老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

記念の梅園

2016-02-13 15:25:40 | 俳句
       

栗林公園に梅を見に行く。
今日は三月の終わりの陽気だと、ラジオが告げていた。
そこまでは暖かく無かったけれど、梅は見頃であった。

蒲団の中で、春眠をむさぼりつつ、今日は栗林公園に梅を見に行かなけてはと、決めていた。

五年まえ、まさにこの、梅の時季。
公園の梅苑で夫と待ち合わせをした。
夫を待つ間、ベンチに座って梅を眺めていると、ベンチの横に来て座ったご夫人が、俳句手帳をだして、うんうん 唸り?はじめた。

そこから、ご夫人と会話が始まって、私も 俳句をしようかな?と思ったのが、俳句再開のきっかけである。
十ヵ月考えた。
又、途中で投げ出すのではないか、厭きて辞めるのではないか?
俳句に挑戦しようと思ったものの、腰が重く、なかなかふみきれなかった。

昨今の俳句の世界はどうなっているのかも、全くわからない。
が、俳句をするのなら、「長谷川 櫂」 の結社に入ると決めていた。ずいぶん昔からかも知れないし、急の思いつきかも知れない。
他に、どんな結社が有るのかさえも知らなかったのがほんとうである。
あの時のベンチがその日のままにある。
今日は誰も座ってはいなかった。

           

 十ヵ月考えて、四年前、きりがよいところの、一月に入会をした。
長谷川櫂さんから、主宰が若い 大谷弘至さんになっていた。そんなことも、知らなかった。
それから、丸四年が経ち、ああ全没だ、今月は一句だと、一喜一憂する、投句人生(オオバー)。
楽しんでいる。その日、その日を後悔しないように、昨日は西、今日は東と吟行兼ドライブを満喫している。

朝 何故かこの日のことを思い出したのである。

紅梅も白梅もとても綺麗だった。
手入れが良いから、枝ぶりの美しいこと。
齢がいたのかな?過去の想い出に浸ってばかり。。。。

             

 今日の公園は大賑わい。
台湾と、韓国からの、観光客の方に頼まれて、何回も写真機のシャターを押してあげる。
池を和船が遊覧している。
お茶席も、たくさんの方がお点前を楽しんでおられた。

            

       ☆彡    探梅に明け探梅に暮れる媽

       ☆彡    一畝に風に日に焼けはうれん草

       ☆彡    鳶凧に鳶紛れ込む凧日和

       ☆彡    遠い春自分で焼きしマグカップ

       ☆彡    金屏風花嫁の父硬く立ち 

       
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