老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

松葉牡丹

2021-07-27 10:10:57 | 俳句練習帖


今日も未だ夜の明けきらぬ四時に目が覚めた。
ラジオ深夜便を聴く。

「今日の花」は 松葉牡丹

想い出した詩の一節が、北原白秋の 「まつばぼたん」


   まつばぼたんの咲くころは いつもお日照り夏休み
        誰もうれしいきょうぎ帽

   まつばぼたんの咲く門に いつも干します浮き袋
        僕は毎日通ります


きょうぎ帽はつばの広い夏帽子だ。この詩が好きだった子供の頃。
真っ先に浮かんだ。
昨日、食べた物は忘れているのに、詩の小節を記憶しているとは。何たる事だ。


      

松葉牡丹は良く見かける花だ。
好き、、と言うより郷愁を感ずる花だ。
公園の花壇や、道路の側壁に沿って植えられている。

      


    👒     松葉牡丹咲かせ初めて社宅住

    👒     勤め終帰りの夫に花閉じ日照草

    👒     松葉牡丹犬が舌出す昼さがり

    👒     松葉牡丹咲かせて女系家族かな 

    👒     松葉牡丹産湯の盥縁に置く    








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