一週間ぶりの庭には花うつぎが満開だった。
薄いピンクの莟は開くと真っ白になる。
この花だけじゃない。どの花も莟の時は恥じらいの桃色だったり、育つ前の若者の若草色の莟が緑の花になる。
昨日の幸せ事件。
一か月ぶりに、ナナメが来た。
生きていたんだ。ナナメが ❕
一週間に一度、行くごとに、「ナナメ~ ななちゃん~」と、近所にいないかと、声を出して私の来たことを知らせていた。
もう一匹のトラちゃんと激しい喧嘩をしたのを見ていた。
勢力争いに敗れ、この地を去った、それとも死んでしまったか?と夫婦で心配をしていた。
先週はトラちゃんが餌を食べている時、お隣の塀の向こうでナナメに似た猫を見た。
夫が「おい ナナメだぞ」 「ナナちゃん、ナナメ、、、」と私が呼んでも来ない。よく似た猫が数匹いるから、見間違いだと思っていた。
昨日はトラが我が物顔で餌を一人占めをして食べていた。その隙に、開いていた窓から スートーと猫が入って来た。
「ナナメ? ナナちゃん?」
足元にじゃれついてそれからだ(@ ̄□ ̄@;)!!
もう私のそばを離れない。
階段に座って、コロンと横になったナナメを撫でる、同じ顔の高さで舐めるように話す。
「ナナメ~、生きとったん? 何しよったん? 心配しよったよ~」
「ゴロゴロ、、、ニャーン~」
小一時間、掃除をしている傍らから離れない。
トラときっと勢力争い、喧嘩に負けて、先週も私の呼ぶ声で来たものの、トラが怖くて、私に近寄れなかったのだと思う。 ああ可哀そうに、ナナメは噛まれた?怪我をさせられた?
畳の部屋から私の一部始終を観察している。
時々、傍にきて私の周りをひと巡り。
はなちゃんの事を想い出した。
今は綺麗に咲いた花うつぎの下で眠っているはなちゃん。
少しだけ野良猫たちが、はなちゃんに代わって私達を慰めてくれている。
🎐 銭葵古い映画に傷のあめ
🎐 おだやかな瀬戸内しらす干して一服
🎐 しらす干す古い映画のロケ地かな