水牛だったのか

モッツァレラチーズというのは
本来水牛のミルクから作るものだそうで
本場イタリアでは
それに牛乳のミルクを混ぜ
原料費を節約していたことが
問題となっている

ちょっとケチろう
という精神は
日本の産地偽装精神だけではなく
世界共通に存在するようですね

私はピザ作成の際には
敷き詰めたチーズの上に
モッツァレラチーズを
散らして用いるのですが
このニュースに触れるまで
水牛の乳とは知りませんでした

だから
私のような
無知な人間には
牛乳を混ぜても
大勢に影響はないですね・・・

生検

胃癌として紹介されてくる場合
紹介もとで
病変の組織を採って
病理結果がまだ出ていない場合がある

内視鏡で胃の組織を採って調べる（生検という）場合
その結果は以下の５段階に分けられる

グループⅠは正常
グループⅡは炎症など
グループⅢは良性腫瘍（腺腫）
グループⅣは癌の疑い
グループⅤは癌

内視鏡の所見では癌だろうと思っても
グループ４までの結果しか出ていないと
なかなか手術に踏み切れない

やはり確実に病理で癌と診断されていないと

ただし
年余にわたり
生検を繰り返し
グループ３や４しか出なかった人で
結局病変が大きくなってきたために手術を行ったところ
切除標本では
癌と診断されたという例も見たことがあるので
生検結果がすべてであり　確実とは言い切れないので
なかなか悩ましい

