46分56秒 | 美味しいぐんま
本日、長野県からお客さんが来訪。
昼になったので、どこかで昼食を食べに行きましょう、ということになり、「さて、どこに行こうかな? 信州の人を連れて蕎麦屋というのもちょっとねぇ・・・。」と、1分30秒ほど考えた末に、選んだお店は、前橋富士見町時沢にある「だんべうどん」。
やっぱ、群馬は「うどん」だいね。

だんべ肉汁うどん

今回は7合もり

これぞ、上州の田舎うどん。石臼自家製粉の地粉です


もち豚のバラ肉がたっぷり入った濃厚つけ汁

もち豚は脂がイイので、濃厚だけど上品な味です。

うどんを半分ほど食べたところで、きんぴらとシイタケをつけ汁に投入して、味の変化を楽しむ。(もちろん、汁に入れずにそのまま食べても美味しいです)


7合もりは、さすがにお腹いっぱい。大満足。

信州からのお客さんにも群馬のうどんに満足して頂けたと確信しております。
だんべうどん、やまけんの出張食い倒れ日記でも、絶賛! (^^)
     ↓
これからは地粉の香りに満ちたうどんの復権が始まるに違いない! 群馬県勢多郡富士見村「だんべ」のキンピラゴボウ入り肉汁うどんは、むせかえるような地粉の香りに満ちていた!


近いうちに、この店自慢のカレーうどんを食べてみたいぞ


だんべうどん 前橋市富士見町時沢860-3


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オオスズメバチ(雄)

2010年11月16日 21時46分01秒 | 自然観察
1週間ほど前、路上でもがいているオオスズメバチを発見。
寒さで弱った働き蜂かと思ったのですが、よく見ると、いつも見慣れたオオスズメバチと微妙に違う・・・。特に触角の色と形。

これは雄蜂です。

雄蜂の役割は唯一つだけ。女王候補と交尾することです。

春から夏のオオスズメバチの巣に雄はいません。雄は秋になると生まれます。
10月から11月にかけての繁殖期、雄蜂は巣の入り口付近を飛び回り、巣から出てくる女王候補を待ちます。女王候補が巣から飛び立つと、雄蜂は交尾しようといっせいに後を追います。
でも、女王候補とめでたく結ばれるのは雄蜂の中の極々一部だけ。しかも、新女王とは違って、雄蜂は交尾できても、間もなく死んでしまいます。

この雄、よく見ると腹部の先端から精液が滲んでいますが、交尾に成功したのか? それとも思いを遂げられずに無念の死か・・・?



撤退の農村計画

2010年11月15日 21時22分21秒 | 
日本の豊かな自然を特徴づけているのは、国土の約67%を占める森林と、伝統的農業によって形成された里地里山です。
しかし、近年は過疎化、高齢化によって農山村が疲弊し、この地域の生物多様性が危機にさらされています。
この事態を打開するには、農山村を元気にしなければならない。そしてそのためには、都市住民の協力と公的な支援が必要・・・ と思っていたのですが、冷静に考えてみると、事態はそう簡単ではありません。
日本はすでに人口減少期に入っています。農山村だけでなく、日本全体の人口が減っていきます。人口が減るということは、国や自治体の収入も減るということ。さらに高齢化により社会保障費は増える一方・・・。
豊かな自然(二次的自然)を守ってきた農山村への支援は期待できない・・・。「無い袖は振れぬ」という状況が迫っています。

では、どうすればよいのか?
という問いに答えているのが、この本↓
撤退の農村計画 過疎地域からはじまる戦略的再編  林直樹、齋藤晋・編 学芸出版社
     

この本を読んで、目から鱗が落ちました。う~ん、そういう考え方があったか!と・・・。

著者らは現在起こっている農山村の集落の自然消滅(消極的な撤退)に対して、山あいの集落が丸ごと平場へ集団移転する「積極的な撤退」を提唱しています。
『撤退』というと、負けて去るというマイナスのイメージを受けますが、そうではなく、「計画的に力を温存してチャンスを待つ」、「少し引いて、守るべきところは確実に守る」という“戦略”です。
山村から人がいなくなってしまうと、森の恵みを利用し、自然とともに生きていく文化(技術)が失われてしまうので、“体力のある”集落は、その場にとどまり、自然と共生する文化(技術)を継承する「種火集落」も必要であると述べられています。種火集落は、将来、エネルギー危機、食糧危機が起こった時には、即座に生きるための技術を周辺に広めるという役割を担います。

詳細については、是非、この本を読んでいただきたいと思いますが、人口減少期に入った日本で、山村と二次的自然を守るためには、この方向がベストなのではないかと思います。
ただ、現実に「戦略的撤退」を実現させるには、大小様々な問題が発生するでしょう。国レベル、地方自治体レベルでの議論と人材育成が必要だと思います。

目次
 第1章 過疎集落の現状
 第2章 予想される国の将来
 第3章 すべてを守りきることができるか
 第4章 積極的な撤退と集落移転
 第5章 積極的な撤退のラフスケッチ—生活編
 第6章 積極的な撤退のラフスケッチ—土地編
 第7章 積極的な撤退と地域の持続性


