鎌倉駅西口から横須賀線に沿った道を北鎌倉方面に戻った扇が谷(おうぎがやつ)の奥にある海蔵寺(かいぞうじ)、四季を通じて花の咲くお寺として知られています。
特に山門前の石段を覆うように咲く萩の花は一見の価値があります。
先日はまだぽつぽつ程度の咲き具合、明日から天気が良くなるようですので、今週末から来週あたりが見頃になるのではないかと思います。
ノウゼンカズラの見頃は夏ですが、3番花でしょうか、、、
花数が少ないのも雰囲気があっていいものです。
フヨウはさすがに見頃を過ぎていましたが、一輪咲いていてくれましたし、タマアジサイも…♪
境内の萩の花、源平萩も咲きはじめていました。
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【 サネカズラ(実葛) 】 別名:ビナンカズラ モクレン科
図鑑には“雌雄異株または同株、まれに両性花がつく”と書かれていますが、つる性で絡み合った
状態なので、雌雄異株なのか同株なのかは確認できません。
また、両性花はまだ見たことがないので、来年は探してみようと思っています。
海蔵寺へ行く途中の民家の垣根のサネカズラ、花弁に見えるのはガク片ですが、赤みを帯びていて
かわいいです。
こちらは海蔵寺の境内の石に絡ませてある株です。
1枚目が雄花、2・3枚目が雌花です。雄花、雌花ともガク片は淡いクリーム色で、和菓子のようです。
雌花は花のあと花床が球状にふくらみ、球形の赤い果実になります。
1枚目は赤くなる前、2枚目は昨年11月30日に二階堂で撮った赤く色付いた果実です。
( 撮影日:2015年9月6日 )
いままでご紹介をしてきた花ばかりですが、今年もそれぞれ可愛い花を咲かせていましたのでまた見ていただければ嬉しいです。
【 ミズヒキ(水引) 】 タデ科
花弁の上部が赤、下部が白であることから紅白の水引にたとえたそうです。
紅白の入り方に、赤が強いもの、ちょうど半々にもの、そして4,5枚目のようにほとんど白色なもの
など、それぞれ個性があります。
小さな小さな花、撮るのは風と手ぶれとの戦いなのですが、見るとつい座り込んで撮ってしまいます。
【 ヌスビトハギ(盗人萩) 】 マメ科
果実の形をしのび足で歩く盗人の足の形に見立てたという説が良く知られています。
私には足の形というよりも、アニメに出てくるキャラクターがかけているサングラスに見えるのですが…
水引の花に同じく3~4ミリと小さく、おまけに細長い花序はしなやかに風に揺れるため、悩ましいこと
この上ない花です。
【 シュウメイギク(秋明菊) 】 キンポウゲ科
秋の花と言えばこの花、瑞泉寺や円覚寺・黄梅院、浄智寺をはじめ、鎌倉ではお寺の境内を彩ります。
【 コムラサキ(小紫) 】 クマツヅラ科
紫色の実が鮮やかで目を惹きます。
大巧寺の境内にはたくさんの株が植えられていて、訪れる人の足を止めていました。
4枚目のは「シロシキブ(白式部)」です。
【 オトコエシ(男郎花) 】 オミナエシ科
秋の七草のオミナエシより強く丈夫そうにみえるということからついた名だそうです。
でもひとつひとつの花は可憐で優しげです。
たぶんオカトラノオではないかと思うのですが、名の由来であるトラの尾に見立てた花序のような長さが
足りないような…
【 タイワンサッコウフジ 】 【 イワフジ 】
( 撮影日:2015年9月6日 )
約1ヶ月ほどお知らせをしないまま更新を休んでいましたが、やっと夏眠から這い出してきました。
涼しくなり秋の花が咲きはじめましたので、鎌倉や身近なところで咲いている花をまたご紹介をしていきたいと思っています。
どうぞまたお付き合いください。
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今日は雨の予報でしたので、近くをデジ散歩。。
個人のお宅の庭に咲いていたメガネツユクサを撮影させていただきました。
この花を初めて見たのは鎌倉・大巧寺のお庭でした。
先週の日曜日、1ヶ月ぶりに鎌倉へ行った際大巧寺にも寄ったのですが、見つけることができませんでした。
2012年7月30日にアップした記事「 ツユクサ 」に説明などを書いてありますので、ご覧いただければうれしいです。
( 撮影日:2015年9月13日 )