老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

徳島 美馬市 脇町

2015-08-27 18:46:51 | 俳句


美馬市 脇町へ行く。
夏休みも 終わりに近づいたので、道路は、空いているだろうし、今朝は涼しそうだから、夫が、行かないかと、誘う。
道路は空いていた。いつも、混雑している、香川から、徳島への道筋にある 道の駅も閑散としていた。
山は、まだまだ、深い緑だけど、雲は筋が入っていて 秋を感じさせる。

「ゆつくり ごらんなして」は阿波弁。まず訪ねた脇町の うだつ の町を歩いていると こんな 言葉を染め上げた暖簾が 大きな商家の 軒先にかかっている。
標準語だと「ゆっくりと ご覧ください。」だ。




夫が言っていたようには、涼しくない一日となる。
残暑が厳しく、町筋を歩くだけで、じりじりと、洋服から出ている肌が焼ける感じがする。



阿波の郷土食、蕎麦米雑炊の店に入る。
まず、蕎麦米を炊く。人参、椎茸、里芋、油揚げ、大根 等々を 鳥のだし汁で炊いた物を、醤油味を付けて、雑炊に仕上げる、素朴な食事だ。料理というほどの物ではない。
今日ほこの雑炊に焼いたお餅が入っていて、充分に腹にこたえる。美味しかった。
餡蜜のデザートも付いて、まま、満足。


今日だけ、私の故郷だから 食べ物を載せた。




しりとり俳句から生まれた句
私の知らぬところで、歩いていた句を見つけた。嬉しいやら、怖いやら。
     
       むずかれる猫持て余す薄暑かな
       蝙蝠の掠めてゆきぬ薪能
       優曇華や黒く光れる床柱
       帰省子の食べ歩く徳島ラーメン
       紅いバラ言葉巧みな女の子

          オソマツ
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