共同研究会「撤退の農村計画」のWebサイト


ぐんま昆虫の森 晩秋

2010年11月14日 17時54分03秒 | ぐんま昆虫の森
今日の午前中はぐんま昆虫の森
雑木林の向こうから巨大なバルーンが上がってきました。


え? 昆虫の森にパチンコ屋ができたの? って、そんな訳ありません。
今日は熱気球のイベントがあったんです。


熱気球は音もなくふわふわと飛行するというイメージでしたが、浮力得るために空気を暖めるバーナーは、意外なほど大きな音がするものですね。かなり離れた場所からもゴーゴーというバーナーの音が聞こえました。


秋色のフィールド


11月も半ばになると、さすがに虫たちの姿は少なくなってきます。

ミヤマアカネ 


アキアカネ 


セアカヒラタゴミムシ 


コアオハナムグリ 


センチコガネ

紫がかった金属光沢が美しいですね。センチコガネの仲間は動物の糞や腐肉、腐ったキノコなどを餌にしています。自然界ではリサイクルが徹底され、完璧な資源循環型社会が構築されていますね。

ヤマトシジミ 


雑木林で、ウラギンシジミを見つけました。



ウラギンシジミは成虫で越冬します。翅の大きな蝶が成虫で厳しい冬を越すのは大変だろうなぁと思いますが、成虫で越冬する蝶には、ウラギンシジミの他にも、キタキチョウ、ムラサキシジミ、アカタテハ、ヒオドシチョウ、キタテハ、ルリタテハなどがいます。

ハラビロカマキリの卵鞘

カマキリの卵鞘は、種類ごとに違う形をしています。

オンブバッタ 


オンブバッタ 褐色型


コバネイナゴ 


こちらは、フォローアップ学習コーナーに展示されていたピンク色のクサキリ 

ピンク色のクビキリギスが見つかることは、そう珍しくはありませんが、ピンク色のクサキリは珍しいですね。





おまけ
今夜は上弦の月 ・・・


嶺公園 紅葉

2010年11月13日 20時12分03秒 | 紅葉
今シーズン、お山の紅葉を見に行けなかったので、今朝はイロハモミジが見頃を迎えつつある嶺公園で紅葉狩り。超近場ですが・・・ (^^;)






紅葉が過ぎると、葉は落ちてしまいます。落葉は寒さや乾燥に弱い葉の部分を本体から切り離して厳しい冬を乗り越えるための適応ですが、その前に葉を赤や黄色に色づかせるのはどうしてなんでしょう?
紅葉や黄葉は、その植物本人にとって何かイイことがあるから、そのように進化したのだと思うのですが、紅葉するメリットって?
それとも、色には何の意味もないのか?

まぁ、そんなツマラナイことを考えずに、素直に紅葉を楽しむ方が精神衛生上は好ましのでしょうが・・・ (^^;)






おまけ
電線に止まって鳴いていたモズ


ビオトープ管理士資格試験 1級筆記試験結果発表

2010年11月12日 23時20分57秒 | その他
9月26日に受験したビオトープ管理士資格試験・1級筆記試験の結果が送られてきました。


択一式問題の方は、自己採点で合格ラインに達しているのは事前に分かっていましたが、記述問題は、実は一問だけ少々不安だったので、ドキドキしながら封を開けました。

結果は・・・
おかげさまで合格でした (^o^)

でも、まだ来月上旬に実施される口述試験を受けなければなりません。
頑張らねば・・・。


日本生態系協会



今日の夕暮れ 赤城山中腹より



うどん

2010年11月11日 21時32分54秒 | 美味しいぐんま
本州一の小麦の産地、群馬県。
当然のことながら、群馬賢人は粉好き、うどん好きであります。
総務省が行っている家計調査の結果では、前橋市の生うどん・そばの購入金額は高松市に次いで全国第2位、そして小麦粉の購入金額も長野市に次いで全国第2位です。(1位ではないのが、ちょいと悔しいけど)

私も、うどん大好きです(^^)
でも、煮込みうどんや、おっ切り込みよりも、付け汁うどんの方が好みです。(あ、もちろん上州名物おっ切り込みも、美味しいよ!)
この時期は、具だくさんのアツアツのつけ汁で


小麦粉自慢 秘密のぐんま

おっきりこみ Wikipedia

話は変わりますが、前橋が全国1位の品目を探してみたら、乳酸菌飲料の購入金額が全国1位なんですね。しかも2位以下に大差をつけてのダントツで。
意外でした。
群馬県人は、カルピスが好きなのか知らん?(それともヤクルト?)


(おまけ)
帰宅すると次女が
「今日の夕方、UFOを見たんだよ! 写真も撮ったよ」と嬉しそうに報告。
で、コレ↓なんだそうですが・・・

ん~?


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ユリカモメ

2010年11月10日 22時05分07秒 | バードウォッチング
今日は早朝から利根大堰へ


この辺りまで来ると、普段の鳥見ではあまり見かけない鳥に出会えます。

ユリカモメ 若

海に近いところでは、見慣れたおなじみの鳥でしょうが、海なし県に住む私にとっては珍しい鳥。

ハマシギ ?

シギの仲間は見慣れないので、よく分かりません・・・(^^;)