大寒？ 体感できず

バイクで通勤すると
外気を直接感じるので
日々の気温変化がよくわかる

今日は大寒ということだが
ほとんど寒さを感じない

この一週間の気温変化は激しく
数日前は
朝出かけるときに氷点下だったのが
今日の帰宅時は１５℃

これほど
気温に変化があると
体が対応できるか否か
ちょっと不安である

気温計

バイクについている気温計
車なら外気温を計測するということになるのでしょうが
バイクの場合もともと外に身を置いているので
そのまま気温計

先日モニターの気温表示が点滅しているのに気づいた
どうも気温が３℃以下になると
警告のために点滅するようになっているようだ

３℃くらいでも
状況によっては
路面の凍結があるから
注意しなさい
と教えてくれている

特に橋上などは
危険地帯

バイクの場合
そのまますべるというより
転倒してしまうから
ご用心　ご用心

転ばぬ先の杖
と言っても
バイクで杖はつけないから
そんな日は
バイクに乗るなということなんでしょうかね

小林繁

あっけないものですね

小林繁氏が
急逝

かつて
巨人　大鵬　卵焼き
というもっとも一般的少年であった私は
振りかぶったとき
体が少しかくっと下がり
サイドスローで投げ込む氏の姿に
かっこよさを感じた

空白の一日事件以来
巨人にも
野球にもなんとなく興味を失い
今ではほとんど
野球中継を見ることなどない

阪神に移ってからの
氏もまたかっこよかった
縞のユニホームが
これまた似合った
だからと言って
阪神ファンになったわけではないが
実にその姿はさまになっていた

５７歳で心不全

背部痛を訴えたというから
心筋梗塞
大動脈瘤なども考えられるのだろうが
ニュースでは
心不全としか出ていない

死因を詮索しても仕方のないことだが
今年もコーチとして活躍する予定だった
強い肉体をもった男が
５７歳で急逝してしまう原因とは何か
知りたい気がする

15年

15年前は
山間の町立病院に赴任していた
外科部長の官舎は
病院敷地に隣接しており
玄関を出て病院の建物内に入るまで２０歩程度
ほとんど病院に住んでいる状態だ

朝 通勤？して病院内に入ると
待合室のテレビのなかで
とんでもない大地震が関西で起こったことを伝えている

そしてその2ヵ月後には
やはり待合室のテレビが
東京の地下鉄での惨事を伝えることになる

なんとも痛ましい出来事が連続した
年明けだった

あれから15年
あっというまに月日は経ったが
深く深く傷を負ったままの方が
まだたくさん居られる

時間が必ずしも
解決してくれない嘆きを抱えたまま
生きていく

思い出すとまだ傷が痛む
いや　そのときより
強く痛むかもしれない

でも
生きていく

連続した二つの出来事に関係した人に限らず
ほとんどの人は
そのような傷を　痛みを　守りながら
生きていく

ＪＡＬ

ＪＡＬに対して
随分と税金をつぎ込むようですね
私とすれば
ＪＡＬが無くなっても
あまり影響がないような気がするのですが
やはりつぶしてはまずいのですかね

それにしても
利用客をめぐって
競争しているであろう
ＡＮＡその他の航空会社は
ＪＡＬに対する
公的資金投入に対し

「そんなの　不公平だ！！」

と
怒らないのは
なぜなのでしょう

単に
怒りの声が
伝えられてないだけなのでしょうか

不思議

喫煙リハビリ？

入院病棟には
喫煙場所など設置されていない

外来棟と
入院病棟をつなぐ廊下の途中にある扉をあけ
囲いの無い１０ｍ程の渡り廊下の先に
３畳ほどの喫煙ルームが
ポツンとある

胃癌が食道にも浸潤したＫさん
手術前に禁煙をするよう説明したが
効果なし

にこにこしながら
「なるべく減らしています」
というのだが
煙草のにおいが漂っている

術後肺炎を心配したが
恙無く過ぎ
術後４日目には
１階の渡り廊下を
点滴台を押しながら歩いている姿を見つけた

なんと
喫煙室への
小旅行を開始していたのだ

こうなってくると
煙草を吸いたいという意思が
術後のリハビリになっているという事もできるので
特に注意しないことにしましょうかね

酵母

一時期凝っていた
ピザ作りを
最近３回ほどした
ところが
コネコネ終了後発酵させても
あまり膨らまない
ドライ・イーストを予備発酵させても
あまり膨らまない

ドライ・イーストを
新たに購入して
再度作成

すぐに２倍くらい膨らんだ

ドライ・イーストは
胞子として存在しているとイメージしていたので
少々放置していても大丈夫と思い込んでいたが
やはりだんだん元気がなくなるのですね

生命だから
当然と言えば当然だが
認識を新たにした

わたなべの ジュースの素

顆粒タイプの
ビタミンCを口に含んだ
何か　懐かしい味

そう
「～わたなべの～♪
ジュースの素です
もう一杯～♪」

今も粉末ジュースはあるのでしょうか
子供の頃は
おいしく感じたあのジュース
今飲んでもおいしいかなぁ

それにしても
味覚というのは
脳に直結しているようで
これまでまったく記憶にのぼらなかった
粉末ジュースが
突然　奥底から　よみがえってきました

前立腺がん

胃癌や大腸癌の方は
手術後５年間は
定期的に検査を行う

再発の有無を検索するのが
主たる目的だが
他の病気がないかを見るのも大切

そんな中で
６０代以降の男性患者さんに対しては
１～２年に一回は
PSAというのをチェックするようにしている
前立腺に関する腫瘍マーカーである

７０代男性の２～３割に
前立腺がんが存在するといわれているが
特に症状もなく
前立腺がんを持ったまま
他の原因で亡くなる人が多いといわれ
症状も何もないことだって少なくない

つまり必ずしも全てに治療が必要となるわけでもないわけだが
PSAが高値を示し
泌尿器科に紹介した患者さんの中には
手術が必要となった方もおられるし
癌の中ではおとなしい前立腺がんも
進行すれば肺や骨に転移を起こしやすいので
注意している

