Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

救急車

2006-12-10 | 医療・病気・いのち
 昔のワゴン車(今で言うone box car)は、作業用の車という認識であった。それもそのはず、土台はトラックであった。トラックの上に屋根と囲いをつけたという状態だ。

 当時の救急車もそのワゴン車を改造したものであり、サスペンションが良くないため、患者さんに付き添って救急車に乗ったりすると、その振動とカーブでのローリングで気分が悪くなりそうであった。患者さんもかえってひどくなるのではないかと心配する必要があった。

 しかし、ワゴン車が進化し、乗用車としての地位を築くにつれ居住性が向上。現在の救急車も随分と乗り心地が改善した。

 改善したからといって、決して運ばれる側になりたいとは思わないが、危急の時に必要な車。よりスムーズに運んでもらえるのは有り難い。

 今は亡き私の両親も、救急車のお世話になった。

 母は、最後旅立つ前に1回。
 父は、生きている間に2回。

 車を運転していて、救急車が近づいてくると、大急ぎで車を路肩に寄せる。1分1秒を争っている方が搬送されているのかもしれない。

 救急車のサイレンが聞こえる。その車の中では、あるいは緊迫した状況が繰り広げられているのかもしれない。無事を願う。