老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

始まりは義母の遺した着物から

2024-04-14 10:17:16 | 老人日記
        

最近、モンペルックに疑問。
もんぺは履きやすく、それなりの、おしゃれも楽しめて、、、と思っていたが。

安易すぎた。
いくらもんぺでおしゃれをしても、市内のデパートへはモンペルックでは行かぬ。
旅にも行かぬ。

おしゃれの中心にはなり得ないのだ。

義母が亡くなり、たくさんの着物を遺してくれた。
その中から、リメイクでコートやブラウスを多く作った。
最初は、仕立て屋に高いお金を払って縫ってもらった。
これらの品々は今でも愛用がある。よそ行きになる。
紬のコートで京都や金毘羅歌舞伎に、大島で作ったブラウスでバス旅行に、倉敷の句会にと重宝をした。

さて、もんぺは自分で縫い始めた。
夫のウールの着物を潰したり、姉からもらった着物の数々で縫った。

しかし、現在のように老躯になると、もんぺは、なぜかお洒落とはほど遠いフッションになり始めた感が。

年齢的にもんぺは老を導く物でしかない。
楽でそれなりにルーズで着心地は肩も凝らない感覚で、鏡に映した姿はいただけぬが、捨てがたいフッションだ。

最近、痩せた。
自分でも怖いくらい、一番に肥えていた時に比べて20キロ近く体重も減りみすぼらしい程に。

昔のG-パンが、どれもスッキリと履くことができる。
少し値が張っていたから、断捨離もしないで捨てずに置いてあった。
それが役立つ。
Gーパンがカッコイイとは言い切れぬが、先ず、見た目に若さを取り戻すために、G-パンから、普通のパンツからお洒落に取り組む決心をした。

しかし義母の残してくれた着物で作ったリメイク衣装は何十年と私の身に添い、もちろんもんぺも、お洒落とは遠いところでだが活かすつもりだ。


昨日のしり取り俳句。

    ☔     くすぐらる虚しき言葉亀鳴けり  「くすぐる」

    ☔     花の宴金毘羅歌舞伎の楽日かな   「楽」

    ☔     菜の花畑みんな消えたるかくれんぼ      「菜の花」

    ☔     昨夜の風白木蓮に大き傷    「白木蓮」

    ☔     新入社員出鼻をくじかる祝辞かな   「新」

    ☔     起重機のならぶ湾岸春闌ける   「起重機」
                 
           


         


      


コメント
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