男性の方は
ある程度の年齢になれば
PSAをチェックしてもらってください

間寛平さんが前立腺がん
との報道を見て
ちょっと気になりましたので

セーフティー ネット

雪を見ていると
スキーに行っていた頃を思い出す
冬になると
積雪情報をチェックし
週末が近づくとそわそわ

一旦ゲレンデに着けば
リフトが動き始めてから止まるまで
ほぼ滑り通しだった

ところで
ゲレンデでも高い位置を通るリフトの下には
ネットが張ってあることが多かった
おそらくこれもセーフティーネットと呼ぶのだろう
ネットがしっかりしていれば　安心だが
ところどころにほころびがあるようなネットだと
なんだか不安になった

医療という社会のセーフティーネットも
今やほころびが目立つ
昨年の病院倒産件数が過去最高と聞き
さらに不安は募る

いまどきの病院は
設備投資のやりすぎとか
放漫経営などということはまず考えにくい
昨年の病院倒産の原因が
診療報酬引き下げが主体となっているところから見ても
これは完全に政治の問題である

ほころびのないセーフティーネットで
安心したいものである

基線

モニター画面を流れゆく
心電図波形

形が崩れても
リズムが乱れても
心臓の発する電気信号を拾い
何らかの波が現れ　流れていけば
時がずんずん進んでいることを
実感できる

心臓が静止すれば
心電図の波が消え
僅かな基線のゆれを除けば
心電図が一本の線になる

線も動いているはずだが
目には動いているように見えず
病室の時が止まったかのように感じる

でも時は
ずんずん流れている
流れに乗って
いままであった命がどこに行くのか
その心は存在しどこかに流れていくのか
　はたまた留まるのか

だれにもわからないけれど

そんなことはお構いなしに
時は
ずんずん　流れ行く

術後のお酒

「正月　家内とお屠蘇を飲む飲まないでけんかになり
『胃の手術のあとお酒呑んだら死ぬよ』
とまで言われたが
先生本当ですか」

一般的に
胃の手術をしたからと言って
お酒を禁止する必要はないし
お酒を飲んだからと言って
命に関わることはほとんどない

但し
奥さんがここまできついことを言うということは・・・

「○○さんは以前はお酒をよく飲まれていたのですか」
「はあ　ほとんど依存症と言われるくらいでした・・・」
「奥さんはおそらくそこを心配されているのでしょう
胃を切っても少量のお酒ならまったく問題ないですが
ちょっとのつもりで呑み始めたお酒が
少しでおさまらなくなったら
奥さんが言われるとおり
命に関わります
せっかく手術後呑まずにこれたなら
呑まないほうが良いと思います」

外科医が
アルコール依存症自体の治療に関わることはないので
その治療がどれほど難しいかはよくわからない
しかしすでにそれは病気であり
完治は困難と聞いたことがある

○○さんの場合
せっかく胃癌を克服しても
ここでアルコールを再開すれば
本当にアルコールで命を落とす可能性がある

同じ胃癌という病気にかかった人でも
その人生は
一人ひとり違う
術後の注意点も
また　皆違う

手品自体を味わいたい！

趣味でマジックをかじっているので
その手の番組があると
録画してみる

しかし
どうも
テレビ局の構成が
鼻につく

私とすれば
マジシャンの立ったステージを
正面から撮影するカメラ画像を
なるべく動かさずに　画像を切らずに
静かに
見せてもらえれば十分である

マジシャンも客席から
見て面白いように
考えて演じているはずだし
流れや音楽も考えているはずだから


ところが
実際の番組は

１：やたらと画像が切り替わる
２：こけおどし的タイトルを流す
３：演じている途中でいらぬ解説をする
４：ゲストタレントの驚く姿を途中で入れ画像の流れが途切れる
５：ゲストの感想を聞く(聞きまくる）
　　　　　などなど
とにかくそっと　じっくり見せてくれないのだ

また
くどいほど
リプレイ画像が流されることもある
演者の希望ならばいたしかたないが
基本的にマジックは
一回きりのものだと思っているので
これもいらぬことだ


こちらは
マジシャンの芸を見たいのに
編集の技術を見せつけられている感じがする
それも手品を見るうえで
邪魔にしかならない技術を