☆ 鎖ごと抱きかかへけり梅雨の犬 川崎展宏
今朝 殿 のことを思い出して 夫と話したばかり。
こんなに雨が降っていても 殿 は、朝の散歩も昼の散歩も 一分一秒たりとも遅れることなく出かけなかったら許してくれなかった、、、と。
彼にとって、散歩は唯一の楽しみ。
雪の日も、嵐の時も。台風の目に入り風が少しおさまり、雨が小降りになるのを待って連れて行ったものだ。連れて行くまで、ウウウウー、ウホオー ウホーといつまでも文句を言っている。
展宏さんの句が目に止まった時は彼も犬がお好きだっかと思った。
殿 も子犬の頃 散歩の途中疲れて歩けなくなる。よく抱いて帰ったものだ。
毎日、雨の続くこの時季が犬にとっても、飼い主にとっても、散歩には苦労した。
今朝は家の周りの山も海も 梅雨にけむっている。嫌いではないんだな この景色。朝から雀は餌を求めてやって来たが 鶯も杜鵑の声も聞こえない。どこで、どんな格好で過ごしているのかしら?
☆ 青梅雨の帽子が帽子掛けにある
梅雨であることから 展宏さんのこの句も浮かんだ。
昨日のしりとり俳句
* 空近く木を伐る音や踊子草
* 梅雨茸蹴るたわいなく転げけり
* 鯵釣るやゆつたり流る島時間
* 円空の後ろ姿や山背風
* 投げあふて青い林檎や旅つづく
* 夕焼雲はるか見つめるモアイの像
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