
久しぶりに、栗林公園へ。
紅葉には少し早いと新聞の「紅葉便り」ではあったけれど、病院の帰りに寄る。
昔、俳句を始めた頃、ある先輩が、月に一度の俳句会場に来る途中にある噴水を必ず一句詠むことにしている、見る度に状況は違うからそれを自分に課して勉強をしていると聞いたことがあった。
紅葉に早いとて、この公園にはくる度に新しい発見がある。
噴水の先輩の言葉をいつも思い出しながら、一句を拾う努力はやっているのだが、、、、

公園の入り口で、松手入れをやっていた。
距離を置いて、外国の方が見物をしている。
公園の入り口での松手入れに遇うのは、私も初めて。
(やってるな、やってるな、、、、)とは先ず思ったけれど。。。。句は?

いつものコースと変えて、公園を左廻りに行くと、池の中に高い脚立を沈めて、松の手入れをやっている。



松の幹を削っている庭師さんがいた。
古い松の幹には、苔が覆っている。それを岩についた海藻を採るような道具で搔いているのかと思い、思いきって声をかけて
「何をやっているんですか?」と聞いてみた。
「これは、じんをきっています」との応え。
若い40才くらいの庭師さんだ。
「じんて?どのような字を書くのですか?」
「先輩が使っている言葉です。僕はカタカナで ジン と書いています」
枯れかけた松の枝を切った時、本当は切り口に防腐剤を塗るらしいし、それが松の為には最も良い方法だけれど、それでは松の風情は落ちる、それで自然に見えるように、枝に手入れを施して自分の思うように守ってゆきます」と説明をしてくれた。
「僕の遊び心です」
「じゃ、これからもこの木は貴方が専門で守り通すのですね」
「そうです、楽しみです」と会話が弾んだ。

ジン は?職業用語らしい、半分理解はできたかな?
公園のいたる所で、松手入れをやっている。
以前に聞いた事もあるが、毎日手入れをやって、一本の松は二年に一度しか順が回ってこないそうである。
それこそ、自分の好む松に目をかけて育むのは遊び心も出さなと思った次第。






箸にも棒にもかからぬ吟行句。
言葉が多すぎる。説明?そしていつもの類想、くわばらくわばら。
しかし、今日は松手入れに挑戦の吟行句。
明日は?何をテーマに挑戦句を!