老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

   ナナちゃん 生きててくれた~

2020-05-24 11:28:29 | 

         

 

一週間ぶりの庭には花うつぎが満開だった。

薄いピンクの莟は開くと真っ白になる。

この花だけじゃない。どの花も莟の時は恥じらいの桃色だったり、育つ前の若者の若草色の莟が緑の花になる。

     

                 

 

  

昨日の幸せ事件。

一か月ぶりに、ナナメが来た。

生きていたんだ。ナナメが ❕

一週間に一度、行くごとに、「ナナメ~ ななちゃん~」と、近所にいないかと、声を出して私の来たことを知らせていた。

もう一匹のトラちゃんと激しい喧嘩をしたのを見ていた。

勢力争いに敗れ、この地を去った、それとも死んでしまったか?と夫婦で心配をしていた。

 

先週はトラちゃんが餌を食べている時、お隣の塀の向こうでナナメに似た猫を見た。

夫が「おい ナナメだぞ」  「ナナちゃん、ナナメ、、、」と私が呼んでも来ない。よく似た猫が数匹いるから、見間違いだと思っていた。

 

昨日はトラが我が物顔で餌を一人占めをして食べていた。その隙に、開いていた窓から スートーと猫が入って来た。

 

     「ナナメ? ナナちゃん?」

足元にじゃれついてそれからだ(@ ̄□ ̄@;)!!

もう私のそばを離れない。

階段に座って、コロンと横になったナナメを撫でる、同じ顔の高さで舐めるように話す。

「ナナメ~、生きとったん? 何しよったん? 心配しよったよ~」

「ゴロゴロ、、、ニャーン~」

小一時間、掃除をしている傍らから離れない。

 

トラときっと勢力争い、喧嘩に負けて、先週も私の呼ぶ声で来たものの、トラが怖くて、私に近寄れなかったのだと思う。 ああ可哀そうに、ナナメは噛まれた?怪我をさせられた?

 

      

 

畳の部屋から私の一部始終を観察している。

時々、傍にきて私の周りをひと巡り。

 

  

               

 

はなちゃんの事を想い出した。

今は綺麗に咲いた花うつぎの下で眠っているはなちゃん。

 

少しだけ野良猫たちが、はなちゃんに代わって私達を慰めてくれている。

 

     🎐     銭葵古い映画に傷のあめ

 

     🎐     おだやかな瀬戸内しらす干して一服

     

     🎐     しらす干す古い映画のロケ地かな

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

法然寺の猫ちゃん

2020-03-10 11:01:36 | 
     


美しい猫ちゃん。毅然としていて、人慣れをしてい、私が話しかけると「ニャアアー」と応えてはくれるが、とてもめんどくさそうである。

近くに寄り頭をなでる。じーと私のするがままになっていたが、もういいかい!とするっと私の手を払うように遠のいた。

       

どこかのおじさまと。「ニャアー」と顔を見て何かを訴えているような?。
この方、サンダル履である。ご近所の方で、いつもの顔見知りかも?親しそうである。



       

この猫ちゃん。顔に少し傷がある。
声をかけるとじっとこちら振り向くが、、、


           恋の猫顔の傷跡勲章とも

           法然さまの廊駆け抜ける恋の猫

 
    

みるみる仁王門の中に消えて行った。





この黒い猫ちゃん。尻尾の短いこと。
足早やに写真に写るのは「やだ~ニャー」と行ってしまった。

みんな野良猫だと思うが。。。。
丸々と肥えていて、幸せそうに見える。
このお寺へは来るたび、色んな猫に逢う。
解っていながら、ちょっとしたお土産を忘れて来た。「ゴメンナサイ」🙇

どこかの札所に屯をしている猫ちゃんと比べるとカツカツとしていない。
(直ぐに比べる、私の悪い癖)

家に籠もって手芸ばかりをしているので、連れ合いが外に引っ張り出してくれた。
少し遠出の散策。 
猫ちゃんに会えて楽しかった。


           境内に無人の花屋風光る

           三寒四温花壇の真中にビーナス像

          寝釈迦像残る鴨なに喋りゐし

      無双窓抜けくる風や寝釈迦堂

          薄暗き堂泰らけし寝釈迦かな

     

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

にゃんにゃん猫の日らしい

2020-02-22 11:44:51 | 
    

   語呂合わせで今日は猫の日らしい。
   二(月)二二(日)ニャンニャンニャン!


車の音を聞きつけて玄関の前にニャナメちゃんが現れた。
ニャナメちゃんは野良猫だけれど、我が家の附近をうろつき地域猫として住み着いている。



私に歓迎の挨拶。
ごろごろごろん。「来てくれたの、嬉しい」との愛情表現らしい。

      

寒さなどかまっていられぬ。土埃をぶるぶるんと払って私の足元にすり寄って来た。

色々家の中の仕事を、、、その間私の足元から離れない。

ニャー(元気だった) ニャア^^(さみしかたよ) ニャアアアー(おりこうにしてた)
ニャア ア ア ア ー(どうしてこのお家にいないの?) ごめんニャアー   
とナニャメとの会話が続く。


       

鍵をかけて帰ろうとすると、階段を降りて来て見送ってくれる。

    

車が走り出すと。お隣の垣根まで送ってきてくれた。
バオバイと手を振った時は、もう知らんぷり。
帰る者にはもう用は無い。猫ちゃん特有の変わり身の早さ。
それで良い。車の後を追って来るでもしたら困ってしまう。

今日は雨催い。夫だけが餌を持って志度へ出かけた。 


          六地蔵の間駆け抜け猫の恋

          猫の墓いま咲き誇るラベンダー

          かげろふや空耳に亡き猫のハナ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする