トンボが病院の廊下に迷い込んでいた
おそらく渡り廊下から迷い込んできたのだろう
廊下を行ったりきたり
トンボの目は複眼になっていることを習ったのは
小学生の頃だろうか
彼らが2万個ほど集まった眼から得た情報を通して
世界をどのように見て
どのように認識しているのかわからないが
少なくとも窓というものは認識できずにいるだろう
物事を多角的に見て 考え 判断しろ
とうことで
複眼的思考という言葉を使うことがあるが
確かに多くの眼から多くの情報を得たところで
考え 判断する力がなければ
その情報を活かせないのだろう
複眼視した上での 思考が必要なのだろう
振り返ってみると
私自身も
狭い空間 思考空間を
ゆらゆらと漂っているだけで
物事を多角的に見て 考えるなんてこと
できてない
捕まえ外に逃がすことはできなかったあのとんぼ
どうなったかなぁ