押入れの中は集めた布がいっぱい。
旅行先で、変わった布を見れば買い、骨董市があれば足を運び古い布を手に入れる。手芸に夢中になっていた。
バックに帽子、におい袋、いくつ作ったやら。すべてプレゼントして手もとには殆ど残っていない。
そのうち、母が残した着物や自分の若い時の着物を潰して、リメイクするようになった。
一石二鳥だ。コート、ブラウス、モンペ、縫った、縫った。流行の洋服を追わなくていい。着やすい。欠点があって少し縫い目めがとんでいても自分が着るのだから、言わなければわからない。良いことづくめ。
俳句は?まるっきり忘れたわけではない。結社からは脱会した。新聞の俳句欄は読まない。夫がテレビの俳句を観ていても気にもならない のに。
旅先で俳句ポストがあれば、投句をしてみたりする。
疎遠になった友人のことを、街で見かけた人がよく似ていると、ふっと想い出すように。
又、恥ずかしながら昔のように俳句狂い、夜も日も夢中になっている。
昨日のしり取り俳句
✾ 河鹿笛鼻緒くひこむ宿の下駄
✾ 峰寺の山気桔梗のうちふるへ
✾ 栗の花匂ふ生きてゐる実感
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます