Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

ニュース

2007-07-08 | 想い・雑感
事実なんだから伝えればよい
と言われても
悪いニュースを伝えるというのは
なかなか難しいことである

特に本人の命に直接関わる
嬉しくないニュースを伝えるというのは難しい

人は自分が信じたいように信じるというのが基本だから
あまり遠回しに言っても
理解してくれなかったり

逆にあまり性急に伝えても
怒りと反発を表されるばかりだったり

その辺の間合いの取り方というものを
もっと身につける必要があるのだろう

そして何より大切なのは
伝え終わったあと
ともに治療をしていく姿勢を
見せることなんだろうなと思う

俺に出来ているか?

別の癌

2007-07-08 | 医療・病気・いのち
癌の治療を受けた後は
定期的に検査を行います
最も気になるのは再発の有無です
乳癌や甲状腺癌などをのぞき
多くの癌は治療後5年を経過すればまず安心となります

しかしその後も時には検査を受ける必要があります
もとの癌とは別の癌が新たにできることがあるからです

食道癌はかなり治癒が難しい癌です
それでも5年を無事経過する人は少なからずおられます

無事5年目を向かえた
そんな一人の方に検査を行ったところ
切除した食道の代わりをしている胃に癌が見つかりました
胃の粘膜に留まっているものでしたので
内視鏡治療が可能でしたが
もしもう半年から1年経っていたら
外科手術が必要となっていたでしょう
外科手術となると初回手術以上に
難しい手術となることが多くなります

やはり早め早めに見つけることは
大切なことです
より苦痛や危険を少なく治療を受けるためには

輸血歴があれば

2007-07-08 | 医療・病気・いのち
 手術の前には、病気の原因となる疾患に対する検査はもちろんのこと、全身状態を見るための検査も行います。そんな中には、B型やC型肝炎に感染していないか否かの検査も含まれます。

 時に、これまで検査をしたこともないため本人も知らないまま、肝炎に感染している方もおられます。そのような方は、輸血歴があることが多いのです。肝炎ウィルスを含んだ血液を輸血することによって感染してしまうのです。昔、けが、事故、手術それに出産などで輸血をした経験のある方は、ぜひ一度肝炎の検査を受けてください。

 特にC型肝炎は、感染から15年20年と経過する内に、次第に肝硬変となり、さらには肝臓癌を発症してくる危険性が非常に高いものです。

 最近では、肝炎ウィルスを体から排除できる可能性も出てきました。排除出来た場合は、肝硬変や肝癌の危険がぐっと低くなります。また排除できなくても、肝臓の繊維化(硬くなるの)を遅らせることも可能です。もし肝癌が見つかっても、様々な治療を組み合わせることによって、半数以上の方が5年以上生きることが出来ると言われています。

 輸血歴のある方は、是非肝炎のチェックを受けましょう。