自分自身と他の人とは
同じく人である
でも 別の人である
背景 歴史 経験などなどが違う
遺伝的素因も違う
感じ方や考え方が違う
言葉にされると
そんなことわかっている
といいたくなるが
日常の中で
他人が別の人であるという認識を
常に働かせているのは難しい
ついつい同じように感じ考えているという前提で
事を進めていきがちとなる
そのままにしていると齟齬が大きくなるばかり
だから時にはちょっと立ち止まって
ある程度共通の認識を共有していることを確認しつつ
前に進む必要が出てくる
確認のために普通は
言葉を尽くす必要がある
言葉を尽くしてもわからないことは多い
という限界は知りつつも
やはり言葉を紡いでいく必要がある
臨床の場でも
少しでも目の前の患者さんがわかりやすい
と思う言葉を選ぶ
それでもどこまで分かり合えているのか
本当のところはわからないところが難しい