Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

ゴリン

2012-07-22 | 想い・雑感
店のかたに
らいしゅうからごりんですね
と言われて
何のことか少しの間分からなかった

あぁ…五輪ですね

身の回りで五輪の話題なんて
皆無

あまり興味がないけど
始まれば少しは気になるかも

東京オリンピックの時ははもちろん
メキシコのときも
かなり日本中が盛り上がっていたけど
ここのところ
今一つ

ですね


タール便

2012-07-22 | 胃の診療
最近あまり見かけないが、昔道路工事の現場を通れば、真っ黒なコールタールを見かけた。真っ黒でべっとりした液状物質。これに似た状態の便をタール便と呼び、上部消化管(食道、胃、十二指腸など)からの大量出血を示すとされている。▲これは赤血球中のヘモグロビンに抱えられた鉄(ヘム鉄)が酸化されることにより黒色を呈するとされる。どろっとなるほど出血してない場合は黒色便となる。▲胃癌自体からの出血でもこのような症状が出現するが、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、時に大量の鼻出血でも出現する。いずれにしろ、消化管への出血という異常事態が起きている可能性があるので、もし便が黒くなっていれば診察を受ける必要がある。▲ただ、便が黒いだけなら、貧血に対して鉄剤を服用しているときも、鉄の酸化に伴い便が黒くなることがある。

靄?雲?

2012-07-22 | 想い・雑感
最近地上からかなり近い位置に
雲が発生するように感じる
靄かな とも思うのだが
どう見ても雲

決して山間部などではないのに
手が届きそう

水蒸気量が
地上近くでも
飽和に達しているのだろうか

これまであまり見たことがない現象

空気中の水分量が
きっと随分増えているのだろう
今年の夏はスコールのような雨に
これまで以上の警戒が必要かもしれない

すぐに

2012-07-21 | 想い・雑感
ボタン操作で

ものを動かし
必要な資料を見つけ出し
解答を見出し
電気をつけ
電話をかけ


指先のちょっとした操作で
いろいろできるし
答えもみつかる(ような気がする)
時代を生きていると

問題解決まで
忍耐強く待ち 努力をする
なんてことを
できなくなってくる

病気だって
ちゃちゃっと
治るもんだと
思ってしまう

なかなか
そうは
いかないのだけれど

症状緩和のみでいきたい

2012-07-20 | 想い・雑感
「痛みなどに対する対応は希望するけど
抗癌剤の使用はしないことにしたいと思います」

これまで詳しく説明をさせていただき
ご本人と配偶者も
様々な情報を集め
悩んだ末の結論

当然尊重します

積極的治療を行わないことの意味まで
十分理解されたうえで
この結論に至るまで
悩み 嘆き 苦しみ 泣き 苛立ち 哀しみ …

どのような思いか
推し量ることは難しいのですが
想像するだけで
胸に堪えます

少しでも症状が楽になり
ほんの少しの微笑みでも
顔に戻ってくることを願います

つながり

2012-07-19 | 想い・雑感
半年以上生きるのは難しいだろう
と思われる末期の方

病床の傍らに
Facebookの入門書

なにかに
誰かに
つながっていたい

という気持ちのあらわれ
なんだろうか

Facebookでの繋がりは
当然実際に会うのとは大きな違いがある
でも距離感の調節という面では
優れている

体調が悪い
でも
繋がっていたい

というときにも
ありがたいツールなのかもしれない

昔だったら…

2012-07-17 | 想い・雑感

20~30年ほど前なら
あと数か月の命だろう
と思われるような進行胃がんでも
抗がん剤治療で
平均1年以上生き続けることができる時代となった

現在は昔に比べると有効率の高い抗がん剤あるからである

ただ
薬が効けば 
という条件が成り立って初めて
数か月だった命を1年くらいまで延ばせるだけだから
どの薬も効かなければやはり数か月の命なのである

だから説明の時
薬が効けば… という条件に少し力をいれて口にするのだが
効かなきゃ数か月 とはっきり言葉に出すの
やはりははばかられる

明日への希望を失って
今日を生きるのは難しとおもうから

実感

2012-07-17 | 想い・雑感

進行がんであることを知らされたとき
比較的平気な顔をしている人
あるいはその後しばらくの間
元気に治療に立ち向かう人
は少なくない

ショック第一撃を乗り越えたかのように見える
しかしその場合
進行がんという言葉を聞いた という程度で
その意味するところを理解している人は少ないかもしれない

治療効果が目に見えて出てくる場合はそれでも良いのだが
新たな症状が出てきたり
思うほど治療効果が出ていなかったりすると
次第に増える病気に対する知識が単なる知識ではなく
我がこととして実感できるようになってくる

