🐇 ここがまああのゆうれい飴屋夏のれん
阿波しじらばかりを繋いで使ったタペストリー。
横が60センチ、縦が90センチくらいだろうか。10年前くらいに作った。
四国には、それぞれ四県に代表される、木綿織りがある。
愛媛県は (伊予絣) 高知県は (土佐紬) 香川県は (ぼた織)
そして、徳島県は (阿波しじら)
それぞれに、特徴がある。
どこの県の織物もすべて好きだが、阿波しじらの、本場の藍を使用した深い藍色ベースのしじら織は特に好きだ。
難しい縫い方やテクニックは要らない。配色に気を配った。朱や、紅色、黄色が映えるように配色をした。
これを作ろうと思ったのは、真ん中に配置している、木偶人形の頭の、端切れを手に入れた時。
端切れだから、真四角にしょうとすれば、人形の顔が少しかたぶいた。
やっと工夫して真四角がとれた。この一辺に合わせて、ピースを作り、繋ぎ合わせた。
このタペストリーも、今見れば、雑な縫い目や微妙なずれがある。
しかし、このタペストリーが沢山の作品の中でも、私は一番のお気に入りだ。
世の中にいっぱい、手芸作家がいる。ちょとヒントを貰って、世界で一つしかない、作品を作れるのが嬉しい。
阿波しじらは、袋ものには、適しない。生地に張が無い。浴衣には涼しい優れものだし、肌触りもピカ一。
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