Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

ただ傍に

2008-06-29 | 医療・病気・いのち
別に何も話さなくても
傍にいてくれるだけで
 心がなごみ 
    穏やかになり 
     満たされてくる

多くの人がそんな経験しているはず

逆に
自分がいるだけで
そのように感じてくれる人がいる
という事実は気がつきにくい

だから
だまって傍にいるだけ
ということが難しくなる

末期 という時期を
病床で向かえている人
24時間のうちで
医師や看護師が傍にいる時間は
せいぜい30分から1時間くらいだろう
残る23時間は ひとり

その病床に
人が訪れてくれることを
心許せる人がいてくれることを
望まぬ人はいないのではないだろうか

でも末期であることが心にかかり
傍にいるだけで言葉を紡がないことに耐えられず
病床から遠のいていってしまう人が少なくない

ただ傍にいてあげることは難しい
でも時間と場所を共有していることって
大切

緩和ケアというのは
医療が提供するだけのものでは
ないはずですね