今日も未だ夜の明けきらぬ四時に目が覚めた。
ラジオ深夜便を聴く。
「今日の花」は 松葉牡丹
想い出した詩の一節が、北原白秋の 「まつばぼたん」
まつばぼたんの咲くころは いつもお日照り夏休み
誰もうれしいきょうぎ帽
まつばぼたんの咲く門に いつも干します浮き袋
僕は毎日通ります
きょうぎ帽はつばの広い夏帽子だ。この詩が好きだった子供の頃。
真っ先に浮かんだ。
昨日、食べた物は忘れているのに、詩の小節を記憶しているとは。何たる事だ。
松葉牡丹は良く見かける花だ。
好き、、と言うより郷愁を感ずる花だ。
公園の花壇や、道路の側壁に沿って植えられている。
👒 松葉牡丹咲かせ初めて社宅住
👒 勤め終帰りの夫に花閉じ日照草
👒 松葉牡丹犬が舌出す昼さがり
👒 松葉牡丹咲かせて女系家族かな
👒 松葉牡丹産湯の盥縁に置く