夜中に欲しいものは固いもの 2012-12-13 12:12:57 | 日記風 夜の10時過ぎに、月餅が食べたくなる。 多分、コンビニには売ってないな。 ちょっと大きなスーパーに行けばあるかもしれないけど、そこまで行きたくない。 コンビニには大福はたくさんある。 日本人は柔らかいもの好きだな。 これもマシュマロ入りのクッキー(右)とブラウニー(左)のようなもので柔らかい。 月餅の、餡がボロボロこぼれてくる固さが欲しかったんだけどね。 全く逆だ。
百夜行 2012-12-13 02:00:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー CSで再放送をしてた。全部見てない。過去の記憶と、本の記憶で辿る。 東野圭吾さん(集英社:刊)がお書きになって一時期スマッシュヒットを飛ばした。 1人の男の子と女の子が、恋をした。初恋だった。 けれど男の子の父親はその少女を買っていた。少女の母は生活のために娘を売っていた。 そしてそれぞれの親を子供が殺した。 それに気づき追いかける執念の刑事。なんとか光のある場所に戻ろう、15年間、刑が明けるまで頑張り切ろうとして更なる罪を重ねて行く2人。 初めてこの話を見たのはある劇団の公演で、前後編で公演をしていたが、後編しか見てない。説明が長い舞台だったが、それでもなんか凄い感激した。 本で東野圭吾さんが、女性の心理をわざとに書かないことにしたとどこかに書いていたことがある。 男性だからどんなに判ったつもりで書いても絶対違うと言われるから…というようなことを書かれていた。 ある意味それが効いた話だった。どの女性の心理にも当てはまったのかもしれない。 とにかくトイレの青酸を使った殺し方は驚いた。こういうやり方があったとは…と、えらい勉強になった。 今の年齢で再び見ると幼い日、少年と少女が自分の今の現実に耐えきれず衝動的とも言うべき状態で罪を犯してしまうが、やはりやり方が間違っていた。 2人で間違った。間違ったまま進み、2人で悪夢を見続けて怖い思いをし続けた。 違うやり方があった。大人がちゃんと教えていれば違う道も…未成年で犯した罪なら、まして、12歳くらいなら、少年法にも引っかからず大した罪として裁かれない。 それをわざわざ間違えた、どうすることもできず、そして、悲しい最期を迎える。 それでも少年と少女の心のままお互いを純粋に思い合ったことはことは事実だ。それだけがこの2人の真実だった。 互いが互いを思い合う。この2人にしか判らないやり方で、世間のやり方にのまれることもなく…。 その純粋さに惹かれた悲しい作品だった。 私は今や、トイレを使った青酸殺人の方法に度肝を抜かれた作品としか言えないんですけどね。