Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

在宅酸素療法

2010-02-01 | 医療・病気・いのち
肺から十分に酸素を取り込めなくなると
地球上の平均酸素濃度(約21%)では
活動できなくなるので
吸い込む酸素濃度を高くする必要が出てくる

一日中
酸素ボンベと
行動を共にする必要が出てくる場合もある

病院を離れるためには
家でも酸素が必要となり
在宅酸素療法が開始されることとなる

ご存知のように
酸素があれば
物は良く燃える

当然酸素チューブや
酸素が出てくる部分近くで
火をつければ
可燃物に燃え移ることになる

在宅酸素療法を行っている人の中には
そのような引火で
命を落とす人もいる

その半数くらいは
喫煙からの引火

在宅酸素療法が必要となる方の
かなりの割合は
喫煙が原因でしょうが
酸素ボンベと行動しなければならなくなっても
禁煙できなかったため
結局タバコで命を落とした
ということになるのでしょう

もちろん亡くなった方の半数は
喫煙以外が出火原因ですから
在宅酸素療法をされている方は
酸素マスクやチューブを
火気に近づけないよう
十分注意してください

日々決断

2010-02-01 | 想い・雑感
通勤は
片道バイクで20分
朝 空を見上げ
小雨模様だったり
雲行きが怪しかったりすると

バイクかバスか
しばし迷う
ネット上の局地天気予報も
頭に置きながら
最終決断

ええい
バイクだ!!

今日は
はずれ

10分くらいで
本降りに

お尻が 冷たい

胃全摘後の貧血

2010-02-01 | 医療・病気・いのち
胃癌に対して手術を行った場合
術後5年が経過すれば
再発の可能性はきわめて低くなるので
根治と考えることになっている

しかし
胃全摘を行った場合には
胃を失ったことによる障害が起きてくる可能性があるので
そこを理解しておく必要がある

その一つが
貧血

胃がなくなると
特にビタミンB12の吸収が悪くなるので
食事でたくさん摂取するように努力しても
体に不足することはしばしばある
だから
注射として直接体に補給してあげる必要がある

ある方がひどい貧血で紹介されてきた
貧血が起こる理由は大きく二つに分けて
体が赤血球を作れないか 
体から赤血球が逃げていっている(出血)かである

原因検索を行った結果
胃全摘後のビタミンB12欠乏と判明
紹介されて来られたときからその可能性が高いと思い
ビタミンB12の注射を開始していたので
検査が終わる頃には
貧血もやや改善傾向

これからしばらくは頻回に注射が必要だが
必ず貧血は改善していくと思われる

全摘を受けた方は
頭の隅においておきましょう