Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

オエー

2007-08-09 | 医療・病気・いのち
二日酔いの気分の悪さを体験した人は多いでしょう
食べ物にあたったり
体調を崩したりしたときも
吐き気を伴うことがよくあります

一旦吐いてしまえば楽になるような吐き気ならまだ良いのですが
少し上がってくるようだけれど
ばっと吐くわけでもなく
いつまでもむかむかするというのは
なかなか辛いものです

癌の末期には様々な原因で
吐き気が出現してくることがあります
原因を特定して治療をする必要がありますが
様々なことが複合して吐き気を引き起こしていることも多いので
なかなか症状を取ることが難しい場合もあります

しかし末期の場合 痛みが自然に無くなることがないのと同様
自然と吐き気がおさまるなんてことはなかなかありません

なんとか吐き気を押さえてあげる努力が必要です

一般的に吐き気に対してプリンペランというお薬がよく使われるのですが
この薬だけ使ってもたいてい良くなりません
単に医者の気休めでないかと疑いたくなりそうなお薬です
でもその気休めで満足している医者も少なくないのが現実です

単に吐き気といっても
使用すると症状が軽くなる可能性のあるお薬として
10種類くらいの候補があります
また場合によっては
手術を含めていろいろな処置が必要な場合もあります

その中からどの薬が あるいはどの手段が
目の前の患者さんにとって望ましいのか
繰り返し検討することが必要です