西洋的な二元論の考え方に従えば、病気が”悪”で病気でない状態が善。
でも、一つのものに表と裏があるように、物事には善の面もあれば、悪の面もあるとわたしは思うんです。
そういう東洋的な考え方が自分の体の中に入ってきて、宇宙の大きなものに対して働きかけるような、「祈り」という行為に感応していく。
「一切なりゆき~樹木希林のことば~より」
大阪水曜ほっと集談会一世です。
最近体調が悪く、免疫が下がっていると感じる日々です。
体調が悪いとよく本を読みますね。
元気な時には、見過ごしがちな人の言葉の優しさや普段見慣れた景色が違って見えるのが不思議です。
私が10代から20代にかけて森田療法を学んだ河野基樹先生。
(発見会元顧問・医師)
晩年の先生が詠まれた川柳に、陽は西に生老病死みな祈りという作品があります。
河野先生もまた、樹木希林さんと同じ心の風景を観ておられたのでしょうか。
2021・2・8 一世