その時襲ってくる
落ち込みの第2派を乗り切るのは
なかなかタフな試練である

希望を持てる話をしたり
気になる症状を取り除く努力をしたりはさせていただくが
自分自身がこの世からいなくなるかもしれない
という不安 恐怖 悲しさ …
それらを実際に乗り越えるのは
最終的に自分自身でしかありえないのだろう
と感じる

健康で行こう

2012-07-16 | 想い・雑感
健康になること自体が
目的となっているように感じる人がいる
あるいは目的化させるような
健康産業がある

なにかやりたいこと
 夢
理想
目標
などがあり

それをめざし行動していくのに
健康であった方が良いかな
ということなんじゃないかと思うのですが

だから
ブログタイトルは
健康になろう
ではなくて
健康で行こう

物語

2012-07-14 | 想い・雑感
人はそれぞれの人生を歩み
それぞれの物語を綴る

病を得たとき
その物語に
医師という登場人物が現れることが多い

でも当然
主役はそれぞれの人
その人の物語の中で
端役に過ぎないものが
その人のありようを決定しようとするなんて
思い上がりも甚だしい

医学的見地から
たとえ正しいと判断しても
その人の筋書きの中で
正しい 望ましい 判断かどうかは
本人が決めること

意見を述べた後は
本人の決断を待つのみ

記録的

2012-07-14 | 想い・雑感
記録的豪雨とメディアが伝える
雨量という記録を取り始めてからみると
かなりひどい雨の降り方ということになる

とはいえ
その記録を取り始めたのは
それほど昔の事ではないであろう

きっと同程度
あるいはもっと強い雨の降り方も
記録を取り始める前にははあったはず


豪雨による災害は
人の営みが被害を拡大したという面も
あるんじゃなかろうか

久住や阿蘇をツーリングで回ると
年々見通しが良くなる気がする
木々の伐採があちらで こちらで

降りおりてきた雨粒は
木々の少なくなった山肌を
急ぎ足で駆け下り
一気に低地へ向かう

観光を呼び込みたいという望みが
川沿いに住む人の絶望を呼び込む

そんな図式も
描けるような気がする

ホメオスターシス

2012-07-12 | 想い・雑感

私たちは日々体に必要なものを摂取し
不要なものを排泄して生きています
体内の物質を入れ替えながら
恒常性を維持しています

この体の恒常性をホメオスターシスといいます
ホメオ(homeo:同一の)スタシス(stasis:状態)です

医療行為というのはこの恒常性をかき乱す方向に向かうものが多いので
なるべく無理がかからないように注意して治療を進めます

これから夏本番を迎えると
脱水のことが気になります

ひとの体の6割は水分
その水分が奪われているのに
補給されないでいると
ホメオスターシスの維持が難しくなり
ひどいときには命に関わります

こまめな
水分補給が必要です

胃壁深達度

2012-07-12 | 想い・雑感

胃の壁は層構造になっている。胃癌はその一番内側の粘膜(粘膜固有層)からが発生し、次第に深くに向かっていく。胃癌が胃の壁のどの深さまで達しているか、というのが胃壁深達度。当然深くまで癌が入り込むほど、進行度は上がり、転移の可能性も高くなる。☒一番内側の粘膜固有層というところにとどまっている癌ならば、転移の可能性が極めて低い。癌の部分を取り去ればまず治ると思われるので、内視鏡下の切除で充分。☒少し深くの粘膜下層まで進展すると、特にその層に0.5mm以上入り込むと、転移を起こしている可能性が出てくる。ただその転移は胃周囲のリンパ節にとどまっている可能性が高いので、手術できちっと切除すれば根治可能。☒さらに深くに入っていくほど、肝臓その他の臓器に転移を起こしている可能性が高くなる。手術の際にわからないような小さな転移巣が、後になって再発として現れてくる可能性が出てくる。☒癌が胃の壁の外にまで顔を出せば、腹膜播種といってお腹の中にがん細胞がばら撒かれた状態になる可能性が出てくる。さらに周囲臓器にまで癌が直接食い込めば、その臓器まで一緒に切除する必要性が出てくるが、切除自体を諦めることもありうる。☒胃癌が胃壁の浅いところにとどまっているうちに、見つけてもらうのが大切。特に粘膜固有層にとどまっているような癌を見つけてもらうには、専門家に定期的に内視鏡検査をしてもらうほうが良い。

糸トンボ

2012-07-12 | 想い・雑感

トンボの名前は
オニヤンマ
シオカラトンボ
赤トンボ
しか知らず
細身のトンボは糸トンボとしか認識できない

最近黒い羽をもった糸トンボを
庭先などでよく見かける
ひらひらと飛ぶイメージで
飛行速度は遅いだろうと思っていた

ところが自転車を漕いでいるとき
その糸トンボが少しの間並んで飛んだ
おそらく時速15~20Kmは出ていた
と思うのだが
同じ速度で並んでいた

トンボにとってそれが最速なのかどうかわからないが
予想以上の速さに驚いた