Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

判断

2007-07-14 | 想い・雑感
小学校1年から2年の途中まで
通学には路面電車とバスを乗り継ぐ必要があった
今では路面電車はすっかり姿を消したしまった

途中に線路がまっすぐ伸びる場所があり
そこで電車のスピードが最も出た
車体を左右に振りながら疾走する
今から考えるとせいぜい時速40Kmくらいしか出ていなかったのかも知れないが
路面電車の場合
運転手さんのすぐそばに立つことができるので
少年にとってはわくわく物であった

電車を降りるとバスに乗り換える分けだが
そのバス停から出るバスは
大きく3方向に分かれていた
小学1年生にとっては
これがなかなかの難関で
乗るたびに間違っているのではないかと
どきどきした

あるとき2年生の男子と私(1年生)が乗り込んだ
先輩(そう1年生の私にとって2年生は頼れる先輩だ)が乗ったから
当然間違いないと思っていた    が
途中 曲がるべきところでバスは曲がらずまっすぐ進んだ
思わず先輩の方を見ると
かれもびっくりして私の方を見ていた

慌てて次のバス停で降り
二人で走ってバス停一つ分戻った

たぶんこれが
自分でちゃんと考えなくちゃ
と思った最初だと記憶している

下が育ってくれないと…

2007-07-14 | 医療・病気・いのち
実際に医者になるときに
どの科に進むか考えるものである

最近はどうか知らないが
以前は内科と外科をメジャー
その他の科をマイナーと称していた

実際に内科や外科に進む人数が多かった
今や人数だけからすると
眼科や皮膚科がメジャーといわれてもおかしくない状況のところもある
今でも内科に進む人間は多いが
外科にやってくる者が少なくなったと肌で感じる

手術という体を傷つける治療を行えば
そこに100%の安全を求めるのは無理である
しかし今の状況というのは
ちょっと何かあれば警察に捕まってしまうのだ
そして手術のリスクというものを
よく知らない裁判官によって裁かれる

外科志望が少なくなっても当然であろう

合併症が起これば
それが明らかなミスによってひきおこされたものかどうかを
まず判断するシステムが警察との間に介在する必要があるのではないか
と感じる

このままでは
きっと外科医は足りなくなる